海へと続く道

自宅から海岸に抜ける道中が好きです。

海岸への抜け方は何通りかあるけど、薄暗い橋の下をくぐって抜ける道が中でも一番のお気に入り。

夏にはたくさんの人がこの橋の下でバーベキューを楽しみ、秋には道端のススキが海風で揺れ、春には花が道端に咲き誇る。

サーフィンに向かったり、ひと波終えて帰路につくサーファーがここをよく通る。

シンプルな一本道だけど、季節や曜日ごとに色んな景色を魅せてくれるこの一本道が素敵だなと。

橋を抜けると、左には江ノ島、右には富士山が一望できる辻堂西海岸にたどり着く。

こうして文章に書いてみると、なかなか贅沢な景色の浜だなと改めて思う。

辻堂を去るまで、なるべく多くの時間をこの浜で過ごしたい。

きっと引っ越しても、また時間を見つけてこの浜に戻ってくるんだと思う。それくらい、この浜にはこのコロナ禍という未曾有の2年間、楽しい部分の思い出がたくさん詰まっている。