視覚

苦難や悲しみを抱えている人がいる

平和で穏やかに過ごせている自分　

何も知らないくせに比較して

手を差し伸べるわけでもないのに　

罪悪感を感じる自分に嫌気がする

心配　不安　何かしなければ…

そう感じるのは何故だろう？

皆が心地よくあるように　把握しようと

目に入るものを見続け観察する

上手くやっていけてると思っていた

木の葉が広がるように　どんどん広がって

目の奥が痛くなる

いつの間にか焦点を見失った

本当は　中庸に在りたかっただけ

本当に見るものは　「そこ」にいつもあったのに

全く検討違いに　すり替えて見ていた

「それ」を見ないようにしてきた

視覚モードの切り換え

見に行こうとするのをやめた

全ては　ただそう在るだけ

ただそれだけで良いのかもしれない

本当に見たいもの 見るべきものを

クリアな眼差しで見ていく

それは今までとは

全く違うものになるけれど

自分にはそう見えるのだから

それでよい　と思う

みんなも　それで良いのだと思う