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きんモザの二次創作小説を書いてみた。

みなさん。お久しぶりです。
今回は、最近底辺物書きとしてきんモザの二次創作小説を書いているのでそれを投稿させてもらいます。

もし、皆が二十歳になって先生たちとお酒を飲んだらどうなるのかな?と思って作りました。
香奈と陽子と久世橋先生が中心です。
駄文ですが、楽しんでいただけたら幸いです。

題名「二十歳デス。お酒飲むデス」

時刻は午後五時。私、日暮香奈は友人である松原穂乃果とこのようなことを話していた。
「今日は、久しぶりに忍ちゃんたちと会えるんだよね、穂乃花。」
「そうだね、香奈ちゃん。忍ちゃんと会うのって20歳になってから初めてだっけ?」
「だからといって、飲み会で落ち合おうなんて…カレンちゃんは奇想天外なこと考えるね…」
「そこが、カレンちゃんらしくて私は好きだな~!」
「さすが、穂乃花…」

さて…なぜ私は、友人である松原穂乃果とこのようなことを話ながら、指定された飲み屋に向かっているのかについて軽く説明しておこう。

端的に言うと先日、穂乃花が20歳になったからである。
穂乃花が20歳になることで、私たち7人は全員20歳になった。
イギリスに居る忍ちゃんとアリスちゃんは18歳からだけど、日本人である私と穂乃花などなどの日本組は20歳からお酒を飲める。
そこで、カレンちゃんが「せっかくデスし、みんなでお酒を飲むデス!」ということで、シノとアリスが帰ってくる時期と合わせて、みんなで飲み会をしようということになった。
企画を立ち上げたカレンちゃん本人は少し遅れるらしいけど…

「確か、この飲み屋さんだよ!」
「綾ちゃんと陽子ちゃんは先に来ているらしいよ!」
「あの二人、早いなあ…」

私たちが入店すると、入り口で待ってくれていた綾ちゃんが「香奈、穂乃花!」と呼んでくれた。そうして、私たちは綾ちゃんに導かれるかのように席へと移動した。
移動した席には陽子ちゃんがいち早くメニュー表を手に取って、食べ物のメニューを見ている。

「おっ!来た来た~!穂乃花、香奈!久しぶり!」
「よ、陽子…5日前にあったばかりよ?」
「いいじゃん~。私が久しぶりだと思ったら久しぶりなんだよ~」
「綾ちゃんと陽子ちゃんはやっぱり早いね~」
「いや~、だって綾が早く行こうって!」
「しょ、しょうがないじゃない!だって久しぶりにしのとアリスに会えるのよ!」
「確かに、忍ちゃんとアリスちゃんに最後にあったのはだいぶ前だもんね…」
「忍ちゃん、今日はどんな服を着てくるのかな?」
「でも、しのよ!絶対にメイド服とか…ドレスとか着てくるに違いないわ!」
「でも今日ってただの飲み会だよね?さすがに多少は…」
「それでも忍ちゃんはドレスを着てくるよ~」
「とりあえず、しの達が来るのはもう少し先らしいし、先に何か食べ物で頼んどこうよ!お腹ペコペコだよ~」
「そうね、何かいただきましょうか…」
そんなこんなで私たちは、料理を一品二品程度頼み、忍ちゃんたちを待つことにした。陽子ちゃんは、もう三品程度頼んで食べているけど…

その頃、忍とアリスは…

「久しぶりの日本で、初めての飲み屋さんですね、アリス!」
「そうだねシノ!皆に久しぶりに会えるし、楽しみだよ!」
「ところでアリス?」
「どうしたの?シノ?」
「お酒って、私はあまり飲んでいませんが飲みすぎると、どうなるのでしょうか?」
「シノは絶対に飲んじゃだめだよ!絶対にだからね!」
「アリス?なぜですか?少し位ならいいじゃないですか?」
「だ、だけど…」
「そんなことより、アリス!確か、この店でしたよね?」
「そっそうだよ。シノ!」
「久しぶりにみんなに会えますね!楽しみです!」

アリスの記憶
そう、私は知っている。シノがお酒を飲みすぎるとどうなるか…
一杯程度なら、シノはどうともならない。だけど、シノは二杯目になると金髪愛等が暴走しだすんだ。

私とシノで一回飲んだ時も、暴走しだして「金髪!金髪少女!ア~リス!」と私めがけてダイブしてきたんだっけ…しかも、当の本人は飲んだ後の記憶はほとんど残ってないみたいだし…今日は大丈夫かなぁ。

入店すると、陽子が大きな声で、「しの~、アリス~!こっちだぞ~!」と呼んでくれたので、私たちは吸い込まれるように席へと向かった。

忍、アリスが入店した直後の某所。


「こんな日に、烏丸先生と私を呼び出して…九条さんは、いったい何を考えているのでしょうか?」
「いったい何でしょうかね…何か楽しいことの予感がしますね。そう思いませんか?久世橋先生?」
「どうでしょうか…」
私、久世橋朱里と烏丸先生は、九条さんに「この日のこの時間にカラスマ先生のお宅に集合して下サイ!」と言われ、烏丸先生の家の前にて九条さんを待っている。当の九条さんは、集合時刻になってもまだ、不在だが…
「先生達!コンバンハ~!遅くなって申し訳ないデース!」
「まったく…九条さん。あなたが呼び出しておいて、遅刻ですか?」
「まあまあ、久世橋先生。そこまで私たちも待ってないので大丈夫ですよ。」
「それじゃ、早速行きマショー!」

移動中

「九条さん。質問なのですが、私たちをいったいどこに連れて行こうとしているんですか?」
「そういえば、私たちは何も聞かされていませんが…」
「よくぞ聞いてくれマシタ、クセバシ先生!ずばり、私たちが行くのは飲み屋さんデス!」
「飲み屋さん!?そっそれってどういう…」
「だから、飲み屋さんデス!お酒飲むデース!!」
「そっそんな九条さん!?本当に…?」
「久世橋先生。まさか、九条さんたちがまだ、未成年だと思っていませんか?」
「・・・ああ、そういえば皆さん…」
「そうデース!つい最近、ホノカが20歳になったので晴れてみんな成人したんデース!」
「そうでしたね…すみません。」
つい数年前までは、授業を受けていた彼女たちも、ついに成人か…と思ってしまう。
「もう、そんな時期なんですね…」
「というわけで皆でお酒を飲む機会に、先にお酒を嗜んでいる先生方に来ていただこう!っていう話デース!」
「卒業していった生徒とお酒を交わす…いい機会ですね…」
「まさか、そんな機会にご招待させていただけるなんて…先生嬉しいわ!」
「そろそろ着きマスよ!」
「ここデース!」
「ここって…私たちがいつも飲みに来る店じゃないですか!?」
「まさか…九条さん。」
「な、なんのことデスかね~?偶然デース(棒)」
「本当のことを言いなさい。」
「後をつけてマシタ…」
「ま、まあ良いでしょう。自分たちも知っている店の方がというのもありますし…」
「とりあえず、入っちゃいましょう!いや~、久しぶりにパーッといっちゃおうかしら!」
「烏丸先生。程々にですよ…」
「それと先生たち、お願いなのデスが、先生たちは一度入り口で待っておいて下サイ!」
「え、どうしてですか?まさか、九条さん。また良からぬことを考えているのでは・・・?」
「そんなわけないデス。ワタシはいまシノたちにsurpriseを企んでいるんデース!」
「実は、シノたちには先生たちのことを伝えてないんデス。」
「え!?そうなんですか!?」
「そこで、先生たちがサプライズで登場するんデス!どうデース?」
「どうします?烏丸先生。」
「私は良いと思うわ~。そんなサプライズ、本当に学生以来かしら…」
「烏丸先生も言うなら…いいでしょう。その案、乗りましょう。」
「先生たち、ノリがいいデスネ~!」
「では、ワタシが先に店に入るので入り口近くで待機しておいて下サイ!」
「私が、special guestsの登場デース!といったら、先生たちは出てくるんデスよ!」
そう言い残し九条さんは、店内へと足早に入店していった。
「私たちもばれないように、店内に入っておかないといけませんね。」
と言いながら私たちも店内に入る。
「サプライズなんて久しぶり!?ちょっとワクワクしちゃうわ~!」と烏丸先生が小声で話しかけてくる。
「まさか大人になってサプライズをするなんて思ってもいませんでしたよ…」
「やっぱり、九条さんは凄いですよ。」

「実は今日、皆に会ってほしいspecial guestsがいるんデス!」
九条さんの声が聞こえる。
「さあ、special guestsの登場デース!」
「烏丸先生。行きましょうか!」
「そうですね!久世橋先生!」

先生たちがサプライズ登場する数分前の陽子視点。


しのが来て、三十分程度がたっただろうか。ようやく、カレンが私たちの席にやってきた。
「しの~、アリス~!お久しぶりデース!」
「カレン!会いたかったよ!」
「カレン!お久しぶりです!また、一段と金髪が美しくなりましたね。」
「そうでしょ!忍ちゃん。やっぱりカレンちゃんだからだよ~」
「穂乃花、何の理由にもなってないぞ~」
「もう、カレンが主催者なんだから少しは早く来るっていうことを…」
綾が、注意しようとすると…カレンは「まあまあ…」といい。
「そんなことより皆さん!実は今日、皆に会ってほしいspecial guestsがいるんデス!」
と大きな声で私たちに言った。
「スペシャルゲスト!なんですか、その心躍るようなものは!」
としのがいち早く反応した。
そのあと、誰なんだろうね~!などのざわめきが聞こえた後に、
「さあ、special guestsの登場デース!」

そう言ってから数秒後、私たちがよく知っている二人が登場した。
「クッシーちゃん!からすちゃん!?なんでこんなところに!?」
「烏丸先生!久世橋先生!?なぜここにいらっしゃるんですか!?」
綾もすかさず反応する。
他の人々はみんなポカンとしている。そりゃそうだ。
「私たちは九条さんに呼ばれてここにいるんですよ。私たちも今日、先ほど九条さんと合流するまで今回のことは一切聞かされていなかったので…」
「Sorryデース!みんなを驚かせようと思ッテ~。」
「すごいサプライズだよ!カレン!最初は誰かなって思ったけど、たしかに先生方がスペシャルゲストで当然かも!」
「さすが、カレンちゃんだよ~!またサプライズされちゃった!」
「英語ではbe surprisedで驚くですからね。自ら驚くことはできないんですよ。驚かされる。といったほうが正しいでしょうか…誰かに驚かされて初めて驚くことができるんですよ。さすがカレンです!」
「しのも英語について詳しくなったな~。」
私が感心していると…
「そりゃそうですよ!烏丸先生に教えてもらった高校三年間の英語の授業のおかげで今の私がいます。今、イギリスで英語を勉強していてわかりますが、烏丸先生の英語の授業が無かったら今の私は絶対に居ませんから…」
「大宮さん…。私も大宮さんに英語の授業を教えれて…こんないい生徒を持てて…」
といい、からすちゃんは今にも泣きそうな感じだった。
「からすちゃん、泣くの早いよ…」
「さあ、全員集まったことデス。パーッと飲んじゃいマショー!

その後、私たちはお酒を交わしつつたくさん話をした。
カレンはさっそく一杯お酒を飲み、ゆっくりとお酒を嗜んでいるしのとこんな話をしていた。
「ところで、シノ!ダリアの花言葉って知ってマース?」
「知らないですね…どんな花言葉なんですか?」
「色々な花言葉がありマスが…」
「今、シノにお似合いな花言葉がありマス!」
「本当ですかカレン!?ぜひ教えてください!」
「ずばり、移り気デス!」
「?」
「シノにはアリスという存在がいるのに、今はワタシに移り気してマース!」
その会話を横で聞いてたアリスは…「やっぱり…シノ…」と少し落胆していたが、
「そんなわけないですよ!待って!アリス!アリスも大好きですよ!本当ですから~!」とアリスとどさくさに紛れてカレンも抱きしめていた。しのってお酒入ると金髪愛がさらに強くなるのか…当のアリスはうれしそうだったからいいか…

その後、しのが一杯目のお酒を半分程度飲み終えたころにこんな話をしてきた。
「陽子ちゃんとは小学生の頃からの友達ですよね!」
突然のことだった。
「そっ、そうだな~。昔は、しのが本当にぼんやりしてたから、勇姉にお願いされて、私が面倒見てたんだよな~。」
「まるで姉と妹みたいでさ~!懐かしいなあ…」
「昔は、陽子ちゃんのことを間違ってお姉ちゃんって呼んじゃったこともありましたね…」
「そんなしのも、いろんな角度で成長したなあって思うよ。」
そう、しのは成長した。あんなにぼんやりとしていたしのが夢をもって自らの意思でイギリスに旅立って…私には到底できないことだ。
「陽子ちゃんも、綾ちゃんと二人暮らしなんてすごいですよ!」
「そうだよ。綾と一緒に暮らしていて思うんだけどな!綾のご飯はほんっとうに銀河一美味しいんだよ!」
なんて話していると、綾がすかさず「そんなことないわよ~バカ~!」と満面の笑顔で返事をしてきた。綾もアルコールが入っているからか、いつもよりも素直だなあ・・・と考えていると…
「陽子ちゃんは、小中高までずっと一緒にいてくれた…そして事あるごとに助けてくれた。」
「陽子ちゃんとは何も言わなくても伝わる。そんな感じがする
んです!」
「そうだよな…しの。これからもよろしくな!」

このとき、まさかしのからこんなことを話してくるなんて…と思った。お酒の場だと普段話せないような内容も話せるんだなあとつくづく実感した。

その会話を聞いていたアリスが、「シノの言うとおり、ヨーコには事あるごとにお世話になっていたよ!」
「やっぱりヨーコはみんなのお姉ちゃん的な感じがするなぁ。」なんて話しかけてきたからちょっと照れてしまった。
「アリスも髪型をバッサリと変えて成長したって感じがするなあ…」
なんて思っていると、アリスが目を輝かせて、
「そうだよ、ヨーコ!少しは私も年長者らしく大人っぽくなれたかな?」
と聞いてくるアリスの姿はやっぱり少し幼く感じる。
「それは…どうかな…」なんて話すと…
「ヨーコもそう言うの~!?今日、アヤとかの皆にもそう返されたよ~」とちょっと頰を膨らませていた。
だって、お酒を飲んでるアリスの姿を何も知らない人がみたら、ちょっと心配になるくらいには…これ以上はやめておこう。

そのころ先生達(久世橋先生視点)は…

まさか、九条さんに予定をあけておいて下サイ!と言われて来た場所が飲み屋さんだとは…私は、思ってもいなかった。
最初は、元生徒たちが飲酒を!?なんて思ってしまったが違う。
彼女たちは全員20歳を迎え、正真正銘の大人となったのだ。
少し前まで私と彼女たちは先生と生徒との関係だったのに、本当に時の流れは早いな…なんて考えていると。
「久世橋先生?久世橋先生はお酒飲まなくて大丈夫なんですか?」
すでに一瓶を開けて飲んでいる烏丸先生が話しかけてくる。
「私は、あまり飲まなくてもいいかなと…いまも一杯いただいてますし…」
なんて返事をすると…
「そんなのもったいないですよ~!せっかくの飲み会の機会なんですから、今日くらいパーッと行っちゃいましょうよ!」
そういって烏丸先生は焼き鳥を追加注文していた。さすがです。烏丸先生…

「彼女たちも成長したんですね…もうお酒も飲める年齢になったなんて…」とつぶやいていると…
「私は久世橋先生より少しだけ長く教職をしていますが、こんな生徒達は見たことがないですよ。」
「大宮さんたちが卒業して、もう数年程度経ちますが在学時と何も変わっていない仲。しかも二人は卒業後海外に留学していて、先ほど帰ってきたばっかりなのに楽しそうに話をしている。私たちも羨ましいと感じるくらいの仲の良さ…」
「そんな自慢の生徒達ですよね?久世橋先生。」
いつもよりも真面目なトーンで、烏丸先生が私にそう語りかけてくれた。
「…そうですね、烏丸先生。しかも、そんな集まる機会に私たちを招待してくれて、本当に良い生徒ですよ。」
数秒の沈黙が流れる。そして烏丸先生が口を開いた。
「さてと、しみじみとしましたし久世橋先生も飲みましょう!私が注ぎますから~!」
「そんな、烏丸先生のほうが年上ですから…私が注ぎます!」
「そんなこと気にしなくても大丈夫ですよ。年齢も少ししか変わらないので~」
と言いながら烏丸先生が私のグラスにお酒を注ぎ、「さあ、今日はパーッと行きましょう!」と烏丸先生がグラスを高らかに上げた。烏丸先生…結構酔ってるのでは?

「先生達はなんの話してるデース?一緒に、昔の話をしマショー!」
「駄目だよ!カレン!先生たち、もしかしたら大事な話してるかもでしょ~!」
「アリスの言う通りよカレン!先生達、すいません…」
「まあ綾、そんなに言わなくても大丈夫だよ~!ね?クッシーちゃん!」
「カレンちゃんが飲んだのと同じ種類のお酒ってどれかな?香奈ちゃん?」
「確か、これだったはずだよ。お酒まで同じの飲みたいの?」
「ホノカもそれが飲みたいデース?私が注ぎマース!」
「えっ!?ほんと!そんな、恐れ多いよ!」
「カレンが注ぐ、お酒!?私にも是非一杯!」
「も~シノ~!飲みすぎると危ないよ~!」

ああ、そうだ。やっぱり彼女たちは何年経っても変わることはないんだろうなあ…と私はそう感じた。
「私も皆さんとのたくさんの思い出があるんですよ。そうですよね?烏丸先生!」
「そうですね…久世橋先生。なんてたって私たちの自慢の生徒ですもの!思い出話たくさんしましょう!」
「そうこなくっちゃデスよ~!まずは何から話しマース?」
この暖かい空気を、私にくれる彼女たちのことを、私は一生忘れることはないのだろう…

時計が23時30分を指す頃。(陽子視点)


そんなこんなで、私たちは気づいたら5時間程度お酒やご飯を食べていたらしい。

「ホノカ!このお酒も飲むデース?」
「っか、カレンちゃん。あ、あのね…そろそろ。私、限界…かも」
穂乃花が…だいぶ限界を迎えている。
「よ、陽子ぉ…頭がちょっと、ふらふらするわ…」
綾は二杯目を飲んだあたりからずっとこれだ。綾…お酒弱いのに無理しているな?
「綾。綾はお酒弱いんだから、無理したら駄目だよ。」
そして、一番やばいのはしのだ。
「うっへへ…やっぱり金髪少女こそが至高なんですよお!早く金髪少女を差し出すのです!」
「し、しの?大丈夫そうか?」
しのが二杯目を飲み切った瞬間、金髪愛が暴走している。ブレーキが壊れのかアクセル踏みっぱなしみたいな状態になってしまっている。
「シノ様!こちら、アリスでゴジャイマース!!!」
「ちょ、ちょっとカレン!?シノに私を献上するって!?どういうこと!?」
「わ~い!金髪少女!アリス~!」
ああ、アリスがしのに献上された。アリスも、ほろ酔い程度になっているがそれがまともに見えるくらいの環境だ。
隣を見ると、くっしーちゃんとからすちゃんが…
「久世橋先生!見てください!高校時代の頃の制服ですよ~!」
「さっき、こっそり着てきたんですよ~!」
「か、烏丸先生!?なにしてるんですか!?」
「カラスマ先生。ノリノリデスね~」
「ノリノリで済むことじゃねえ!」
からすちゃん・・・見事に出来上がってしまったな…

そして、これまた、出来上がっているカレンはほろ酔いの綾に絡んでいる。
「ところで、アヤヤ、ヨーコとの新婚生活はどうデスか?」
「何度も言ってるでしょ!?ただのルームシェアよ。そうよただのルームシェアだからね!」
「でも、アヤヤ?例え、ルームシェアでもヨーコと一つ屋根の下…」
「何か、あってもおかしくないデース!」
「そっそんなこと私は…私は…」
なんか、綾とカレンが何かを話している。なんの話をしているんだ?
最初の方は聞き取れなかったが、カレンはニマニマした顔で「アヤヤ?どうしマシタ?」と綾に声をかけている。
「なっなんでもないわよ!?そうよ陽子の好感度が今もずっと上がりまくりなんて…」
「そんなわけないわよ!」
「じゃあアヤヤ、アイリスの花言葉って知ってマスか?」
「え?確か、恋のメッセージとか良い頼り、吉報とかでしょ?」
「って…」
「よ、陽子のバカ~!!!」
「なんで私!?」
「やっぱり、アヤヤはヨーコにぞっこんデース!」
「アヤヤ、偶には素直にヨーコに思いをぶつけてもいいんじゃないデース?」
「そんなの…できるわけないわよ!カレンのバカ~!!!!!!!!」
と言って綾はグラスジョッキのお酒を一気飲みした。
「あ、綾!綾がそんなに飲んだら!」
そういった直後、綾が顔を赤らめて、
「よ、陽子…やっぱり、私は陽子のことが…s」といったところでその場で泥酔したのか、席に倒れ込んでしまった。
「お、おい!綾!大丈夫か!?」
「大丈夫デース!そのお酒3~4%なので!」
「大丈夫って言ってもな、綾はお酒の耐性あまりないんだから…」と言って、私は綾のもとに駆け寄った。
そして、綾の隣には明らかに酔いつぶれた穂乃花も席で寝ころんでいた。
「香奈!穂乃花が!」
「穂乃花?大丈夫?だいぶやられているけど…」
「えへへ~。大丈夫だよ香奈ちゃん。まだ、大丈夫…」
全然大丈夫に見えないぞ。穂乃花…
「穂乃花はどれくらい飲んだんだ?」
「多分、5杯くらいかな?カレンちゃんが注いでくれたのを全部飲んだよ。」
「やっぱり、カレンちゃんの入れてくれたお酒は格別だよ~」
と言ったのち、穂乃花も綾と似たような状態になってしまった。これはやばいな…

こうしてここにいる9人の内大半が酔い潰れたか、立派な酔っぱらいになってしまった。
綾と穂乃花は酔いつぶれ、からすちゃんはクッシーちゃんが面倒を見ることで何とかなっている状態。
アリスはカレンがシノに献上したからシノに巻き込まれているし…まともに動けるのは、私と香奈といったところか…
「香奈は穂乃花の面倒を見て!私は、カレンと綾の面倒を見るから!」
「分かった。穂乃花は任せて!」
「まったく、穂乃花はカレンちゃんのことになると何も考えなくなるんだから~」
香奈…穂乃花は任せたぞ…
「カレンは、私と飲もう!」
「分かったデース!やっぱりヨーコも、もっと飲みたいデース?」
「ま、まあな…」
それから、十分程度はその状態が続いた。しかし…
「シノ~!このお酒も飲むデース!」
しまったッ!カレンが眼を離したすきに、シノの元に!
「カレン、一回止まれ!」
「よ、陽子…どこに行くの?」
眠り込んでいた綾が、目覚めた。
「あ、綾。カレンを止めるためにちょっと向こう行くだけだから~」
「駄目よ!陽子は私の陽子なの!ず~っと離さないんだから!」
そういって、綾が私の腕をガシッとつかむ。なんか私に超デレデレだ…
「綾?本当に大丈夫か?」
その横では、穂乃花が「ああ、カレンちゃんが躍ってるのが見えるよ…」とつぶやいている。
「穂乃花は、もう駄目そうだな…」
「香奈!私は綾と穂乃花の面倒みるからその酔っぱらい二人をなんとかして!」
「そんなこと言われてもな~…」
そんなことを言っているとアリスが…
「もう二人とも一回止まって!このままだと明日とか、二日酔いで頭がくらくらしてやばいことになるよ!」
そう言うアリスも顔を真っ赤にしている。アリスも結構飲んだな?
「そうだぞ~、アリスの言う通りやばいことになるぞ~!」と私も二人に言っておこう。多分、意味ないけど…
クッシーちゃんもからすちゃんに向かって、
「烏丸先生!カータレットさんの言う通りですよ!これ以上飲むと明日に響きますよ!」
「まだまだいけまふよ~…生一杯追加で~!」
からすちゃんもだいぶ飲んでるなあ…
「クッシーちゃん大丈夫?」と聞いたが…
「これを見て大丈夫って思いますか!?猪熊さん!」と返答が返ってきた。
そりゃまあ、ダメだと思うけど…

「カラスマ先生もこっち来るデース!一緒に騒ぎマショー!!」
「あ、大宮さん!九条さ~ん!今行きますよ~!」
「烏丸先生ッ!?さすがにそれはやばいです!」
クッシーちゃんがガシッとからすちゃんの腕をつかむ。ナイスクッシーちゃん!このままだと本当に魔境が生まれるところだった…

「それでも、これはまずいぞ香奈!」
「このままだと、酔っ払った烏丸先生×カレン×シノとか言う究極トリオが生まれるね…」
「アリス!何とかその二人を止めてくれ!って…」
「助けてええ!ヨーコオオ!カナアア!!」「シノとカレンに囲まれて、もう抜け出せないよ~!!」
「金髪!アリス!金髪アリス~!」
「デスデース!!」
「お、おう…そうか…」
「アリスちゃん…大丈夫なの?」
二人の酔っぱらい(シノ&カレン)に囲まれるアリス…
まるで、怖がって何もできない仔猫みたいだな…
そんなこと考えてる場合じゃないか…

時計が23時50分を指す頃(香奈視点)

「穂乃花?大丈夫?すごく顔色悪いけど…」
「ちょっと浮かれて飲みすぎたかな…頭がポヤポヤするよ~」
「カレンちゃんに注がれたの全部飲んだでしょ?穂乃花とカレンじゃ、お酒の耐性違うんだから気を付けないと…」
なんて、私が穂乃花に注意していると、暴走中のカレンちゃんが「穂乃花も来るデース!」と呼んできた。
「カレンちゃんが呼んでる…行かないと…ウッ…」
ふらついた穂乃花に陽子ちゃんがすかさず、「穂乃花!その身体じゃ持たないぞ!、」と言ったので、私も「そうだよ穂乃花!立ち上がれたけどふらふらじゃん!もう休んでおいたほうがいいよ!」と言うと、穂乃花は、「そ、そうだよね~…ありがとう香奈ちゃん、陽子ちゃん。」と言ってこっちに戻ってきた。
言うこと聞いてくれて助かるよ、穂乃花…
「っと、とりあえず…なんとか、まともに動ける私と香奈であの二人を止めるぞ!」
「でも陽子ちゃん…綾ちゃんは大丈夫なの?」
「綾は、飲みすぎたっぽくて寝ちゃったみたいだから…大丈夫」
陽子「さてと、どうやって止める?今は、アリスが抑止力になってくれてるから、しのとカレンはなんとかなってるし、カラスちゃんもクッシーちゃんのおかげで止めれてるけど…」
「そんなこと言われてもな~…」
私も、まだお酒には強いほうだけど、カレンちゃんは本当に強い。飲んでも飲んでもハイテンションで接している。
「そうだよな。そんな状態のカレンとあの暴走しのを、私と香奈の力で止めれるか?」と陽子ちゃんが質問してくる。
「多分むりだろうね。」

「だよな…」といった陽子ちゃんはそのまま十秒程度黙り込んだ。何か作戦でも考えているのかな?
そう思っていると陽子ちゃんは「ならば…」と口を開き…

「クッシーちゃん!酔っぱらいからすちゃんをあと何分くらい止めておけそう!?」
「猪熊さん!?そうですね…もって、3分くらいですかね…」
「久世橋しぇんせい!なぜ止めるんれすか!」
「もう呂律が回ってないからですよ!烏丸先生!」
そして、陽子ちゃんは何かを決めたのか、「香奈、もうお会計済ませて外に出ようか。」と私に話しかける。私が無言でうなづくと、
「クッシーちゃん!」と再度、久世橋先生に話しかける。
「どうしましたか?猪熊さん!」
「私と香奈で勘定を済ませるから、クッシーちゃんはみんなを外に出るようにって!」
「分かりました!」
「皆さ~ん!そろそろお開きですよ!外に出ましょう!」
「え~…これからですよ~!久世橋しぇんせい~」
「烏丸先生は教育者としての自覚持ってください!」
「え~!?まだ飲み足りないデース!」
「そうですよ~!早く金髪少女を差し出すんです!」
「シノとカレンがまるで別人みたいだよ~!し、シノそれは私の髪だから食べないでええ!!」

「・・・・・・・・これはやばいな…」と陽子ちゃんがつぶやく。
ここで外に出ておかないと確実にやばい…ここは陽子ちゃんが皆を外に出してもらって、私だけが会計した方がよさそうだな。
「勘定なら、私だけでもできるから陽子はみんなを外に連れ出したら?寝ている綾ちゃんも外に連れて行かないといけないでしょ?」と私は陽子ちゃんにそう話しかける。
「…頼めるか?」と陽子ちゃんが答える。
「言われなくても、任せといて!」
「了解。お金面は後で何とかするから…お願い香奈…」
そう言われた私は会計札をもってレジへと向かった。

香奈が会計に向かったので、私はクッシーちゃんとともに皆を外に出すことになった。
「おーい!皆、早く出るぞ~!」
「まだまだ、居たかったデース!」
「そうですよ!まだ金髪が足りないんですよ~!」
「金髪が足りないってどういうことシノ~!」

「とりあえず、私と猪熊さんで外に連れ出しましょうか…もう日付も回りそうですし、どうしましょうか…」
「これで明日が仕事とかだったら…休みで助かった…」
「クッシーちゃんも大変だね。」
かといって、もう夜も遅い。人数が多いとしても酔っぱらいが大半のこのグループで深夜の街を出歩くというのも危険だ。
「そういえば、カレンの家ならここから近いな…」
そう思った私に電流が走る。そうだ!カレンの家で一泊したらいいのだ。近いし、広い。この上なくいい条件だ。

時計が0時を指す頃(久世橋先生視点)


日付も回る頃。私は、烏丸先生と猪熊さんたちとともに飲み屋の前にいる。
この後のことはどうしよう…と考えていると。
「クッシーちゃん。いっそのことカレンの家で一泊して行ったら?」と思いがけない案が猪熊さんから提案された。
「え…卒業生の親御さんのお宅で泊まるなんて…」
「大丈夫だよクッシ~ちゃん。カレンの家は広いから!」
「そ、そういうわけじゃなくて…」
「とりあえず、カレンの携帯でカレンのお母さんに電話してOKかどうか聞くね!」
さすがに、卒業生とはいっても、それでも元生徒の家に泊まるということは…と考えたが…もう考えている余裕はなかった。
「今日は無礼講って言いましたもんね。もう泊まるしかないですよね…お願いします、猪熊さん。」
「了解。カレン、携帯借りるよ。」
騒ぎ立てる九条さんから、スッと携帯を取る猪熊さん…それはもう匠の技だった…
「あ、もしもし、カレンのお母さんですか?はい、そうです。猪熊陽子です。」
「はい、今カレン達と一緒に居て…はい、カレンは今酔っ払ってます。」
「それで、急なのですが今からそちらの方にえーと…9人程度の大所帯がそちらの家に行って泊ることって…」
猪熊さんが、九条さんの親御さんとコンタクトを取っていると…
「ありがとうございます。はい、今からだと20分程度で着きます。ありがとうございます…」
猪熊さんが通話を切る。
「クッシーちゃん…オッケーだって!」
「なんとか、一安心ですね…それより、九条さんの親御さんにどう説明したらいいんでしょうか…」
「それは、私から伝えたよ!別にOKだって!」
「なら…まだ、いいのでしょうか…」正直、分からない…だが、こうするしかなかった。と自分に言い聞かせていると…
「あ、なんとかなった?」
日暮さんが会計を終えて外に出てくる。
「うん、今なんとかカレンの家に泊まるってことで寝るところを確保したところだけど…」
「香奈はそれで大丈夫?」
「うん、別に大丈夫だよ。」
「そんなのんきな事行ってられるのも今の内ですよ…家に入ってからが、勝負ですから…」
「そういえばクッシーちゃん。修学旅行のときに烏丸先生の面倒を見てたね…」
「あの時は九条さんも味方だったはずなのに…どうして。」
「と、とりあえず行こうか。陽子ちゃん、久世橋先生…」
「そうですね。行きましょうか。」
こうして、私たちは九条さんのお宅に向かって歩き出した。

時計が0時10分を指す頃(陽子視点)

「綾、起きろ~!行くぞ~!」
「あ、ああ陽子。分かったわ…」
綾もなんとか起きてくれたので、カレンの家までの移動は比較的楽にできた。
クッシーちゃんはからすちゃんを、アリスはカレンとしのを身を挺して…
私は、右肩に綾を抱えて…香奈は穂乃花を抱えるという、分担ができたからだろうか…

そして、なんとかカレンの家の前に着いた。
「猪熊さん。確か目の前の高層マンションが九条さんのお宅ですよね…?」
「そうだよクッシーちゃん。は、はあ…ようやく着いた~…」
「穂乃花…結構重かったな…」
「香奈ひゃん!重いってどういうこと!?」
「穂乃花も呂律が回らなくなってきてるな…アルコールが本格的に回ってきた?」
「クッシーちゃん。あの酔っぱらい三人+アリスは大丈夫そう?」
「カータレットさんのおかげで何とかなってますね。良い抑止力になってるっていうか…」
「シノ!カレン!いい加減にしてよ~!!」

「なんだか、まあこうなる未来が見えていた気がするんだよなあ…」
「私も、こうなると思って…あんまり飲んでないな。」
「クッシーちゃんもあんまり飲み足りないでしょ?」
「ま、まあ烏丸先生の面倒を見ててあまり飲めてないのは否めませんが…」
「せっかくだし、この状況が落ち着いたら三人で飲もうよ!クッシーちゃんも香奈も結構強いでしょ?」
「私は別にいいよ~」
「卒業生の生徒とゆっくりとお酒を交わす…いいですね。」
「本当は、さっきまでの時間がその交わす時間だった気がするんですけどね…」
「じゃあ、他の皆が落ち着いてきたらコンビニで何か買って飲もうか…」
「アルコールは何%がいい?」
「7%かな!」
「私は5…いや私も7%で…」
「了解~。私も7%にしようかな~。」

カレンの家に着いた後(香奈視点)

そんなこんなで、二次会の約束をした私たちだったが…
カレンちゃんの家についてからが大変だった…
酔いから冷めて、自分の酔ってた時の言動を思いだして悶絶する綾。
暴走が終わらないしの&からすちゃん。それに巻き込まれるアリス…
酔いつぶれた穂乃花の看病。
カレンは、カレン母によってしごかれる&バッテリー切れですぐ寝に行ったけど…
カレンも限界を迎えたか…
「すまん、香奈。先に風呂入っちゃっていいか?いま、クッシーちゃんが入っているからその後入る感じになるけど…」
「別に大丈夫だよ。私はみんなの面倒見とくね。」
「頼んだ…香奈。」
「うん、任せといて!」
陽子ちゃんがお風呂に入っても、この地獄の状況は忍ちゃんと烏丸先生のバッテリーが切れるまで続いた。忍ちゃんは最後…「金髪…」といいその場に倒れ込んで、烏丸先生はそれを見て酔いから冷めたのか「大宮さん!?」と叫んでショックからか気絶したんだけど…

そのまま、忍ちゃんと、烏丸先生を部屋に運び込み、お風呂から上がった陽子ちゃん、久世橋先生と一緒に巻き込まれた穂乃花とアリスちゃんをお風呂に入れて、部屋に送って…そのあと、私がお風呂に入って…
すべてが終わったのは午前2時半だった。

「ようやく、終わったね…」
「烏丸先生と大宮さんが一生騒いでいたらおしまいでしたよ…」
「しのの体力がゼロになるまでずっと動いていたんだもんな~。」
「とりあえず、コンビニから7%の500mlを3本買ってきたからこれでも飲んで私たちも寝ようか…」
「明日も、なんか色々するんでしょ?カレンとか大丈夫か?」
「そういえば、私たちも明日同行させていただけるんですよね…烏丸先生、大丈夫でしょうか。」
「そうだね…」
「と、とりあえず私たちも飲もうよ!」
「じゃ、クッシーちゃん!乾杯コールお願い!」
「え、あ、はい!じゃあ皆さん…いろいろお疲れ様でした。乾杯!」
そんなこんなでお酒一本分だがそれをゆっくりと飲みながら私たち三人は高校三年間のことを話した。
久世橋先生もあの三年間で、私たちのおかげで変わることができた、大事なことを教えてくれたとも言ってくれた。
「それって多分…」
「大体カレンちゃんの影響だと思うなあ…」と私と陽子ちゃんが答えると…
「です…よね。」と返事をした。
そして久世橋先生は「そんな、九条さんも含めて、皆さんももう成人なんですね…」としみじみとした声で言った後、
「成人したお二人に人生の教訓を教えましょう。」と答えた。
「教訓?それってなんですか?」と私が質問をする。
「お酒はほどほどに!です。」
「お酒はほどほどって…」
「それは、しのとかここに居ない皆に言うべきだろ…」陽子ちゃんと私が突っ込む。
「そうですよね…」
そんなこんなで、私たちも午前3時半に就寝した。ここまで夜更かしした日も久しぶりだったなあ…

次の日(陽子視点)

私たちは午前10時ごろに目覚めた。
だいぶ遅いと思うがそれでも私と香奈、クッシーちゃんがほぼ同じタイミングで起床した。
アリスは先に起きていて、朝食を作るのを手伝っていた。アリスは、しのに巻き込まれていたがお酒自体はそこまで飲んでいなかったんだろうな。
その後、カレンが起床。カレンは二日酔いなのか、いつものテンションがどこへやらといった感じだった。
綾と穂乃花がその後起きてきたが、やっぱり二日酔い…
そして、からすちゃんとしのが同時に起きてきたのだが、「皆さん!おはようございます!」といつもと変わらないテンションで起きてきたのだ。
しのとからすちゃんが、ああ見えて一番アルコールに耐性があるのか…

「忍ちゃんと烏丸先生って…何者なの?」香奈が聞いて当然の質問をクッシーちゃんにした。
「烏丸先生、修学旅行のときもだったんですよ。寝て起きたら、いつものテンションで…」とクッシーちゃんが答える。
「つまり、しのも…」
「同じ、タイプでしょうね。」

こうして、ようやく全員が目覚める。
大体は二日酔いで調子悪そうだけど…そして朝食を食べるときみんなが一堂に集合した。
「皆!朝起きて悪いけど…クッシーちゃんからのありがたいお言葉があるから!肝に銘じておくように!」
「皆さん!お酒はほどほどにですよ!」

fin

#きんいろモザイク

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