知らない人を知る。
コロナ禍がまたぶり返してきたので、予定していた展覧会が中止を行く支度に知る。どうしたものかと悩む。次回を考えるがGWは仕事を沢山する予定なので行ける時に行こうとなった。
行き先が決まら無いが、意識が完全に美術館になっていたので他を探す。見たい美術館は遠方ばかり。もう一度展覧会を検索。豊田市美術館に決定。
企画展は ボイスオブパルレモ
パルレモさんを正直全く知らないので、知識無くどこまで楽しめるのか不安のままお出かけ。
この日の出発は午後からになり、移動時間が長いので長居はできない。
豊田市に着くなりあるお店に向かう。
目的が有るが、店員さんが忙しそうで店内を見るだけで終わる。不発。かなりの距離を歩いて来たのにな。無念。
ここから美術館まで歩くか?と思ったけど40分が惜しい。タクシーを呼ぶ。
あっという間。
歩かなくて良かった。今既に16時。日が長くなっている事をまだ慣れていない。タクシーでチケット200円引きの券を貰えたので使う。チケット売り場の物々しさ。コロナになってワクワクとは違う気持ちでチケットを受け取る。
時間も時間だけど、そこそこ人は居るので人気なのかな?
作品は映像・オブジェと多種多様。何故か観ていて居心地が悪い。眠れない夜みたいにそわそわする。マン・レイの様なありふれた日用品を使う作品を観ても落ち着かない。
何なの!
これは恋⁇
とまでは言わないけど、作品自体は訳がわからないがなんだか脳の裏側にくる。
結論 この人好き。
ほんの数時間前は知らない人なのに今はこの作品や作家さんをもっと知りたいと思う。不思議。
作品は一部撮影できる所がある。(パルレモさんの作品では無いけど、影響を受けた作家さんのもの)
移動中、階段下の光と影が綺麗。
ここから撮影可能エリア。
真ん中の作品に近づく。
おおぅ。
手前の作品を
「ただのダクトじゃん」って言わない言わない。
この作品を撮影しようとしたら学芸員さんが
震え声で
「上に薄く牛乳🥛が張っています。少しの振動で決壊するのでキョ、距離を!」
怖い。
閉館時間になり、慌てて図録を買い、そそくさと外に出る。
夕暮れの光が綺麗。
建物に映る影も綺麗。
泡立つ池をぼんやり眺めていたら落ちそうに。
危ない危ない。
この坂がクレーの【パルナッソスへ】みたい。
いいなここ。夕暮れ時にまた来たい。
ずっしりと重い図録を
今度のお休みの時に見ようと思った。
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