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絆を深める内定辞退防止策とは?

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

前回は東京ビッグサイトの出展レポートについて書きました。
コロナ以降、オンラインイベントが多くなりました。でもやっぱりリアル最強って話です。ウェアラブルの可能性についても書いています。
是非読んでみてください。
https://note.com/_amulet/n/n2b99d95754e7

今回は内定辞退防止について書きます。
いよいよ採用活動も佳境に入っていることと思いますが、内々定を出したその後、どう学生さんと向き合うかについてです。

コロナ禍の採用も2年目。どういった形で選考を進めていらっしゃいますでしょうか。
どこの企業様もコロナ前と比べてオンラインでの対応が増えていると思います。
オンラインは交通費が削減できたり、地方の学生さんでも気軽に参加できたりとメリットも大きいですが、リアルから獲得できる情報量が減少するデメリットがあります。
そのため、就活生が会社を決めきれないというケースがこのコロナで増えたのでは?と見ています。
それを踏まえて防止策を考えてみました。

こんなデータがあります。

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001254.000002955.html
画像:マイナビ2021年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況

内々定者が実際にあったフォローと、希望する内容についてです。

希望する内容のTop3は

51.6% 内定者懇親会・対面 
47.3% 人事担当者からのメールや電話連絡 
44.7% 内々定式 


以下
30.3% 勉強会・グループワーク研修
27.9% 先輩社員たちの懇親会

と続きます。

まず内定者懇親会と内々定式では同期を確認できます。
誰しも一緒の働くメンバーは知りたいもの。自分がやっていけるかどうかという理由もあると思いますが、同期をみて判断する人は少なからずいます。
懇親会後に辞退というケースも昨年話題になった複数受諾のニュースから考えれば、そこで見定めてからということも考えられます。
私も過去に1度、まさに内定者懇親会後の辞退を経験しました。
日本には職業選択の自由がありますので内定承諾後でも辞退はできます。そう考えた場合、懇親会、内々定式についても
「入社に繋がるような動機付け」を考えておく必要があります。

では、内定者の入社意欲を確固たるものとするためには
2番目にあがっている「人事担当者からのメールや電話連絡」は必須です。
20年度卒の21%から47%と倍増している要因としてコロナ禍の不安もあると思います。会社の近況を伝えたり、コミュニケーションを取ることで安心感を醸成することができます。
ただ21年度の実際と希望の差異が20%強。しっかりとコミュニケーションを取っていらっしゃると思いますので、内容と頻度に気をつけて、何が入社意欲を上げる要因になるのかを
考えた上でコミュニケーション頻度を上げる必要があります。

さらに続くデータに
30.3% 勉強会・グループワーク研修
27.9% 先輩社員たちの懇親会

とあります。勉強会やグループワークは実際が3.4%と希望しているけど実施されていない現状があるようです。
こちらは内々定式に近しいところはあるかもしれませんが、同期に会うということと、自分が通用するのか。
働くにあたって成長したいとの思いもあると思いますので、その「想い」に応える内容を考えていただきたいと思います。

あと、先輩社員とのコミュニケーションでオススメの内定者フォローをご紹介します。

先輩オススメの技術書籍をセレクトし、内定者と期間を決めて読み進めていくという方法です。

コミュニケーションを取りながら勉強にもなり、思考の癖なんかの確認もできます。
学業が多忙な人もいますが、進めるスピードなんかも工夫すれば使える内容だと思います。
「プロってすげー」と思ってもらえたらさらにいいですね。
ただ最近の学生さんはレベルが高すぎて、先輩が震える思いをする可能性も・・・笑
ここはがんばって先輩の威厳を保ってほしいと思いますw

その他には、同好会のような仕事外での取り組みに入ってもらうのも1つの方法だと思います。
内容としてはモノづくりとか少し仕事に接点のあるものがベターです。軽い気持ちで参加してもらえて、「接点を増やす」ことがポイントですね。

コロナ禍でオンラインがコミュニケーションの主になったとしても、フォロー体制は築いておきたいところです。
内定辞退防止は工夫が必要ですし、それなりに手間もかかります。先輩社員の交流という項目についても、工数をとってもらう必要があり調整は必須です。
新卒採用は会社の未来を築くこと。そのことを全社員に理解してもらうところから始めましょう。
正解はありませんが、ヒントは内定者が持っています。完全な対策ではなかったとしても、出来るだけのことをしてご縁をつなぎましょう。

会社内と、内定者。会社に関わる関係者全体の絆を深める機会として、積極的に関与いただきたいと思います。

次回は、ITのネタ探しについて書きます。
いろんな企業さんで何か新しいことを考えたいというご意見を頂くので参考にしてもらたらと思います。お楽しみに!

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