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20200908_嫉妬と距離感、そしてタイミング

文章を読みたい。そして書きたい。
こんな衝動が強く押し寄せてきた。
誰に向けるわけでもないけれど、自分の中にとどめておけない。そんな感覚がある。

読みたい本があると思ったら、本棚になかった。
どうやら、売ってしまったようだ。
その著者の本(エッセイ)は最初は好きで読んでいた。好きというか、尊敬のようなまなざしで、かっこいいなと思っていた。
ただ、その著者のことを深く知れば知るほど、嫉妬のような気持ちも沸き上がってきた。
今思うとおこがましい限りなのだが、その著者の考え方や行動力に感化されたことで自分なりに頑張ろうとするも、その目標となるものは圧倒的な差をつけて自分の前を走っているという現実がだんだん受け入れがたくなり、目を向けたくなくなっていったのだと思う。

その著者の本が、今、猛烈に読みたくなったのだ。
素直に前を向きたい、ポジティブなエネルギー、活力のようなものを欲しているのだと思う。
目をそむけたくなった理由は、その著者ではなく、完全に自分にあった。
比較して落ち込む自分、まぶしすぎて直視できなくなっていること自体に嫌になる自分、頑張らないといけないことに頑張り切れていない自分、そのことを自覚しているのにも行動に移さない自分…。そういう自分を見たくなくて、間接的に蓋をしていたのだ。

嫉妬のような感情は、時にものすごいエネルギーになる。
向き先を間違えなければ、時には自分にとっての良いガソリンとなるはずだ。
もしかしたらもう一度読んだら、また同じような気持ちになるかもしれない。
でも、全く同じ気持ちにはならない、とも思う。

距離感とタイミングを大事にしながら、自分と向き合うことを続けていくしかないんだよね。どんなことをしても。幸か不幸か、自分は自分からは逃げていかない。

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