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大好きな漫画家先生にバッタリ出会った奇跡と一期一会

神風怪盗ジャンヌの、あの先生に、自身が働いていたお店でバッタリ出会った10年くらい前の話を残しておこうと思います。

はい、初代平成生まれ、33歳わたしの青春といえば、そう「りぼん」ですよね!「いや、知らんがな。」って声が聞こえてきそうですが。笑

連載はイ・オ・ンから始まり、神風怪盗ジャンヌや桜姫華伝・満月をさがしてなどなど……

有菜先生の描くおっきいキラキラのお目目の可愛らしい女の子のお顔は、りぼんという漫画全体の作画に大きくかかわったと言っても過言ではないくらい、偉大で伝説的な漫画家先生です。(今でもご活躍されています。アイナナのキャラデザとか。)

当時ばったり出会った経緯としては、有菜先生がお店を間違えちゃったから。

というのも、わたしが働いていた飲食店は、同じ地域に何店舗も出す経営戦略を取っているお店で。秋葉原の中だけで3つは店舗を構えていました。仮に、チンアナゴ店・ナポレオンフィッシュ店・ダイオウイカ店としましょう。……いややっぱ、A店・B店・C店にしておきます。タイピングするの面倒だから。

わたしが働いていたのは、B店。
有菜先生が行きたかったのは、C店です。

有菜先生となかよしの、ある方のイベントがC店でおこなわれることになっていたのですが、有菜先生は間違えてわたしが働いているB店にきてしまいました。

ふだんは飲食店の内部で走り回ってる私。飲食店といってもビル一棟全部が自店舗で、1階に受付がある感じのお店。そしてその日は珍しく、わたしは受付していたんですよ。

んで、休憩から帰ってきて受付に立って「いらっしゃいませ~♪」と、ふと顔を見上げたら……有菜先生が立っていらっしゃったわけです。

もう、有菜先生はわたしの青春で。漫画は全部持ってるし、舐め回すように柱まで読んでたし、握手会にも行ったことあったし、C店でやっているイベントの方の大親友だって知ってたし。有菜先生だ、有菜先生が立ってるって、脊髄反射的に脳が理解したわけですよね。

そこで絞り出した言葉が「たね……たね……(種村先生ですか?の意。そして号泣」。

有菜先生は漫画家さんだから、ふだん街中を歩いていてもそんなに気付かれることはないらしく(のちに話したときに、そうおっしゃっていた)。わたしの反応にびっくりの様子。

たねたね言って号泣しているわたしを前にして「えええ~!そうだよ、種村だよ!よくわかったねぇ!」と、すごくうれしそうに言ってくださって。わたしさらに号泣。

そこから「まだちょっと時間あるから、少しお話しよう、あと色紙、迷惑じゃなかったら描くよ!」と……。

いや、どんだけ優しいんですか先生……ってな感じで、また圧倒的に号泣しました。

  • 先生が店舗を間違えた

  • ふだんやっていない受付に立っていた

  • 休憩から帰ってきた直後

ここら辺が奇跡的に相まって起こった奇跡の奇跡でした。

色紙には、当時マーガレットで連載していた猫と私の金曜日の愛ちゃん描いてもらった。そして、有菜先生のTwitterでも呟いてくれていて。こんなんもう、ファン冥利に尽きる思いでした。

Twitterで行った種村先生との一連のやり取り

↑自分がリプしたときのやつ。うれしかったなぁ~本当に。サインは、わたしだけの秘蔵にしておく。

自分の大好きな漫画家先生にバッタリ会ってサインももらえるなんて、なかなかない経験なんじゃなかろうか。

有菜先生の公式サイト「苺*いちえ」にもなっている一期一会という声をかけてもらえたこと、一生の宝です。

これでこの話はおしまい。アデュー!

ぶち|言ノ葉執筆屋(Twitter

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