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ドイツ人の夫がなぜ地域おこし協力隊を選び、イベントコンテンツをつくっているのかお伝えします

こんにちは!
弟子屈町で地域おこし協力隊をしているいきながです😊
私のnoteは全て私の体験をもとにした主観で成り立っています。
弟子屈町に来て、体験したことを通して、感じたり気づいたりしたことを綴っています。
そのため、事実と異なるものもあるかもしれません。
もし情報として間違ってるものがありましたら、コメント等で教えていただけると有難いです🍀


以前(およそ1年前)お話させていただいて直後から息子が体調を崩し、息子の闘病生活の話をずっとしてきたため、なかなかその後の夫の話の続きをできずにいました。
今回はその続きをお話したいと思います。

以前の内容はこちら↓↓↓

このイベントに参加した方はLARPのイメージができたかもしれませんが、実際に体験してみないとこの面白さや醍醐味はなかなか体感で理解できないかもしれません。

そもそもなぜ、弟子屈でLARPをやりたかったのか。
今回はそのお話をしたいと思います。

夫がLARPと出逢ったのは子どもの頃。
当時、虐待通報されるほどの劣悪な環境で育っていたそうで。
その時に支えになっていたのが、日本でいうところの学童の先生。
その先生達がやっていたのがLARP。
特に森の中に入ってやる自然の中でのLARPが大好きだったそうです。
自然はどんな辛いことも嫌なことも洗い流してくれたのだとか。

地域の大人に支えられた恩を返したく、学童卒業した中学生の頃から学童主催のサマーキャンプにボランティアで参加するようになったそうです。
そこで、100人ほどの子ども達と一緒に2週間のキャンプをする中で、LARPだけでなくサバイバル術も身につけていきました。


ドイツで出会った私たちは社会的養護に興味を持ち様々な施設を回る中で、色んな里親と出会い、話を聞いていく中で、こんな自分達でもできることがある、できることから始めようと思えました。

私達は日本で里親をしながら困っている子ども達の何か手助けできることがあればと思っていました。
東京で結婚した後、すぐ里親登録に行きました。
30代前半で里親希望者はなかなかおらず、私は海外での経験もあったこともあり、大変喜ばれました。

ところが。
結果、里親登録できませんでした。
理由は収入が足りないからだそうです。
どの程度足らないのか聞いたら、年収で10万たらず。月計算したら数千円…

「旦那さんが正社員の仕事をしてくれたら。新しい仕事探して、正社員になったらまた来てください」
と言われました。

こちらとしては、正社員の仕事じゃないから子どもと共に過ごす時間をつくれると思っていました。
里親として、お金より時間の余裕が大事だと思っていたからです。
収入は確かに少なかったのですが、私達は支出もそんなにない生活をしていたので、それでも十分な生活を送っていました。

たった月数千円足りなかった、それだけの理由で里親登録できませんでした。
正直、融通の利かなさと、夫が働いて妻が子育てするという固定概念に驚かされました。

自分達ではゆとりのある生活をしていたつもりが、実は生活保護以下の生活であったことを知らされるだけの結果となりました。

あれだけ東京では里親登録を呼びかけているにも関わらず、融通が利かなければなかなか増えないだろうなと実体験で感じました。

そんなことがあり、東京の生活に希望が持てなくなりました。

なぜ移住を決めたのかというnote
↓↓↓

にも書いたのですが、仕事上色んなママさんに出会い、夫も家族を持つ外国人と知り合ったり、友達ができる中で、苦しんでいる人をたくさん見てきました。

子ども達のサポートのためには、その親が元気でいるサポートが不可欠です。

夫が地域の大人に救われてきたように、自分達も地域の大人として、これまでの培ってきた経験を活かして地域のためにできないだろうか?と思うようになりました。

ドイツに似たダイナミックな自然と共にLARPというツールを使って、疲れた人達が元気になってほしい。
もちろん、自分達も一緒に楽しみたい。


そんな想いで弟子屈にやってきて早3年。
コロナの規制も緩くなり、今年から本格始動できそうです。

次回は近々あるイベントのお知らせができたらと思います。
来週、再来週の日曜日、続けてイベントに参加します!
ぜひ遊びに来てくださいね♪

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