PINK HOUSE は永遠の地
そこそこな年齢の女性なら知るこのブランド。
洋服に熊のぬいぐるみとか付いちゃうし、よくわからないコサージュとか付けちゃう。過剰な装飾とも思えるこの服装。
男性はわからないだろうから端的に説明する。
宮川大介花子の花子さんの以前の服。(全身写真が見つけられなくて残念)
宮川花子さんは現在のお洋服は自作のニットがメインだそうです。
こんな感じでひらひらと柄物にアイテム付きの服。
これが全く似合わない。好きじゃないのに敗北感。
スキじゃない人は似合わなくてもいいじゃん、と言うであろう。
しかし自分には【これが似合う】が憧れなのだ。
この服は、
外へ外へと
内側から出る力が大量にある人が似合うのだ。
かつ、財力がかなり必要になる。(後程サイトを張っておきますが、割と目から火が出るお値段なんですよ自分には)
話を進める。
お洋服大好き仲間がいた。彼女は決して見た目は良くない(言い切り)。
悪く言えばお互い近眼デブスで自分が西の横綱で彼女が東の横綱だ。
ある日、値段が値段が恐ろしいのは知っていたのだが、腹をくくって彼女とPINKHOUSEに足を踏み入れた。
床が木なのも結界がある証拠だ。
辛うじて自分はTシャツを手に取る。彼女もカットソーを手に取る(どちらも服としては一番値段が安い)店員さんが笑顔でそのTシャツにはこのスカートが合うんですよと勧めてくる。値段はモザイク掛けした。
東の横綱がなんと試着室に入るではないか!!
自分もスカートを勧められたので試着だけする事に。
試着室から出てきて東の横綱を見た。
彼女が覚醒していた・・・・
流石東の横綱、恐ろしい子!
服を着こなしていたのだ!!!
あの過剰な装飾に負けないどころか彼女を執拗なまでに押し出してくる!チョコフレークを一気食いする事とか、スキな人に自作の推しキャラの薄い本をセットにしてプレゼントする所とか、大量に書いた自作の漫画をサイン入りで自費出版しちゃう所とか、やたら焼酎に限り強い所とか、もう全部が、かめはめ波の様に周りを射抜く。
かたや自分は小学生の女の子が自分の人形に初めて洋服を作って着せたようなコレジャナイ感。店員さんの目にもそれが見て取れる。
ああ、負けた・・・
そっとTシャツを置く。これは自分のシマじゃない・・・。
彼女は意を決して、カットソーとスカートを購入。ほぼ2桁万超えるが
モビルスーツを着た彼女に敵は居ない。
これほどまでに自分を表現する服があるのか?
否、自分はいまだ見つからない。
それ以来PINKHOUSEに足を踏み入れる事は無い。
きっと自分にはPINKHOUSEは最期まで行きつく事ができる気がしない。
https://www.melrose.co.jp/pinkhouse/