見出し画像

就職活動の悩みは学生本人だけじゃない?!社会問題と就活の繋がり

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

もう2025年度の就活が始まっていますね〜!同時に2024年度の内定者研修なんかも並行して実施されていると思います。
ここ最近人事は一年中落ち着く暇もありませんね〜

先日ある企業様から内定者とのやり取りについてお伺いしました。
その内容がちょっと考えさせられるものだったのでご紹介します。

最終面接が終わり、内定をお出ししたあとは、学生さんからも口頭で承諾の意をいただくことがあると思います。
その後、内定承諾書を送付して、サインを書いて返送してもらうという流れが一般的ですかね。

今回はその承諾書の返送がギリギリまで来なくって、企業側が心配して本人と連絡を取ると、
親御さんが一度お話ししたいということで、お電話でお話されたとのことでした。

その時に確認された内容は2つ。

1つは、
すでに親御さんが年金暮らしで身元保証人として本当に大丈夫なのかということ。

もう1つは、
地方学生でこの就職を機に上京する予定で、家賃補助などはないかという相談。

学生本人は面接を通じてそのあたりのことは理解してくれていましたが、
地域手当として数万円の支給はあっても住まいについては自己負担になります。

これはある意味、切実な問題ですよね。

私も片親で大学費用も奨学金とアルバイト代を注ぎ込んで通っていました。
なので、就職先は氷河期にも関わらず絶対に家から通える地元での就職、
もしくは寮があって負担がないことを条件にしていました。

私の話はさておき、最終的には企業側が親御さんの身元保証を承諾し、
住宅費用については何とか工夫して捻出してもらう形で納得してもらえたとのことです。

どこにでもあるような話ではありますが、きっと親御さんからすると気を揉まれたことでしょうし、
子供が上京していくことへの不安もあるでしょう。そして学生の立場からすれば、自分が決めた選択に対して
親の心配はありがたくもあり、でもちょっともやもやする気持ちもあったんじゃないかなって想像します。

人事は親ブロックにどう対処するかなど、様々な策を講じています。
理解してもらえるように、安心してもらえるように、できるだけ情報提供をしたり、最善を尽くしている企業様は多いと思います。

しかし今の日本では、こういう現実的な話も出てくるんです。
晩婚化、晩産化が珍しくない時代、相対的貧困率も先進国で最悪の数値になっていることなど、
これからの日本はこういった問題もどんどん増えることでしょう。

みなさんが採用したいと思える学生さんが出てきた際に、同様の状況になったらどうしますか?
何が正解かということはありませんし、各社対応は様々だと思います。

何が正解ということはありませんが、各社対応は様々だと思います。

きっとこの先避けることができない事案だと思いますので、
このタイミングで少し考えてみてください。

いやはや、難しい世の中になってきました、、

それではまた来週お目にかかりたく思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?