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今どきの若いもんは!

新人類とその当時言われていましたが、石器時代に逆走していた様です。怖いですね。

デジタルネイティブとかスマホ世代とかあれこれ言われる30代以下の人達とお仕事をしていますが、横並び上司の人達はそんな彼等を理解できない系の話をよくしている。

所詮小物の自分なので、笑顔で『本当にそうですね〜』と言いつつ、年齢以外はそんなに違うかなぁ?が、自分の正直な感想。

例えば自分はドイツ人の気持ちがわからないが、ドイツの美術は素晴らしいと思う。それと同じで環境が異なるだけで、本質は同じ人間なんだよね。この場合美に対する意識だけど。

横並び上司と同世代にしては早咲きの、ネットやPCには触れる機会が多い方の自分からすると、ネットで知り得る事ができるという事は、情報の差による分断化が当然進むと言う事を身に染みている。

これ、40代以上の人は同じ様に感じているかは自信が無いけど、『noteって知ってる?』って聞くと『知ってます』若しくは『知らない』(と言って、手元のスマホで検索)そこで会話は終わる。そう、話が盛り上がらない。

まず『教えて』と言うやり取りは消滅する。ネットが無い時代は相手に自分の話をするのにも相手にある程度何かを伝える事と相手もそれを汲み取る事が双方必要になる。つまり今どきのインタラクティブなんだよね。

教えると教えてもらうが無いので、興味が聞く側に無ければそこで会話は終了。つまり相手次第でかつ気まぐれ。

少し前のネットスラングのggrks(ググレカス)も、まだ40代には寄り添える感覚がある。何故って、それ位調べろよ!って意思表示が有るけど、今じゃTwitterのトレンドや仲間内の流行だけで充分過ぎる情報量。さして興味も無い相手の為に更なる情報は不要なのかもしれない。だから好き嫌い以前に相手の意識のWi-Fiは切断される。意思表示など既にない。

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別に昔からある事ばかり。特に何かが変わった訳では無い筈なのに。

自分で調べるなので教えてもらうという事に不慣れな人達だから、自分が自発的に深く調べる気持ちにならないと教えてもらおうと働きかけることができない世代が今の若い人達かもしれない。

相手に教えてと言わない=相手は不利益になっていない(時間を取らせていない)から、自分で疑問に思い調べてそこそこな回答が得たのだからそこで十分と認識してしまう罠はある。

だから40代以上の上司の口癖に多い「何で聞かないの?」も、それが単純作業の話であっても、若い人たちはそもそも聞くという作業は真っ先には存在しないのだ。逆も然りで若い人達は教える作業も真っ先に存在しない。まず調べたから落ち度は無い訳だ。でも、そもそも調べたところが違っているかも知れないまでには至らない。更に仕事であれば同僚に確認して安心して終わる。

そして、いざ調べだすと訳のわからないネットのマナー教室とか一般常識(?)をうのみにして一律おんなじ服装で面接に来て、履歴書が立派でもない限り正直昨日の夕ご飯より思い出しもしない。

あと、ほぼ音声から文字含む視覚への移行で聞く事より読む(見る)方がより入りやすい世代のような気がする。本当に人の話を聞くのが苦手そう。そして言葉で伝えられない。きちんとしゃべる子は既にカンペ持ち(頭の中の)だからリアルタイム感が無い。感情が言葉に乗り切らない。


今仕事をしていて、お互いの環境があまりに違いすぎるから、本質は同じでも全く意思疎通ができない可能性が高い。(教える側もこの点は自信がない)そして、若い人たち自身も同世代でも得る情報などで全く意思疎通ができなくなりつつあるように感じてならない。

長々と書いたけど、その上司や先輩や周りとの意思疎通の役割していたのが相手に聞くという事だったのに、自ら閉ざしてしまった今の若い世代はどうやって共通認識を得るのだろうか?自分にはそこは想像つかない。どうして自分の知り得た事が相手も当然知り得て当然同じ考えだと思うのだろうか。

上司に冗談では無く本気で会社の社内ページにQAのコーナーを作ってそこになんでも書いておけば勝手に調べるから楽なんじゃないか?と提案したことがある。教えなくても良いし。時間節約でしょ?と。

その時は大笑いしていたけど、笑い事じゃすまない気がしているよ。


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フリント一家のパパってこんな感じだったかしら?










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