フォレストガーデンの先にみえるもの
浜松のフォレストガーデンのことは度々耳にしていて、月日を重ねるにつれその評判は増していたように思う。
念願かなって訪れられた気持ちのよい秋晴れの日。
入口すぐから目に入った葡萄棚はバークレーのエディブルスクールヤードのラマダ(集会場)を彷彿させて、ウェルカムされた気分。
産まれて数ヶ月の赤子を含めた子どもたち5人と大人11人が大きな輪となった。
「緊張するとしゃべりすぎちゃうんだよね〜...」
ユーモアを含めてナビゲートしてくれる語りからは自然への敬意と愛情を感じた。環境への危機感や正義感もあると思うのだけど、その気持ちを相手に強く押し付けることはせずにできることを一歩一歩(とても地道にコツコツと)進めてきたんだろうな。
最初はクワも入らないほど硬かった土地は様々な植物の緑のグラデーションで覆われて、香りを嗅ぎつけた近くの虫博士(中学生)は「受験だから忙しいんだよね」なんて言いながらつい足を運んでしまう豊かな場に育ってきている。
学生をつれて場を共にした大学教授はこの地を何度か訪れていて、「来るたびに変わっていくここの変化を楽しみにしているんだよね。」なんて言っていた。
想いにまっすぐ歩み続ける人がいれば場は育っていく
世の中は全てが順調なわけではなくて気持ちがくじけてしまうこともあるけれど、育まれた場に関心を持つ人々たちはそんな姿に背中を押されてまた一歩を踏み出したりするんだろうな。
そんなことを思った時間でした。
仲間と共に味わいたいと思っていたこの空間。
ご一緒してくれたみんなに感謝を込めて。
合わせて読んでもらえたら嬉しい
エディブルスクールヤード のこと
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