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「テクノロジーで医療の可能性を切り拓く」Ubie Discovery の組織紹介資料を作った話

はじめに

こんにちは、
Ubie Discovery のBXデザイナーゆん(@__bebold__)です。
Ubie にジョインしてから直近までの約半年間、Ubie Discovery の採用をより強くするために採用ブランディングをメインに取り掛かって来ました。

今回は採用ブランディング施策の一つとして行った、Ubie Discovery の組織紹介資料を作った話をしたいと思います。


同じビジョン・ミッションの元、違うバリューを発揮するために作られた Ubie の特殊な組織体制

話を進める前に、なぜ、Ubie Discovery の組織紹介試料を作ろうとしたのかを簡単に説明させてください。

ブランディング的な観点で見ると、普通の企業やスタートアップだと全社のビジョン・ミッション・バリューがあり、各組織は会社のビジョン・ミッション・バリューを元に業務を行うかつ採用で求める人材像も全社共通で持っていると思います。

しかし、Ubie は全社共通のビジョン・ミッションの元、違う組織バリューを持った2つの組織が存在しています。 
業務を行う上で必要な組織的な役割をベースに、医療現場での課題発見・事業化・開発・PMFまでを行う組織である Ubie Discovery と PMF されたサービスをグロース&サクセスさせる組織 Ubie Customer Science です。

共通ミッションを達成するために、各組織は異なるバリュー、組織体制・組織運用、目標設定、評価制度などを持ち、他の会社や組織とは異なる特殊な組織構造をしています。そのため、採用のために求める人材像もそれぞれの組織が異なりますが、その違いがまだまだ Ubie に興味を持ち転職先として考えている方たちに伝わってないのが課題としてありました。

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転職希望者も各組織も共に相応よい面接にならない原因にもなるため、早く改善をすべきと感じました。
例え 転職希望者が Ubie Discovery の採用に応募し面接を行ってみると、実は Ubie Customer Science に応募できたら環境や職種の相性がもっと良かったのに Ubie Discovery では合わず残念な結果になるパターンやその逆パターンが発生してしまします。
このような結果は、転職希望者にも、Ubie 全体としてももったいない結果につながりますし、さらに転職希望者に良くない採用体験を提供することになります。

そのため、今まで存在していなかった Ubie Discovery 組織の紹介資料を作り、組織の特徴を改めて理解してもらう。そうすることでより良い採用体験の提供ができるように改善を目的にしています。

もっとシンプルかつ具体的な情報を提供する

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今までは、会社紹介資料、各職種資料、Ubie Discoveryのカルチャーガイドなど数多い資料と各資料に含まれてる重なる情報により転職希望者にシンプルかつ明確に情報を伝えることができなかった課題を改善し、Ubie Discovery 組織紹介資料と各職種資料を読むだけで、会社としての Ubie、組織としての Ubie Discovery、そして職種チームのことが理解できる仕組みに変えたい目標にしました。


具体的に何をしたのか

今回の Ubie Discovery 組織紹介資料は新しくなにかを作り上げたというよりは、採用のために社内で利用していた既存のいろいろな資料からコンテンツを集め、や面談・面接で Ubie Discovery 組織に関して多く質問された項目や Ubie Discovery の特徴としてお伝えするとよさそうと私たちが思った内容を再整理・再定義することのにフォーカスを当てました。

1. Ubie Discovery の名称をアップデート

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Ubie Disocveryという名称が作られる前は Dev と表記していました。上記した別組織の Ubie Customer Science は UAC(Ubie AI Consulting)と表記していました。
しかし、UACの名称をアップデートする必要がありそれを気に Dev も足並みをそろえ改めて名称を一緒に変えることにしました。
理由としては、やはり Ubie Discovery と Ubie Customer Science の採用のために候補者に誤解をなくす。それぞれの組織の名称だけでもその特徴がちゃんと伝わる必要があったためです。

詳しい話はこちらの記事に弊社のはたけの記事をご確認ください。


2. Ubie Discovery の組織を表すメッセージをアップデート

採用ブランディングを行う上で、社内向けでは、組織へのエンゲージメントを高める。社外向けでは組織の価値(指名度向上)、その組織で働く上でのイメージ(組織カルチャーや職種チーム理解)をつけることはとても大事です。

そのために必要なのが、Ubie Discovery を表すキーメッセージですが、今までにはっきりした表現が存在していなかったのです。
僕が Ubie にジョインする前からも Ubie Discovery の価値を伝えるために 「Ubie Discovery はどんな組織なのか?」 「どう思われたいのか?」 「どんな組織でい続けたいのか?」 など、Ubie Discovery の価値を定義するために社内でも数多く議論されていました。その結果ある程度共通化された概念が社内に浸透はしていましたが、社内外に向けワンメッセージとして Ubie Discovery を表現できるもキーメッセージが特になかったので今回作ることにしました。

チームメンバーと一緒に、以前行っていた議論を参考にしづつ、Ubie Discovery の現在強みを発散・構造化をし、未来にはこういう組織でありたいことをアイデア発散・集約ワークを振り返ることで、私たち Ubie Discovery の特徴といえるキーワードを3つ見つけました。

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事業ドメインとしての医療(Medical)、私たちの強みの1つである テクノロジー(Technology)、課題を探索し続け解決することで新しい価値を提供やPMF化までやり抜く(Hack)の3つです。

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そして、「テクノロジーを活用し人々を適切な医療に案内する」 という Ubie のミッションにもつながるかつこれからの Ubie Discovery を表す表現として今回決まった Ubie Discovery を表すキーメッセージは

「テクノロジーを活用し医療の可能性を切り拓く」

Ubie Discovery はテクノロジーを活用し医療現場が携えている現状の課題を見つけ、解決できるアイデアを創り、仮説検証を行いビジネス化しPMFまで行う本来の機能だけでなく、ユーザー・医療従事者・開業医・医療機関・自治体をつなぐことで、医療が持つビジネスとしての可能性を、医療がユーザーに提供できるさまざまな価値の可能性を探索し続け皆さんに届けることを目指します。その宣言です。

3.Ubie Discovery の組織の特長を BMTC から BMTCD へアップデート

Ubie Discovery の組織の特長は、不確実性が高い医療現場でのさまざまな課題を探索しつづけ、その中から事業化・プロダクト化できそうなアイデアの種を見つけだすことです。
そうするために必要なものとしてテクノロジー(Technology)・ビジネス(Business)・クリエイティブ(Creative)・医学的な知見(Medical Knowledge)に加え新しくデータ(Data)を追加しました。

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Ubieの強みとしては創業時から集まったデータはもう一つの確実な強みです。そのデータを分析しを活用できることは Ubie が事業を行う際にも大切な資産(アセット)です。事業拡大や関連するステックホールダーも増えていく中でもこの蓄積されたテータを活用し、これからもっと信頼できる医療データプラットフォームを構築していくことで可能になるのを表しました。


4.Ubie Discovery の守備範囲を知ることで Ubie Customer Science との誤解をなくす

この図にはいくつかの課題を解決するために今回新しくつくりました。

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Ubie Discovery で行う業務に関する理解度を高める
Ubie Discovery では具体的に何をするのかはっきり理解されていない場合があることが分かりましたので、具体的に内部でどういうことをやっているのかを分かりやすく表しました。

Ubie Discovery に関する誤解をなくす
実とは異なり、Ubie Discovery ってもうビジネスモデルも固まっていて新しいビジネスモデルやチャンスを作るのもうないんじゃない?という意見も耳にしています。その誤解をなくすために同時多発的にいろいろなことが行われていることを表しそのような思いは誤解であることを表しました。

Ubie Discovery と Ubie Customer Science の違いをちゃんと伝える
最後には何回もお話しまた Ubie の2つの組織である Ubie Discovery と Ubie Customer Science の違いがちゃんと伝わっていないかつ採用候補者の間違えた組織への応募をなくすために、2つ組織の違いについて事業開発モデルをベースに表し Ubie Discovery の事業範囲や行っていることへのご理解が高まることを目指しました。


5.Ubie Discovery の特徴をボリュームアップ
Ubie Discoveryの特徴であるコンテンツを追加しボリュームをアップしました。

1つ目は Ubie Discovery が採用において最も重視している人材要件である Ubieness(ユビネス)を追加。

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3つのバリューを遺憾なく発揮できるよう設計された組織にフィットする人材を採用するために規定した6つの要件です。Ubieness を読んで頂くと Ubie が求める人材像がもっと具体的に描けることを期待し追加したのです。


2つ目は Ubie Discovery 特徴のもう1つである組織設計の4本柱を追加。

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カジュアル面談や面接で私たちとして多く説明していますし、採用候補者の皆さんからも興味を持っていただき数多く質問されている内容である組織設計の4本柱の内容を追加しました。

権限分散組織を運用するために導入しているホラクラシー、スピードを落とさず Try & Error を振り替えながら爆速で前進するために行っているスクラムの文化、組織全体の目標設定と管理のために行っている OKR、最後に評価なし & 会社成長連動報酬といった評価制度についてです。
もちろん、Ubie Discovery のメンバーがこの内容について外部配信した記事はいろいろとありご存じの方もいらっしゃると思いますが、初めてこの資料を通じ Ubie Discovery を知った方にも組織の特徴が少しでも理解が深まることを期待しています。


3つ目は、バリュー・ユビネス・組織設計の4本柱の関係

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それぞれの内容は理解できるが、それらがどうやってつながっているのか?それが会社としての Ubie とどのように関わるのか?について質問されたり、理解しづらい部分があることがインタビューなどで分かったので、その改善として会社 Ubie のミッションと Ubie Discovery のバリュー、ユビネス、そして組織設計の4本柱の関係を表す図を追加しました。


まとめ:生き物のように変わり続けている、その瞬間とその次を常に考え続けていく

よく聞く話の中で「組織は生き物」という話がありますが、Ubie Discovery は事業の拡大や変化が今この瞬間にも活発的・多発的に行っています。その組織を改めて定義し、整理・構造化し言語化していく。それが私の役割です。そのために今回の作成したこの資料は今回で終わりではなく、今回が新たなスタートだと思いました。

今回は会社よりは組織としての Ubie Discovery の視点で行ったことをお伝えしましたが、社内外関係なくこの資料を起点で増え続けていくコミュニケーションが重なり、より良い Ubie Discovery の採用ブランド資産の1つとして育てて行きたいと思います。

ここまでお伝えした内容は他では中々考えられない Ubie の特徴が数多く現れていると思いますが、この記事を読んでいただいた皆さんの組織のブランディングや採用ブランディングに少しでも参考になると嬉しいです。

さらに、この資料を読むことで会社としての Ubie やその組織の1つである Ubie Discovery について理解が少しでも深まり興味を持っていただくと幸いです。そしてまたまた変化し続けていく Ubie Discovery という組織にもご期待や応援してください。

実際の資料はこちらでご覧いただけます。


Ubie は仲間を募集しています!

最後に、Ubie Discovery ではデザイナー含めあらゆる職種を募集しています。「ペイシェント・ジャーニーでの課題解決」や「医療機関・医療従事者の課題を解決かつエンパワーする」ためにテクノロジーで解決できる方法を一緒に考え行動に移したい方、医療のさまざまな負や課題をよりよいデザインで一緒に解決したい方をお待ちしています。採用サイトや私に DM などでお気軽にご連絡ください。



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