パター苦手な人向け。アマチュアのストロークあるある。
こんばんは、わしです。
だいぶ前になりますが、久々にキウイコーチのコースレッスンに帯同してきました。そこでパターストロークに悩む生徒さんへ少しだけストロークの基本のお話をさせていただく機会がありました。
今回はその内容をメモとして残しておこうと思い記事にしました。パターが上手な人は普通にできていることかもしれませんが、苦手な人は参考になるかもしれません。たぶんやけど。笑
生徒Aさんのストロークの特徴
今回パッティングのストロークについて悩んでいたAさんは、ストローク中なるべくクラブフェイスの向きを変ないように意識していたそうで、手を水平に引き水平に押し出すようなストロークで、手元側に比べヘッド側の運動量が少なくなっていました。
バックスイングでグリップを後ろへ並行移動し、またダウンスイングでカップ方向へグリップを並行移動していたので、常にヘッドが振り遅れている状態でした。
さらにバックスイングでもフェイス面を常にターゲットへ向けるようにストロークしていたため、ロフトが寝たバックスイングで、ロフトを立てフェイス面をやや地面へ向けられていませんでした。(これアマにめちゃめちゃ多いです。)
やはりパターのストロークも振り子運動なので、小さい振り幅の中でインサイドインのクラブパスで弧を描くように、そして正面から見た時もヘッドが上下に孤を描くようにストロークできた方が再現性が高いですし、打ち出しのコンディションがもろもろ良くなります。後、インパクトの瞬間ヘッドが加速0でボールを捕らえやすくなるのも大きいです。
(超細かいデータについてはここで永遠に説明しています。本当に暇な人は時間潰しにどうぞ。笑)
打ち出し方向とフェイスアングル
パターもアイアンや他のクラブのショット同様に、インパクトの瞬間のフェイスの向きにボールが打ち出されていきます。
パターはインパクトのフェイスアングルが、打ち出し方向のおよそ90%に影響すると証明されています。
ロフトが少ないクラブほどフェイス向きが打ち出し方向に影響を及ぼすと言われているので、ドライバーはフェイスアングルの80%ほどが打ち出し方向に影響を、アイアンは75%ほどが影響を及ぼすと証明されています。
となると、ストローク中はフェイスを急激に開閉せずに、なるべく穏やかに開閉させながら動かした方が方向性が良くなるということが分かると思います。
パターの振り子
グリップの先っちょを指2本でつまんで振り子運動をさせてみると、手元を動かさずに振り子運動を行うとフェイス向きはあまりブレないと思います。
では、摘んでいるグリップエンド(支点)をパターヘッドの運動と同じようにターゲット後方へ/ターゲット方向へ動かしてみましょう。するとヘッドの向きが不安定になり、捻れやすくなったり、ヘッド自体が暴れてしまいますよね。
では、摘んでいるグリップエンド(支点)をあまり左右に動かさずヘッドを振り子運動させてみましょう。そして振り子運動に合わせて、摘んでいる部分を真上に少し引き上げるように動かしてあげてみてください。するとヘッドの動きをある程度安定させつつ、クラブヘッドを加速できることがわかると思います。
わたし自身、意識的にこの上方向への動きを考えたことがなかったのですが、ストローク中は僅かにこのような上方向への力も必要なんだそうです。
とりあえず、言いたい事が伝わったことを願う。笑
ストロークのコツ(初級編)
では、どうやったら先程のグリップエンドを摘んだときのような振り子運動をパッティングのストロークに落とし込めるでしょうか?
①少しアップライトに構えること
ハンドダウンに構えるとフェイスターン増えちゃいますよね。ピンヘッドであえてそのようなストロークをする人もいますが、デカヘッドのパターを使っている人やフェイスターンを抑えたい人はややアップライトに手元をセットしてあげるとよきだと思います。
②バックスイングでヘッドを低く長く引かないこと
地面スレスレにヘッドを引きずるようにテイクバックするとスイングアークがフラットになりすぎるため、重力加速度っぽい感じの名前のなんかの力をシンプルに効率よく使ってあげられません。(アホな説明すまんw名前忘れたw)ヘッドを上昇させながらテイクバックできるとパターのロフトが寝ずにバックスイングできるので、パターストロークでも振り子パワーが使えるようになります。
③ダウンスイングはグリップを少し自分側へ引く
テイクバックからの解放でただダウンスイングするよりも、タイミングよくグリップを自分方向へ引く力を使えると、小さいストロークでもクラブヘッドを適正に加速させられるのでフェイス向きもより安定し易くなります。さっき説明した上方向への力ですね。(ですがインパクトの瞬間は加速させずに速度をキープしたままボールをヒットできるのがベストです。これについて論文を元にここで記事にしてます。暇な人時間潰しにどうぞ。おもしろい理論です。)
芯を外すテクもあり
最後に話がちょっと変わりますけど、わたしは学生時代、下りのショートパットがめちゃくちゃ苦手だったんです。試合でももう半分イップスでした。
そんなとき、友達のプロに勧められたのがあえて芯を外して打つこと。
芯を外すと言うのは上下左右ありますから、ラインによって外す位置は加減してくださいね。トウ側だとフェイスは若干開きますし、ヒールだと閉じます。
これはもう目からウロコでして!!!わたしのようなパターが下手でチキンハートなのに高速グリーンでプレーしなければならない悲惨な運命のゴルファーにはマジでお勧めのテクです。プロアスリートでもないし苦手なことに打ち勝てねーときはこんな対処法でいいのよ。笑
今考えるとパターって別に毎回芯で打たなきゃいけない訳じゃないのに、なんで言われるまで気づかなかったんだろ〜って感じです。クリエイティビティが足りないんですね。そういえばな話ですけど、ツアープロもラインによっては曲がりを減らすようにサイドスピンを加減して打ったり、下りで初速を落とせるように打ったりするって聞いたことがあるので割と普通のことだったようです。笑
おわりに
わたしはアメリカで上記のようにパッティングについて学びました。PGAのパッティングの専門コーチからも習ってました。(あ、やっぱりレッスン4回くらいしか行ってないから習った事があるにしとこう笑)
ですが、パターの打ち方は十人十色。ヘッドの形状やそのパターの特性によって適正なストロークも多少変わります。結局のところは再現性が高いストロークができるのであれば、どんな打ち方でもいいと思います。
最低限のポイントだけ押さえていれば、後は自分が1番心地よく振れ、再現性の高い方法でストロークをすればいいと思います。
自分のパッティングフォームに自信がない人や、自分の現状のランチコンディションについて知りたい人は1度パターレッスンを専門でやってるところでレッスンを受けるといいですよ!わたしも受けたい!
お勧めはSam Putt LabやCAPTやQuintic、トラックマンなどパッティングストロークを計測できるランチモニターがあるところでレッスンを受けるのがお勧めで〜す!
パターについても色々と記事書いてるので読んでみてください。
ゴルフオタクさんは楽しめると思います!!
じゃ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?