見出し画像

スタートダッシュの面白さは原神以上『ゼンレスゾーンゼロ』


ゲーム概要

ホロウには入るな。

もちろん、ホロウの中にはエーテル資源、異化の産物、さらには旧文明の遺跡など、貴重な宝が溢れている。
しかし、忘れるな。ホロウの中は混沌に満ちた空間。そこでは化け物が猛威を振るい、異変が絶えず起きている。ホロウとは世界を吞み込む災害であり、一般人が行くべき場所ではない。

ゆえに、ホロウには入るな。
せめて「一人で」ホロウに入ろうとするな。
どうしても火中に飛び込みたいのなら、新エリー都へ行け。
様々な人間が入り混じる新エリー都には、ホロウを必要とするやつらがわんさかいる——たとえば、権力を笠に着る財閥、街中にはびこる暴力団、裏で陰謀を企てる狂人、あるいは冷酷無情な官僚。

新エリー都で周到な準備を整え、実力のある仲間を集めろ。そして、もっとも大切なのは——
「プロキシ」を見つけることだ。
彼らのガイドなしに、迷宮のようなホロウを進むことは不可能だろう。

では、グッドラック。

PS Store
https://store.playstation.com/ja-jp/concept/10009763

プレイ状況

プレイ時間:34時間
インターノットレベル:34
三章冒頭までプレイ済み

まずは全体所感

どんなゲームなのか初見じゃわかりづらい

私は公式のTwitterができた2022年から追っていたので、ゲームの雰囲気だとかシステムだとかも何となく把握していたのだが、初見だと入口がちょっと不親切だと感じる。

公式サイトに行っても世界観に凝りすぎてて説明不足だし、
実機の操作画面もあんまり載ってないし、
ジャンルそのものがわかりづらくてすっごいもったいない。
プロモーションの動画とかはワクワクするんだけど、そこからどういうゲームなんだろうって調べたときに煙に巻かれたみたいになる。

リリースPVを再生するボタンわかりづらすぎんか

演出、カメラワークが良い

ムービーシーンや、ストーリーのコミック形式の一枚絵、アクションシーンのパリィやウルト演出などの各所でカメラワークが凝っていて、ダイナミックな絵作りをしていて見ていて気持ちがいい。
ムービーシーンはピクサーとかディズニーとかのカートゥーンみたいなオーバーな振りや、漫画的表現が取り入れられていて、これまでのホヨバのゲームとは違うコミカルな出来になっている。
もちろんキャラがかっこいいシーンはちゃんとかっこよく作られていて、とにかくムービーに関してはそれ単体でアニメーション作品のように楽しめる。


ガチャ仕様はいつもの

ガチャの仕様は原神やスタレなどと同じ仕様。
キャラガチャは90連で天井、10回ごとにAランクキャラ最低保証、PU天井引継ぎ、単発でも最低保証カウント、恒常初回300連で指定キャラ取得可能。
そんなにソシャゲ歴長くないので比較対象少ないですが、ホヨバのこの仕様は結構やさしいっすよね

アクションはクッソ気持ちいいが簡易的すぎかも?

ゼンレスゾーンゼロのウリの一つがアクションだ。
3人1チームでステージ攻略型でミッションを進める形式で、
ミッション中に発生するバトルではスピード感あるアクションを楽しむことができる。
通常攻撃、スキル、溜め攻撃、強化スキルなどのよくある攻撃手段や、パリィ、ジャスト回避などももちろん可能。
ただしパリィは他のキャラとスイッチしてそのキャラで受ける、みたいな形式になっていたり、敵の体勢を崩した状態でスキルを打つとスイッチと同時に連携スキルを発動できたりと、次々に操作キャラを切り替えながらコンボを繋げていけるのが特徴だ。

このアクションが、SE、エフェクト、コントローラの振動やヒットストップなどの要素によってクッソ気持ちいい出来に仕上がっている。

👇はエレン・ジョーを使ったアクション。
特に1:10くらいの連携スキル発動時のドガガガガ、ガ、、、、ガッって多段ダメージが入ってヒットストップが重くなっていく感じ、めっちゃ気持ちいい。

ただ今のところ、アクションのバリエーションとしてはまだまだ伸びしろがあると感じる。
段々高火力が狙えるコンボがわかってくるとそればっかりになってしまったり、連携スキルが強制発動してキャラ選択カットインが入るせいでやりたいアクションのテンポ感が悪くなったり、気になるところはある。
特にキャラ選択カットインは厄介だ。
例えば上のエレンで言うと、スキル発動後に通常攻撃に派生するコンボが強いのだが、スキル発動タイミングによっては通常攻撃派生前に連携スキルのキャラ選択カットインが入ってしまう。無視することもできるが、2~3秒のその待ちがどうも気持ち悪い感じもする。
いずれカットイン待ち時間を短縮する設定ができるようになることを期待したい。

あとホヨバではよくあることだが、敵の強さ=硬さになっている部分がある。
ただ硬くして強くなりました、はやめてほしい。

シナリオは一番入りやすい

ゼンレスゾーンゼロのシナリオはだいぶ理解しやすい。
専門用語も少なくはないが、シナリオ上自然な文脈で説明がされているし、日本語訳も比較的違和感なくラフな口語に翻訳されているので入ってきやすい。

また展開もシリアス過ぎないので(今のところは…)気が滅入ることもないし、各々キャラも立っていて会話シーンがちゃんと面白い。

メインシナリオ以外のキャラエピソードも、長さや密度的にも適切なラインでプレイしやすく、キャラへの理解も深まりやすい。
またこれもホヨバあるあるだが、フレーバーテキストが至る所に散りばめられており、文章だけでもお腹一杯になれることだろう。

UIはそこそこ、BGMは好き

UIのデザインについてはかなりいい感じ。
これはゲームさんぽの動画見るとわかりやすいだろう。

特にお気に入りなのはキャラの凸画面で凸状況に応じて一枚絵の塗りが変わるところ。しかも完凸ではキャラ脱ぐのがね…いいよね…

凸画面は絵のタッチも好き

ただ個人的に言えば、画面ごとにボタンの役割が異なっている箇所があったり、特にキャラ画面で画面遷移を優先してボタンレスポンスがちょっと遅くなったりするのが気になる。
あと育成素材とかを収集するときのアクセスもちょっと悪いかも。

ので、デザインに限らない広義のUIとしてはちょっと改善の余地はあるように思う。

サウンド周りはめっちゃいい。
個人的なツボはガチャ結果画面のBGMとか、六分街の昼BGMとか。

すごろくステージは個人的には気にならないが、否定派の気持ちもわかる

ゼンレスゾーンゼロではミッションによってすごろく風のマス目移動によるステージ攻略がメインとなる。
要は3Dモデルでマップ探索をする形式ではなく、すごろく画面で様々なイベントやギミックなどを体験する形式となっている。
3Dモデルやマップはバトル専用といった面が強く、普段操作できるキャラも主人公に限られている。

👇の動画の冒頭がそのすごろくにあたる。

このすごろくは割と不評を買っている面もあるようだが、個人的にはあまり気にならない。
ギミックはちゃんとすごろく上で表現できているし、今後の新しいギミックもマップを作りこむ必要なく比較的安価・スピーディに実装できるかもしれないという利点もある。

一方でやっぱり戦闘時以外でもお気に入りのキャラクターは操作したい。
普通に六分街などの日常マップの探索時に所持キャラに切り替えられるようにしたい。んでもってじっくりキャラモデルを見たい。
これは結構切実。
好感度深まったキャラはビデオ屋の宣伝してくれるし、そういう体でキャラ操作開放してほしい。

おわりに

というわけでゼンレスゾーンゼロ、序盤をプレイしてみての所感を述べてみた。
プレイするまでゲームの内容が分かりづらいところはあるが、一度プレイしてしまえばライトに楽しめる要素が多く、キャッチーな作りになっている。

最後に気になるところとしては、原神やスタレでは国や星が追加されていく形式で世界の広がりを見せていたが、ゼンレスゾーンゼロではどのようにしてシナリオや、勢力を広げていくのだろうかというところだ。

そのあたりは引き続きプレイして様子を見ていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?