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21-22シーズンまとめ!悲願のスクデット『イタリアとはミランのことである』
Ciao!ドドン小西です
11年ぶり19回目のスクデット獲得の興奮が未だ醒めやらぬなか、いかがお過ごしでしょうか。
久々の栄冠のおかげで様々な媒体がミラン特集を組んでいるため、分析やチームの紹介などはそちらに譲るとして、今回はミラニスタ的に(ドドン小西的に)各選手に評点をつけてみました。
21-22シーズンの成績
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すこしだけ今シーズンのおさらいをしておきます。
🏆 勝点86 (W26D8L4) 69:31
カンピオナートではチームとして全体でしっかりと守備を行う堅守を構築し、ショートカウンターやサイドアタックでゴールを陥れた。
ピオーリ監督とズラタンを筆頭にまとまり、ベテランは求められる重圧を背負い、若手はのびのびとしかし責任感を持ってプレーしていた。
チームの結束力が個々のポテンシャルを最大に引き出した結果、インテルやユヴェントス、ナポリなど個の力で上回る相手に勝ちきることができた。
一方、13-14シーズン以来の出場となったUCLの舞台では予選敗退。
リヴァプール、アトレティコ・マドリー、ポルト相手に1勝1分4敗。
ヨーロッパ最高峰での今のミランの現在地を思い知る大会となった。
基本布陣
![](https://assets.st-note.com/img/1654854667290-SaqjGO1A5H.png?width=800)
選手・監督評点
さてミランの試合はすべて観戦しサッカーノートを取ってきた。
ドドン小西の私情が火を噴く。
とても楽しかった。
ブラヒム・ディアス 7
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我らの10番
ビルドアップの繋ぎ目、前線のスペースに素早く運びゴールへ向かう。ドリブルで一枚剥がすorDFをピン留めして味方を活かす。
前半戦の輝きはボールを受ける前によりタイトに対応されるようになったことで失われていった。消極的なプレーが目立つようにも。
しかし終盤は立ち直ったに見えたがどうだろう。
フィジカル、アスリート能力に課題。
サンプドリア戦(第1節)、スペツィア戦(第6節)では貴重な決勝点をあげてくれた。
小柄な身体とクイックネス、テクニックと両足を武器に敵を切り裂く姿はとてもステキ。ミランの10番の更なる成長に期待したい。
Forza Ibrahim!
リーグ戦31試合3G3A
コッパ 4試合0G0A
UCL 5試合1G1A
マイク・メニャン 8.5
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80356569/picture_pc_c6d3e91de090c94659d847bd0dffd1b4.png?width=800)
"マジック・イーグル"
ジッジョ・ドンナルンマに攻撃的なセンスをプラスした上位互換のようなGK。まさかこれほどとは思わなかった。
サンプドリア戦(第1節)から攻守両面での活躍が始まる。
近距離からのシュートストップ、ハイボールの処理、PK、広い守備範囲、ビルドアップへの貢献からアシストまで。そしてミスが圧倒的に少ない。
ローマやラツィオ戦で立て続けに近距離から放たれたシュートを全て防いで見せたシーンは鳥肌もの。
怪我での離脱もあったが彼がもぎ取った勝点は10はくだらないだろう!
今後10年はミランのゴールマウスは安泰だ。
リーグ戦32試合0G1A
コッパ 4試合0G0A
UCL 3試合0G0A
テオ・エルナンデス 8
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80356577/picture_pc_d97a430ab641eef02a016d4df5d7ccf6.png?width=800)
凄まじい推進力とシュートセンス!
彼が左サイドからゴールに向かって加速し始めると目が離せない。
特に圧巻だったのはアタランタ戦(第37節)75mドリブルからゴールを奪ったシーンだ。レアオンとの左サイドコンビは最強の攻撃力を誇る。守備者からするとスピードに乗せてしまうとファール以外では止められないためパニックに陥るだろう。
シーズン序盤は自陣での不用意なボールロストからピンチを招くこともあったが試合を重ねる毎に守備の安定感も増していった。
今では世界トップレベルのSBと呼べるだろう。
父親になりフランス代表にも定着。今後の飛躍が楽しみ。
リーグ戦32試合5G5A
コッパ 4試合0G3A
UCL 5試合0G1A
フィカヨ・トモリ 8
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80356590/picture_pc_f0fdc1314dc8e330887e854be1c10891.png?width=800)
ミランの新たなディフェンスリーダー!
1v1、カバーリングなどセリエA屈指でありスピードもあるため、ストライカーからするともっとも厄介なタイプ。
エリア内外で見せる体を投げ出すスライディングはパオロ・マルディーニのように美しく知性と気品すら感じる。
ビルドアップにおいてもプレッシャーラインを突破する縦パスや局面を一気に覆すロングフィードなど高い能力を発揮。
UCLリヴァプールとの2戦目ではゴールも。イングランド人のサン・シーロでのゴールは2009.1.28ジェノア戦のベッカム以来だ。
ミランの堅守をカルルとともに支えたぞ!
イタリア語もかなり上達したため今後はコーチングに磨きがかかるのではないだろうか?
リーグ戦31試合0G0A
コッパ 4試合0G0A
UCL 5試合1G0A
ピエール・カルル 8
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80356585/picture_pc_9e949647ef793ff7c2e82785d00b6521.png?width=800)
今シーズンのサプライズ!
絶対的存在だったシモン・ケアーとカピターノ・ロマニョーリの離脱により回ってきた出番だった。リヨンでトップチームでのプレーがなかったこともあり、悲観的だったミラニスタをよそにトモリとともに安定したプレーを披露。不安定なガッビアと復帰したロマニョーリからスタメンの座を奪ってみせた。
ロマニョーリと比較するとフィジカル的に劣るが、その分スピードがありアスリート能力に優れ、広範囲をカバーできる。トモリと相性抜群だ。
カンピオナート1G2Aは立派。
スペツィア戦(第6節)のダニエルへのピンポイントクロスや首位を守るために負けられなかったエンポリ戦(第29節)のスーパーゴールは脳裏に焼き付いている。
公式では179cmとされる身長だが、明らかに大きくなっていると思う。183cm説あり・・
https://www.sofascore.com/player/pierre-kalulu/965330
リーグ戦28試合1G2A
コッパ 4試合0G0A
UCL 5試合0G1A
ダヴィデ・カラブリア 7.5
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80356592/picture_pc_c1c0605aa9d03943ba3b95cbe4d08221.png?width=800)
ミラン生え抜きのバンディエラ候補!
右SBのレギュラーとして及第点のパフォーマンスを披露した。
右サイドの守備と左のテオとのバランスを考慮したポジショニングは高いインテリジェンスの賜物だ。
また、機を見てインターラップを仕掛け自らボールを運び、ゲームメイクやフィニッシュに持ち込む。アタランタ戦(第7節)のゴールはお見事!
完成度の高い計算できる選手に。
25歳という年齢を考えるともうワンステップの成長が求められる。
名実ともにミランのカピターノとなりイタリア代表にも定着してほしい。
未来のバンディエラとして期待。
ゴハーン!!
リーグ戦26試合2G2A
コッパ 3試合0G0A
UCL 4試合0G0A
サンドロ・トナーリ 8
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80356600/picture_pc_547e648b518aa336b04c79242f433531.png?width=800)
愛するクラブでスクデット
今シーズン主力となったトナーリ。
中盤でボールを刈り取る。そして前のスペースがよく見えている。積極的に前線に顔を出しペナルティーエリアまで侵入しゴールへ迫る。FKも決める!特にトナーリは記憶に残るゴールも多かった。
カリアリ戦(第2節)のピルロFK、ラツィオ戦(第34説)逆転AT弾、ヴェローナ戦(第36説)バースディ・ドッピエッタ。
加入1年目はチームに適応できずに苦しんだ姿はもう忘れた。
ガットゥーゾの8番と魂を受け継ぎ、チームのためにハードワークを惜しまない姿、ピルロのような長短のパスとFK。
Ti amo!Sandrino!
リーグ戦36試合5G2A
コッパ 3試合0G0A
UCL 6試合0G0A
フランク・ケシエ 8
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80356599/picture_pc_ebe2530b5d800bbd77070bcdd8c9bdce.png?width=800)
プレジデント
オリンピックやアフリカネーションズの疲労もありコンディション不良と言われる時期もあったが、そこはやはりプレジデントである。
対人、スペース管理、プレスの強度を保ったまま最後の最後まで走りまくる運動量はセリエAトップだろう。力強いドリブルを効果的に使って持ち運ぶこともできるようになった。その能力を活かして終盤戦はトップ下で起用され、前から相手に圧力をかける役割も担う。
契約延長発言で一時期はティフォージと緊張状態にあったが、仕事ぶりで黙らせた希有な存在。
最終戦のサッスオーロ戦でのゴールパフォーマンスには思わず敬礼を返した方も多いはずだ。
ありがとうケシエ。しばらくは君が恋しくてたまらないだろう。
バルセロナ移籍が決まれば、ラ・リーガ観るきっかけになると思う。
Stammi bene・・
リーグ戦31試合6G0A
コッパ 3試合1G0A
UCL 5試合0G0A
イスマイラ・ベナセル 7.5
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小さくたって力持ち!(知ってる人いるかな・・)
トナーリの台頭で若干序列が下がった印象が否めないが、それでもミランになくてはならない存在。
トナーリorケシエどちらと組んでもしっくりくる。息の合ったチャレンジ&カバーを見せてくれた。
相手を苦しめ中盤から排除する激しいタックル、執拗なプレス。そしてパス・ドリブルともに高いレベル。個人的には奪ってから左足をふって逆サイドへ展開するパスが一番痺れる彼のセクシープレーであると思う。
ミランの心臓として活躍。
パンチ力もあり、不可解な判定で取り消しになったコッパ・イタリアのミラノデルビーでのゴールやカリアリ戦(第30節)のスーパーボレーは美しく力強いものだった。
ベナ&トナのコンビが来シーズン、セリエAの中盤を制圧するはず。
リーグ戦31試合2G1A
コッパ 3試合0G0A
UCL 6試合0G0A
ラファエル・レアオン 8.5
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スーパーである。
若い才能が目覚めていく姿を目の当たりに出来たことはとても幸せだと思う。試合を重ねる毎に攻守での淡泊さがなくなり、集中力が途切れることがなくなった。
彼のドリブルは二段ロケットである。
相対したDFを体重移動で揺さぶり、1歩or半歩遅らせ、逆をとって加速。追いすがる相手が併走した瞬間に更に加速して置き去りにしてしまう。笑顔で。もはやひとりでは止めることができない。
そしてゴールだ。
アシストも素晴らしいが、ゴールを奪えるようになったことで彼の脅威が増した。あれだけの切り返しと急加速を繰り返すドリブルの後にしっかりとボールをインパクトしている。乳酸でパンパンになっているはずなのに。
技術とフィジカルの向上も大きいのだろう。
ズラタンから「フェノーメノ」と認定された彼が長くミランで過ごしてくれることを願っている。
公式戦14G12Aは本物だ。
リーグ戦34試合11G10A
コッパ 4試合 1G 1A
UCL 4試合 1G 1A
アレクシス・サレマーケルス 7
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80356598/picture_pc_0980f3e48f59364505fd2273f81b93f9.png?width=800)
一生懸命。右サイドの働き者だ。
ピッチ外の大学デビュー感からは想像もできない献身性を発揮する。
タテへの突破力には欠けるものの、右サイドや中央よりでのゲームメイクや周りとのコンビネーションでチャンスメイク&ゴールに迫るプレーが持ち味だ。スピードはあるため、プレスバックはとても良く効くし、元々SBなので対人守備も悪くない。
プレースタイルは優等生なのだ!
サッリ監督を煽ってキレさせズラタンに諫められるシーンやサレルニターナ戦(第16節)では自分のゴールをケアーに捧げるセレブレーションを見せるなどイジられ、愛されるキャラクターである。
これからもがんばってほしい。
そう心から思わせてくれる憎めないヤツだ。
リーグ戦36試合1G2A
コッパ 4試合1G0A
UCL 6試合0G0A
ジュニオール・メシアス 7.5
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控えめなお父さんだ。
二人の子供を持つ。
今までミランに所属したブラジル人のイメージからは良い意味で違った印象を醸し出す寡黙で控えめなメシアス。
「元配達員」「セリエDからのたたき上げ」などサクセスストーリーは有名だが本人は騒がれたくないとのこと。
独特なリズムのドリブルだ。と自分でも認めておりドリブルには自信を持っている。その左足で違いを生み出すテクニシャンだ。
UCLアトレティコ・マドリー戦での決勝点ヘッドに我々は熱狂した。
出来不出来の差が大きく、サレマーケルスとのポジション争いは一進一退と言えるだろう。キャラも大きく異なる。
個人的にはバックアッパーとしてアリだし、大事な場面で大活躍してくれそうな「運」を持っている男なので一家に一人メシアスだと思っている。
リーグ戦26試合5G2A
コッパ 4試合1G0A
UCL 2試合1G1A
ラデ・クルニッチ 6.5
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80356608/picture_pc_9d49a3f1ef9bdb0749cd8e11e0b9beb0.png?width=800)
写真左端がクルニッチ
THE・必殺仕事人
ファビオ・ボリーニ以来のマルチプレイヤー。
インタビューでも語っていたが、どの役割でもピオーリの指示をピッチで実現させることに注力する姿勢には誰もが心を打たれるはずだ。
GKとCB以外すべてのポジションでプレーした。
上背もあり中盤のエアバトル、フィジカルコンタクトに強く、パスとプレースキックの精度も高い。
今日はこんな仕事してほしいなぁと思えば間違いなくこなしてくれる。
怪我人が多いミランを支えてくれた。
アイドルはベッカム。
この種の選手は簡単に手放してはいけない。
「走れないなら歩け。歩けないなら這え。」
リーグ戦28試合0G2A
コッパ 3試合0G0A
UCL 4試合0G0A
オリヴィエ・ジルー 8
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80356883/picture_pc_2103c086a54e0cff5d172c92fc52d201.png?width=800)
ミランのNo.9を救った男
ピッポ・インザーギ引退後の背番号9は呪われていたと思う。
人間の思い込みは恐ろしいが、それほどピッポの存在が偉大でありミランの9番の重圧は凄まじいものだったのだ。
しかし、W杯やCLなど数々のタイトルを獲ってきたストライカーには関係なかったようだ。
ミラノデルビーでのドッピエッタは象徴的な出来事だろう。
ファーストディフェンダーとして前線で汗をかき、プレスバックも精力的に行う。
前線で体をはり、時間をつくる。そして常にゴールの準備をしている。
そこにいることが当たり前のように最後のワンタッチでゴールを奪う。
「ストライカーはゴールを決めるのが仕事」とはよく言ったものだ。
それ以外の仕事も全力でこなすのだからオリヴェエは凄いのだ!
リーグ戦29試合11G3A
コッパ 4試合 3G0A
UCL 5試合 0G0A
チプリアン・タタルシャヌ 6
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80388352/picture_pc_b899d40452125fbe3277a01932dea074.png?width=800)
イケオジである。
そして彼は第2GKとして最高の仕事をした。
メニャンの離脱期間を大火なく務めてみせた。
フィオレンティーナ戦(第13節)での痛恨のミスを犯す場面もあったが、インテル戦(第12節)ラウタロのPKを止めて見せたあの姿はベストシーンのひとつ。
ズラタンとのベンチでのイチャイチャも高ポイントである。
本人さえよければ今しばらくミランで過ごしてほしいものだ。
リーグ戦 6試合0G0A
コッパ 0試合0G0A
UCL 3試合0G0A
アレッシオ・ロマニョーリ 6
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80388378/picture_pc_02fe4e8d98fb566cd8eb7015373a900a.png?width=800)
我らがカピターノ
総じて不本意なシーズンだったに違いない。
カルルの台頭と自身の怪我により、気がつけば第3のCBに。
しかし、ラツィオ戦(第3節)のスマートな対応やプレッシャーラインを2列すっ飛ばす美しい縦パスなど高いレベルのCBであることは間違いないし、ミラニスタは分かっている。
継続的に安定したパフォーマンスが観たい。
来シーズンどこでプレーするかはわからないがまだ老け込む年齢ではないはずだ!
Forza Ale!
リーグ戦19試合1G0A
コッパ 2試合0G1A
UCL 5試合0G0A
アレッサンドロ・フロレンツィ 6.5
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80388384/picture_pc_8f81be0cb63c3baf16db79aa0aa67787.png?width=800)
ミランの熱男
明るく元気なベテランであり、ムードメーカー的存在である。
序盤はコンディションが整わず振るわなかったが、中盤戦から尻上がりに調子を上げていった。
チャルハノールのゴールセレブレーションにブチギレしたシーンは胸アツだった。意外と初めてのスクデット獲得である。
エンポリ戦(第19節)の直接FKやヴェローナ戦(第36節)のミドルシュートは見事だった。イタリア代表はダテじゃない!
豊富な運動量と両足から正確なクロスを放ち、複数のポジションをこなせる点もうれしい。左SBでの出場もあったが、良いパフォーマンスを見せてくれた。
バックアッパーというより主力となってもおかしくない安定感を発揮し始めている。完全移籍の発表が待ち遠しい。
リーグ戦24試合2G0A
コッパ 2試合0G0A
UCL 4試合0G0A
マッテオ・ガッビア 5
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80388546/picture_pc_c10eea00ec2d33e1fa87830bcd90f3da.png?width=800)
不安定だった。
ケアーとロマニョーリの離脱は彼にとってチャンスだった。実際、CBのファーストチョイスはトモリとガッビアだろうと多くの人が考えていたが、蓋を開けてみれば第4のCBに。
トモリの負傷時には先発出場の機会もあったが・・
スペース管理があまくアタッカーに侵入を許しがちだった。
しかし、さすがの足元の技術を持っており、パスは長短ともに高精度、ドリブルも上手く持ち運ぶタイミングも良いのだ。
年齢を重ねて良いCBになっていくタイプだと信じている。
リーグ戦 8試合0G0A
コッパ 2試合0G0A
UCL 0試合0G0A
フォデ・バロ=トゥーレ 4
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80388670/picture_pc_763447f71e1f00d2bfec9a1838fed254.png?width=800)
見せ場がなかった。
テオのバックアッパー探しはまた一からになってしまった。
左ウイングとして途中出場もあったがインパクトを残せず。
ヴェネツィア戦(第5節)初先発も結局、テオと途中交代。
期待外れのシーズンとなった。
さて今後どうなるか観てみよう・・
リーグ戦10試合0G0A
コッパ 3試合0G0A
UCL 4試合0G0A
アンテ・レビッチ 6
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80388659/picture_pc_a5ae139b6e9f923012a736b4f73d39be.png?width=800)
クロアチアの漢
怪我を繰り返し、コンディションが上がらないまま、レアオンがどんどん進化していくこともあり完全に控えとなる。
しかし、ひとたびチームが窮地に陥ると、この漢は本領を発揮する。
ユヴェントス戦(第4節)、サレルニターナ戦(第26節)ではチームを敗戦から救う起死回生の同点弾をたたき込むなど、ミランに欠かせない存在であったことは間違いないだろう。
自分のゴールより他の選手のゴールやチームの勝利を喜び、凄まじい闘争心を顔面からほとばしらせる漢の姿は健在だった。
来シーズンは本来のパフォーマンスを見せつけてくれることを願っている。
リーグ戦24試合2G2A
コッパ 3試合0G0A
UCL 4試合0G0A
サム・カスティジェホ 4
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80388770/picture_pc_4cb48f93b7cb7e636fbdfa894334ae43.png?width=800)
涙なしには彼の姿を見ることは出来なかった。
サム。もう4年がたったね。
イタリア人から「パスタ」と呼ばれ、構想外になってもひたむきに、そして明るくトレーニングに励む姿に涙した。
そしてあのヴェローナ戦(第8節)だ。
2点ビハインドの後半からサレマーケルスの替わりに投入されたサム。
魂のこもったフリーランとプレッシング、PKを獲得しオウンゴールを呼び込んだクロスボール。
大逆転劇の主役は紛れもなくサムだった。
ゴールやアシストが記録されたわけではないが、あの試合の涙はずっとミラニスタの記憶に残るだろう。
大好きなサム。
リーグ戦 5試合0G0A
コッパ 0試合0G0A
UCL 0試合0G0A
ティエムエ・バカヨコ 5
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80388772/picture_pc_2382c489aff6281da998faad8ab530ad.png?width=800)
愛称はバカ(本当だ)。
コンディション不良なのか?投入されるやいなやイエローを食らう努力義務でも課されているのか?
「今日のバカヨコは良かった」と言う試合もあったが・・
デシャンに「パーフェクトMF」と呼ばれ、ガットゥーゾ体制のミランでは凄まじいボール狩りをみせていた姿は影を潜めた。
しかし、トレーニングやロッカールームでは陽気な姿を見せており、「バカ、バカ」と親しまれていた。
良いキャラクターなのだろう。そしてプロとしてしっかりと準備をしていたからこそチームメイトからも認められていたのだろう。
おそらくローンバックとなるだろうが、ガットゥーゾ時代も含めて、トータルでのミランへの貢献は忘れてはならない。
リーグ戦14試合0G0A
コッパ 1試合0G0A
UCL 3試合0G0A
シモン・ケアー 6
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80388794/picture_pc_963f6c678dc3091c2512a72888a6d880.png?width=800)
守備陣の精神的支柱
ミラニスタの精神安定剤でもあった。彼の大怪我はミラニスタの心に暗い影を落とすことになった。
高さとフィジカル、鋭い読みとカバーリング。そして的確なコーチングで守備陣をまとめた。
ピッチ外でもカッビアやカルル、トモリらのインタビューからもわかるように自身の経験を出し惜しみせずに若手に伝える素晴らしい人間性を持つ。
ジェノア戦(第15節)のキックオフ直後に左膝靱帯損傷の大怪我。
来シーズンは序列がどうなるか不透明だがチャンスはあるはずだ。
年齢的な衰えはいくらでも頭脳とハートでカバー可能だ。
シモンはいつも我々とともに。
リーグ戦11試合0G0A
コッパ 0試合0G0A
UCL 3試合0G0A
ダニエル・マルディーニ 5
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80388744/picture_pc_d55172d9181a6a328769ed32277e6d9a.png?width=800)
ダニエルをどうするか?
これは非常に難しい。
なにはともあれ、スペツィア戦(第6節)の初ゴールはマルディーニファンにとっては忘れられないものとなった。
そして9月15日にUCLの舞台に19歳9ヶ月でデビュー(リヴァプール戦)した。父パオロは20歳、祖父チェーザレは23歳でそれぞれ欧州の舞台を初体験している。
リーグ中盤以降は出番を失い、終盤戦は怪我もありスカッド外も。
個人的には思い入れの強い選手だがこれからの彼の選手生活を鑑みるにレンタルで出場機会を掴んでもらうほうが良いのかもしれない。
ワンクラブマン、背番号3の相続・・これはもはや私の願望でしかない。
ダニエルよ、心のままに
ちなみにカルルと同じく身長がまた伸びたのではないか?公式181cmだが187cmとのデータもある。
リーグ戦 8試合1G0A
コッパ 2試合0G0A
UCL 3試合0G0A
ズラタン・イブラヒモビッチ 7.5
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80395931/picture_pc_45833b7188e518b5cba3b0351f9fb9fe.png?width=800)
不惑の神さま
11年前のスクデットを経験した唯一無二の存在だ。
運動量は少ないが前線からのプレススイッチを押すのはズラタンだ。
全力で追うのではない。インファイターがアウトボクサーをコーナーに徐々に追い詰めていくようにパスコースを削り取る動きはもはや名人芸。
攻撃ではラフなボールも収め、ボールが出てこなければ下がってゲームメイクもこなす。
大事な場面でのゴールやアシストは千両役者たる所以だ。
ウディネーゼ戦(第17節)の終了間際の同点弾やラツィオ戦(第34節)トナーリの逆転ゴールをアシストした。
ベンチやロッカールーム、ミラネッロでもチームを鼓舞し、導いていく。
ズラタン・イブラヒモビッチの伝説は終わらない。
リーグ戦23試合8G3A
コッパ 2試合1G0A
UCL 4試合0G0A
ステファノ・ピオーリ 8.5
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80395966/picture_pc_6900b7b95bfcae6d2959ca212ce1a8aa.png?width=800)
「本当はファンと踊りたかったんだ」
実にスマートな紳士であり、試合前のエスプレッソがよく似合う。
彼は選手達に対して良い人間であろうと努力した。
監督であるまえに人間として接していたのだ。
彼のインタビューから感じるのは選手を守り、信じる姿勢である。
守備構築や選手マネージメントも素晴らしかった。
怪我人続出のなかでのベンチワークも。
「ジルー寝っ転がりオフサイド事件(ナポリ戦)」
「幻のメシアスゴール事件(スペツィア戦)」
「ウドジェ手で押し込んじゃった事件(ウディネーゼ戦)」
「ベナセルのゴールはカルルがブラインドになっていたから無効事件(コッパ・イタリア、ミラノデルビー)」
多くの困難を乗り越え、いつも誰に対してもリスペクトを欠かさない。
名伯楽の仲間入りだ。
Pioli is on Fire!
マルコ・ラゼティッチ
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アントニオ・ミランテ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80396119/picture_pc_8b4098cfdb32d99aae73fcb83d620f99.png?width=800)
ラゼティッチとミランテについては判定不能。
来シーズンを見てみよう。
最後に
ミランの売却が正式に決まりオーナーがエリオットからレッドバードへ変わりました。
レッドバードについては以下
コレでメルカートも本格的に動き出すでしょう。
来シーズンはUCLでの躍進を期待したいですね。
ミランのインタビュー動画もよろしくお願いします
近日中に21-22カンピオナートのゴール集動画をアップ予定です。
長くなりましたがこのへんで
Forza Milan🔴⚫️🔥
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