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至宝バルダンツィはマルディーニと一緒なら王様になれる

Ciao!ドドン小西です
23-24シーズンのカンピオナートがとうとう開幕しました
まだまだ移籍期間中ではありますし、なんといってもサウジアラビア勢が猛威を振るっている昨今、各チームの陣容も土壇場で変更されることも十分考えられます
そんな中、日本時間2023年8月20日1:30に「エンポリvエラス・ヴェローナ」「フロジノーネvナポリ」がキックオフ!
さっそくエンポリを追いかけていきます


エンポリvエラス・ヴェローナ

ラインナップ

エンポリ 0 - 1 エラス・ヴェローナ

サマリー

マリンのバー直撃弾やギャシの決定機逸失と他にもチャンスを作りながら、最後までゴールを奪えなかったエンポリ
ゲームも終盤にさしかかる68分エラス・ヴェローナはジュリッチ、サポナーラ、ボナッツォーリを投入
新加入のサポナーラとボナッツォーリ
特にボナッツォーリは前線での強さを発揮しチームを押し上げることに成功する
直後の74分、コーナーキックをパンチングで弾き出そうとしたカプリーレが痛恨のミス・・こぼれ球をボナッツオーリに押し込まれそのままヴェローナが勝利

ちょこっとデータ

【ゴール期待値】
エンポリ0.8
エラス・ヴェローナ0.4
ともにシュート10本内枠内4本
【ポゼッション】
48%
52%
【パス成功率】
63%(367中231)
69%(397中273)
【トラッキング】

セリエA公式データ参照

エンポリのなかで90分間中盤を支え続けたバルダンツィ
ボールを引き取り捌き、ドリブルで運ぶ、自らもゴールを脅かす
ギャシへの決定的なパスはその前のポケットへの侵入が見事だった(そこにしっかりとパスをつけたグラッシも素晴らしかった)

バルダンツィはダニエルがいればもっと輝く

トンマーゾ・バルダンツィ(エンポリFC公式HPより)

バルダンツィはどこに向かうのか
生え抜きのクラブアイコンは多くのクラブから注目を集めている。ミランもそうだったが、直近ではフィオレンティーナがカストロヴィッリの後釜にとの報道もあるが果たして・・
ダニエル・マルディーニとの共演がお互いにとってのレベルアップ、ひいてはクラブの躍進につながると見ているため、是非とも残ってほしい

第1節エラス・ヴェローナ戦がヒントに

このゲームでよく目にしたシーンのなかでも象徴的なシーンを紹介する

前半16分のシーン

バルダンツィは中央で動き回り多くのシーンに顔を出してボールを引き取りに来る。このシーンはGKカプリーレからボールを受けようと降りてきたものの、カプリーレの判断はカンチェリエーリへのロングボール
このボールはDFにカットされる
ここで左サイドにダニエル・マルディーニがいた場合、一気に4対3の有利な状態にもっていけたはず
スペーツィアでも同じようなプレーで攻撃を加速させていた
ギャシには悪いがここでダニエルに登場してもらおう

左ウイングにダニエルがいた場合に期待できること

スペーツィアでも左ウイングを主戦場にしていたダニエル
彼の持ち味。それは判断の速いことと中でも外でもゲームを作れること
更にスペーツィアでの1年で失わないドリブル、1人を剥がして前を向くドリブル、正確なショートパス、そしてシュートの上手さに磨きがかかった

バルダンツィは高いテクニックと相手を崩すラストパス、ドリブルそして正確なシュート、ピッチを俯瞰してみているかのような広い視野を持っている
そしてハードワーク
絶滅危惧種「ファンタジスタ」がハードワークをするのだ

彼を活かし、サポートする選手こそダニエル・マルディーニと言えるだろう

ダニエルはどこで使うのか

vハイデンハイム(エンポリFC公式HPより)

バルダンツィをより活かすならやはり左ウイングだろう(もちろんザネッティがこれからも1-4-2-3-1採用する場合だが)
ギャシは使われる側の選手。サイドのアップダウンを繰り返すスタミナを持ち、スピードもある。守備でもハードワークができるものの、中に入って仕事はできない
しかし、右サイドでも遜色なく同じことができるため、左ダニエル・右ギャシの元スペーツィアコンビはひとつの選択肢だと考える
バルダンツィが前に後ろに動いた際に、中に入ってダニエルが仕事をすることができればエンポリは攻撃の厚みが増す
カカーチェやマリンもより活かすことができるだろう
カプートにもより多くのパスより良い形で供給できるはずだ

(このエラス・ヴェローナ戦は右SBエブエヒが高い位置をとった場合に右ウイングのカンチェリエーリがそのスペースに侵入してくるドイグへの対応に追われるシーンもあり、その攻撃性能をあまり見る機会がなかったことを付け加えておきたい)

vリール(エンポリFC公式HPより)

ダニエルは筋肉系のトラブルからまだ復帰はしていない
報道によると9月には復帰する見込みとのこと
実際にはコンディションが整うまではギャシの控えにまわるだろう
またバルダンツィのバックアップとしても十分期待できる

最後に

まだ第1節が終わったばかり
議論するにはまだまだ材料が足りないのは十分わかってはいますが、ダニエル・マルディーニに期待するあまり、「たられば」予想をしてしまいました私は夢物語ではない思っていますが・・
スペーツィアで見せたダニエルの能力をエンポリでも発揮できれば、バルダンツィとの親和性は高いはずです
エンポリの至宝と3代目マルディーニのカンピオナートでの共演が今から楽しみですね(バルダンツィ残ってくれ)

では、本日はこのへんで。。
Forza Daniel!


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