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一言多い

ここのところ毎日4時間残業で先月は休みは1日しか無かったのでLINE電話をことごとく無視している人が実は数名いた。

自分が我慢できず匙を投げた人達。

自分も人様にやらかしている自覚があるから
面倒でも向き合う事にした。

さて、話を戻して
「話をしたく無い」その人達の共通は
「口が悪い」
「一言多い」
まあ口が悪いはさておきとして。

【一言多い】を辞書で引くと
言わ無くてもいいことを付け加えて言うさま。

実はその人達は決してやたら口数は多い訳でもない。でも自分の中では一言多い人になる。

先日の会話
A「美味しいね」
B「ここより銀座の店の方が美味しい」
けんもほろろな回答だと思った。この会話には他にも数人居たけど空気読めよと言いたげだった。これも口が悪いというよりは一言多い人扱いになるのでは?


でも本当にそうなのか?

ずっと引っかかる考えがある。
一言多い人って実は
「相手とのやり取りのミスマッチ」なだけじゃないのか?という事。

自分のぼんやりした考えでは
A(相手)の求めている返事の速度で変わる。

先日の会話
A「美味しいね」
B「美味しいね」
A「もっと美味しい奴食べてみたい」
B「ここより銀座の店の方が美味しい」
これは一言多いとは多分思われない。

一言多いかどうかは
実は
結論までの会話の長さが違うだけじゃないのか。

そもそも人に対する印象が人それぞれにかなり違う。世界中がその人は一言多いと言う訳でもない。一言多いの基準ってどこなんだ?と言う疑問からぼんやり考えていた。

すごく仲良しの会話であれば
A「美味しいね」
B「ここより銀座の店の方が美味しい」
A「マジ?来月行く?」
別に一言多い人には感じない。

つまり相手の話の進展度が合う合わないだけで
評判がいい子はそれを見抜く力があるのだろうと思う。
無口な人が嫌われにくいのはテンポのズレを感じ無いからなのでは?と。
この場合、Aはもっとおいしいお店を探してみたいと思っていたら
まさに自分の想定する答えな訳で、空気読めとは言われない。
相手が単に受けて止めているだけと言ってしまえばそれまでなんだけど。


まだはっきり自分の中で一言多い現象を処理しきれてないので
文章にしてみても尻切れトンボみたいな話になってる。


イケメンでも可愛い子でも無くて
その会話のテンポだけかもと思うと
人の好き嫌いは思うより複雑なのかも知れない。



自分の気持ちの多くは
「嫌いになるように思わない」が前提。
嫌う労力が兎に角無駄なのだ。
自分を嫌っている人が向ける顔を見ても
あんな表情自分はしたくないといつも思う。

どんな美人もイケメンも
嫌いという人に対しては
苦虫を嚙み潰したようなというか
なんとも魅力に欠ける表情。
モテる人達は隠しているつもりなのだろうが
ばっちり現れている。


少なくとも自分を好いてくれる人の前で
この顔を誰かに向けてしたくはない。



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