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長いクラブの振り遅れで困ってる人ちょっと集合

皆さんこんにちは!

今回はアイアンは比較的上手く打てるのに、長いクラブになると上手くボールが打てない、球が上がらないなど悩んでいる方へ向けた記事を書いていきまーす。

独学でゴルフ頑張ってる人たちの参考になったら嬉しいです。
それでは参りま〜す。


アイアンとドライバースイングの違いについて

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まず私個人としては、理論的にアイアンスイングと長いクラブのスイングはスイングプレーンの角度が違うのでスイングそのものが若干変わるものだと考えています。皆さんはどう思いますか?

例として、PGAのローリー・マキロイはクラブごとにスイングを微妙に変えていると以前インタビューで話していました。ベストな結果を残すためには、アイアンにはアイアンの、ドライバーにはドライバーのランチコンディションを最適にするための条件があります。当時の彼はドライバーでプッシュドローを打つのが好きだったので、そのランチコンディションを作りやすい動きをスイングに取り入れていると話していました。

これはプロだけでなくアマチュアにもとても参考になる考え方だと思います。単純にスイングの見た目や動きだけに着目し修正するのではなく、インパクトコンディションから考えて、それに必要な動きをスイングに取り入れるというものです。


同じように振っても打てますけどなにか?という方もいますよね

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人によっては、短いクラブも長いクラブも同じようにスイングする「感覚」で上手く打てる方もいます!そんなあなたは超ラッキー!おめでとうございます!意識せずにアジャストできているので、かなり道具を使うことが上手いんだと思います。

ですが、実際にはそうでない方もたくさんいます。「感覚」という観点では同じようにスイングすることが間違っている訳では決してありません。ただ、「実際に起こっていること」の観点から見ると2つのスイングの最適なインパクトの状態は異なりますよってだけです。

とりあえずいつも言ってることなのですが、様々なインストラクションを雑誌やネットから参考にする時は、それが感覚の話なのか、それとも実際の動きや見え方のことを話しているのか、受け取る側が注意する必要がありますよね。雑誌やネット記事などでは、一般的なゴルフファーに向けたアドバイスが多いので、あなたが必ずしもそれに当てはまるとは限りませんよということです。

ではここで、アイアンは上手く打てるのに長いクラブになると打てない方の場合、どんなことが原因でそのような状況に陥ってしまっているのでか考えてみましょう。



ヘッドをリリースできていない方が圧倒的に多い

よくある悩みが、長いクラブだと球があがらず低い球が出る、右にふけるという悩みです。これは主にヘッドをリリースできていない所謂「振り遅れ」が原因の可能性が非常に高いでしょう。

で す が !

もしあなたが、まだバックスイングやトップからP6までの動きを、ある程度の許容範囲に収められていないのであれば、まずそれを優先して「ある程度整える」ことがベターだと思います。

これからインパクトの話をしていきますが、ゴルフスイングは基本的にスタート地点から問題を改善していく方が効率がいいと言われています。トップポジションがへんてこな位置にあるのに、インパクトだけ直そうとしてもそれは難しいですよね?自分の理想のインパクトがあるなら、それを作りやすいダウンスイングをする、それを行いやすいトップポジションを作る、そのトップに持っていきやすいバックスイングをおこなうといった流れで考えられると、結果としてスイング改善にかかる時間は最短で済むはずです。完璧なスイングは必要ありませんが、スイング中、自分でクラブの重心をコントロールできる許容範囲にクラブヘッドを収めてあげることが大事です。

スイングのポジションの良し悪し、許容範囲など詳しいチェックポイントが気になる人は、ここからキウイコーチがおこなった過去のウェビナーを購入できるのでチェックしてみてくださいね。
ドライバーP1-P4のチェックポイントドライバーP5-P10のチェックポイント



ドライバーのリリースは2種類に分けて考えるとよき

みなさんは「ドライバーのリリース」と聞くと、おそらくクラブフェイスの開閉やフォロースルーで手を返す動作を想像するんではないでしょうか?
わたしはアメリカでゴルフを学んでいた頃、ヘッドのリリースには2種類のリリースがあると学びました。

まず1つ目のリリースが、先に述べた、みなさんお馴染みのフェイスの開閉のリリース、シャフトを軸にヘッドのトウ側が動くリリースです。(この記事ではこれをリリース1とします)

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そして2つ目のリリースがしたの画像のように、グリップエンドを支点にしたとき、クラブヘッドがターゲット方向へ進む縦のリリースです。このリリースが足りないと、いわゆる「振り遅れ」になっちゃうやつです。(これをリリース2とします)

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ドライバーショットではこの2つのリリースが必要になります。



使うクラブによって必要なリリースを考えてみよう

まずアイアンショットを考えたとき、基本的にロブショットやバンカーショットなどのウェッジショットで高さが必要な場合や、クラブのバウンスの露出が必要な状況でない限り「リリース2」はあまり使わないですよね。むしろ普通のアイアンショットでは「リリース2」を抑えるようにハンドファーストの形をキープする練習をする方が多いと思います。

ですが、ドライバーショットはこの「リリース2」をアイアンショットより積極的に使います。長いクラブで打つ時もアイアンと同じようにスイングしてしまい、「リリース2」の方を十分に意識できていないと、振り遅れや右にふけるなど様々なことに悩むことになります。(例えばわたしな笑)

ドライバーとアイアン、2つのスイングはリリースのタイミングが違うって感じですかね。(感覚的な話)



ドライバーはアッパーブローが王道

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アマチュアゴルファーの場合、ドライバーはアッパーで打つ方が賢明だと思います。(ヘッドスピードがプロ並みに速い人を除く)

例えば、プロだと少し上から打ち込むことで、スピン量を増やし距離を落とすことで曲がりも抑えタイトなホール置きに行くなど、そんな技もあると思いますが、それは一般アマには必要ないテクかなと思います。

「ドライバーはアッパーブローで打つ」は近い将来日本でも絶対的なものになると思います。個々のヘッドスピードにあった飛距離が出る最適なインパクトのデータポイントを考えた時、打出角やダイナミックロフトからなるスピン量などなどを考慮すると、アッパーブローで打つことはアマチュアにとって必須条件になるからです。なのでアマでHSが48以下ならば、ハンドファーストで打つのは意味あるんか?と思います。


*完全個人的な意見なので嫌味に聞こえたら申し訳ないです。わたしの言うアマの定義は一般的なアマチュアゴルファーであってスクラッチで回るようなスーパーアマは該当しませんからね。




最後にここでまた「感覚」と「実際のデータ」の違いについて問題が浮上

感覚と実際のデータの話は全くの別物なので、本当に混同しないように気をつけていただきたいです。有名なプロゴルファーやインストラクターの方々のYouTube動画など見ていても、ここがごっちゃごちゃの場合がとても多いです。ここを視聴者に分かりやすく意識して話してくれているのはモリモリだけかなと思います。(私が見た中ではですが)

例えば、「ドライバーはハンドレイトのインパクトをイメージして練習してください」というフレーズ。わたしがティーチングしていた頃、これ流行ってんか?くらい、他の先生がこのフレーズを言っているのをよく聞きました。これは実際にハンドレイトで打てという意味ではなく、手元が先行しすぎてハンドファーストになって振り遅れてフェイスも開きやすくなっているから「リリース2」を増やしたいので「ドライバーはハンドレイトのインパクトをイメージして練習してください」という意味だと私は思いました。

ここをしっかり説明する先生もいれば、逆に全部話したら生徒の頭がパンクするかもしれないって説明を省く先生もいます。なので、実際にレッスンを受けている方は先生に聞いてみるのが1番ですし、独学で色々な情報を参考にしている方はよく考え、察してくださいね。笑



おわりに

ということで、関係ない話も多めでしたが、ポイントはP6からもっとヘッドをリリースせえということでした。そのためにもP4からのダウンスイングでは、アイアンスイングと比べ若干手元も後ろ側から下ろしてあげる、そしてP6でもクラブヘッドが手元より後ろに残るアンダーニースがより「リリース2」を行いやすくしてくれます。

マキロイ派の考え方の人は、そんな感じで練習してみてね。

てゆか、わたしの記事って滅多にコメントがないんですけど、やぱ面白くないんかなw
コメントしてもらえればそれをテーマにして記事を書いたりしますのでお気軽にコメント残して下さい。反論もあれば大歓迎!自分の理解が深まるきっかけにもなるので色んなコメントしてください。楽しみにお待ちしています!

またね〜

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