J.S.ミル presents お笑いオールスター感謝祭③

母との歴史的和解を経たあと、
私は大学に合格し母の元を離れた。

慣れない大学生活に追われているうちに、
8月1日
M-1グランプリ2021が開幕した。

初日に1回戦1位通過をかっさらって行くのは
もちろん我らが真空ジェシカである。

連発する川北のセンスの詰まったボケ
翻弄されるガク
期待通りの面白さだった。
まだ見てない人はM-1公式YouTubeでまだ公開されてるから
見てくれよな!

他にも面白かった芸人は数え切れないくらいいたけど
一つずつ書いていてはさすがのnoteもバグっちゃうので
割愛します。


大会の日程は順調に進んでいき、
一方の私はバイトを始めたりなんかして
慣れないことが続きすぎて切羽詰まっていた頃に
3回戦のネタが公開された。

噂で聞いた。
「真空ジェシカがネタを飛ばした」

本当に?
彼らは3回戦突破したはずでは?


恐る恐る動画を見てみると
完璧に飛ばしていた


しかし、

しかしである。


そんなことどうでも良くなるほど面白かったのだ。


その頃精神的に余裕が無かった私は
爆笑しながら泣いた。

凄すぎる。
ネタ飛ばしてんのにこんなに面白いんだぜ。
しかも、準々決勝に進んじゃったんだぜ。


あの時のネタは、その後の私の心の支えになった。

辛いことがあっても
「真空ジェシカはネタ飛ばしたけど、3回戦突破したんだぞ。こんなのどうってこと無い」
冗談抜きで、そう思っていた。


3回戦後も彼らの勢いは止まらなかった。
12月2日
決勝進出決定。

「生きててよかった〜」
心からの声が出た。

真空ジェシカだけに限らず
2021年のM-1ファイナリストは
東京ライブシーンを追っている人間にとって
夢そのものだった。


そして12月19日
波乱のM-1グランプリ2021が幕を開けた。

5番目に呼ばれたのは、

真空ジェシカ

「早くみんなに見て欲しい」
その想いでいっぱいだった。

みなさん知っての通り、
最強のセンス漫才を披露し彼らの出番は終わった。

Twitterを見てみると、
みんなが「真空ジェシカ面白い!」
と言っているではないか。

「ほらな!!!!!!!!!」

人生2度目のバカでか「ほらな」が出た。
この短い期間で2回出ているってことは、
今後も出る可能性は十分にある。
その場面に遭遇できるといいね。

そんなことはともかく、
私の推しが全国から面白いと言われている。
友達が口を揃えて面白いと言ってくれている。

泣くしかないでしょ。


この瞬間が
私にとっての今大会のハイライトだった。



優勝者が決まり、納得のいく形で大会は幕を閉じた。

まだ余韻に浸ってテレビの前でぼーっとしていると、
我が友スイミーが言った。

「本当に面白かった。来年も一緒に見ようね」

彼女には直接言ってないが、
その言葉は泣くほど嬉しかった。

今までM-1を見たことなかった彼女と、
私のようなM-1に侵食されたモンスターが
また来年も一緒にM-1を見るという未来が約束されたのだ。


2021年のM-1を見た人も、
見てなかった人も、
2022年は必ず見てほしい。

きっと私はその時もTwitterに浮上して
いろんなことを呟いて騒いでいるだろうから、
もし気が向いたら一緒になって楽しんで欲しい。

来年は一緒に新たな王者を一緒に見届けよう。


最後に、ここでは語りきれなかった大好きな芸人たちに感謝と愛を伝えたい。

本当はラーメンズに出会った感動とかも書きたかったけど、また別の機会に。


私の愛する芸人たちへ
私という人間を作ってくれてありがとう

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