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hideMUSEUMに行ってきた

どうしても行きたくてたまらなかった「PSYCHOVISION hide MUSEUM since 2000」に行ってきた!

わたしがhideを知った日は、くしくも彼が違う世界に飛び立ってしまった1998年5月。
朝起きたらワイドショーでショッキングな報道をしていて、 toshiが悲しみを堪えながらForever Loveを歌っていて、YOSHIKIのピアノから動揺を抑えきれない様子が伝わってきて、大勢のファンが泣き叫びながら霊柩車を追いかける姿が衝撃的で、今でもよく覚えている。

その後、hideの音楽をちゃんと聴くようになり、ビビッドだけど繊細なパフォーマンスにすっかり魅了された。でも、リアルタイムでhideを見ていないこともあり、「どこか遠い世界にいたすごいアーティスト」という感覚がずっとあった。まるで、ジミヘンやカートコバーンのような存在だった。

だけど、展示コーナーに足を踏み入れると、幼少期に使っていたそろばんやパスポート、友達に宛てた年賀状(YMOに時代を感じた)、習い事をたくさんしていたことや、おばあちゃん子だったこと、音楽が大好きだったエピソードを垣間見て、「わたしの幼少期と重なるなー…」と、彼の存在が初めて身近に感じられた。

さらに、hideの衣装や着けていたアクセサリーの、少し擦れた傷や履き潰した跡を目にして、「ああ、hideは生きていたんだ…」と、彼が確かにこの世に生きていた証を初めて感じて、思わず泣きそうになった。ペイントが施されたギターにも、モッキンバードにも、ノートに書き留めた詩やイラストにも、全てにhideの魂が宿っているように感じられて、愛おしくて仕方なかった。

その後は功績の証であるプラチナディスクやトロフィー、亡くなる前日のサインが飾られていた。hideが作り上げる未来をもっと見ていたかったし、今この世界にいたら、どんなふうにファンを楽しませていたんだろうと想像せずにはいられなかった。

最後のコーナーに飾られていた生前最後のフォトセッションの一枚を見て、「hideと出会えてよかった」と、心から思った。この横顔、美しすぎる…。

hideの世界観に触れて、なんだかとても元気づけられている自分がいた。いつも前向きな彼の感性に触れて、「羽根を広げて、これからも羽ばたいていきたい」と思った。

すごく素敵な時間をありがとう。hideを好きでいてよかった。これからもずっと好き。

【今日の一曲】
MISERY/hide

hideの曲で一番好きです。落ち込んだときに背中を押してくれる、優しくてかっこいい一曲です。

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