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ロシアの経済制裁から考える、デジタルの躍進について

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

連日ロシア、ウクライナに関する報道があり、さまざまなニュースの中から経済制裁のニュースを見ていて感じたことを取り上げようと思います。
きっとみなさんの中にも何気なくご覧になった方はいらっしゃるのではないでしょうか。

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産経新聞ニュースから 
https://www.sankei.com/article/20220227-7K4ZWRJP65L57GT4XQCL7YGI2Q/

ウクライナがワールドワイドなIT企業に制裁を要請している記事です。

私がIT分野の人間なので、同様のニュースばかりが目に入るのかな?とも思いましたが、実際に調べてみるとたくさんの記事が出てきました。

現代の生活において、デジタルとの分断が与える影響の大きさを物語っていると思います。

マイクロソフト、オラクル、SAP、楽天、Google、Appleなどなど、
調べてみると、ロシアでは軍関係を除く多くの企業や団体が米国など他国のIT製品、サービスを事業基盤として活用しているので、輸出入より効果的という見方があるようです。

ここだけを切り取ると、「経済制裁」というより「デジタル制裁」の方がしっくりきますよね。

では、過去同様のケースではどうだったのでしょう。
例えば、90年にあった湾岸戦争。調べてみると、食糧、薬品といったものが制裁の中心に挙げられており、
今回のように企業が絡んだものはなかなか見つけることができませんでした。
90年であれば、まだWin95も登場していませんし、現在と状況は異なります。きっとこの30年で、デジタルという領域が全世界的に広がりを見せ、
必需品と呼べるレベルにまでになったということです。

ITサービスをストップすることが、一国の経済にダメージを与えることができるということ。

それはもはや、

国と同様のレベルで企業が力を持ち始めている

という見方は強ち間違っていないと思います。

今後、主要なITサービスを持っている企業が国際情勢にまで影響を及ぼせるということ。それを今回、改めて思い知らされました。

もはやデジタルは国力の源泉なのかもしませんね。

「デジタルサービスの輸入」は、実生活の首根っこを掴まれているといっても過言ではないのかもしれません。
そういう視点で言えば、ITを鎖国して自国で生み出したサービスをメインに使っている中国は脅威的です。

 私がこのnoteを書くのに使っているMacBook、手元にはiPhone、数々のウェブサービスの後ろにはAWSと、、考えさせられた今日この頃でした。

 また来週お目にかかりたく思います。

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