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美味しい食材と恋に落ちる

食育菜園』という言葉に出会ったのは2015年2月ハワイ島を訪れたとき。

ヤナと森の生活』の著者ケイコ・フォレストさんの本棚でみつけ、彼女がバークレーで子育てをしていたときの話をうかがったとき。

ハワイ島での食卓

その2ヶ月後導かれるように『食育菜園』の編集者である堀口博子さんと出会い、1年間の深く心に残るプログラムをご一緒することになったのでした。
(出会ったときには気づかず、本と博子さんの関係を知ったのはまた数ヶ月後のこと。)

全米に広がる学校菜園のモデルとなるエディブル・スクールヤードの取り組みは、世界にオーガニックとスローフードを広めたとして知られるカリフォルニア・バークレー「シェ・パニーズ」のオーナーシェフ、アリス・ウォーターズによって1995年にはじまりました。

Martin Luther King Middle School(Spring/2018)

日本でも「すべてのこどもたちに学校菜園を」とエディブルスクールヤードジャパンの活動がはじまり、東京都多摩市立愛和小学校をはじめとして波紋を投じています。


アリス•ウォータースの提唱する9か条

①持続可能な方法で、
 環境に配慮して作られたものを食べるようにしましょう。

②旬なものを食べましょう。

③ファーマーズマーケットで買い物をしましょう。

④庭で野菜やハーブなど食べられるものを栽培しましょう。

⑤ものを大切にし、堆肥をつくってリサイクルしましょう。

⑥料理はシンプルに五感を使うようにしましょう。

⑦みんなで一緒に料理をしましょう。

⑧みんなで一緒にご飯を食べましょう。

⑨食べ物は尊いということを忘れずに。

アート オブ シンプルフード
著/アリス・ウォータース


いたってシンプル
それでいて
ふと
みつめかえすきっかけをもらえるものばかり

種から芽が出ていく姿を観察する喜び
大きくなった房をひらいて出会える愛おしさ
土の中からひょっこり頭をだす根菜たちの甘さ
董立ちした花々の美しさ

まずは
美味しい食材と恋に落ちるとこから


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2022年4月


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この文章はエディブルスクールヤードで活動していた早川雅貴くんの記事を作成するやりとりから以前書いた文章を加筆修正したものです
記事は2022/4/20穀雨リリース)


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