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婚約破棄をした時の話

私が婚約破棄をした時の話

について、書きたいと思います。

重めの話題ですが、もう4年も前の話です。
色々ありましたが、さすがにもうポップに話せます。
人生において、とてつもなくいい経験だったと思うので、記録しておきたいなと思います。


2018年 1月、私は婚約破棄をしました。

約2年半交際していた彼でした。
2月に入籍をする予定で、10日後には両家の顔合わせも控えていました。

元を辿れば、そのひと月前。
12月の頭に彼の浮気が発覚しました。
彼が見知らぬ女性と致している真っ最中の動画を発見してしまいました。

彼に言おうかどうかすごく悩んだけど、
こんなモヤモヤを抱えたまま結婚なんて出来ないなあと思い、
携帯を見てしまったこと、動画を見てしまったこと、この女は誰なのかを彼に問いただしました。

もちろん彼もパニックになり、携帯を見た私を責めました。
気持ち悪いと体を突き飛ばされました。

そんなことがあっても、私は彼と別れを選ぶことがその時はできませんでした。


それから数週間が経った頃、何事もなく仕事に向かった私でしたが、朝から体調が優れず早退する事になりました。

家に帰ると玄関には見覚えの無い靴。

彼を私の家に残して仕事に行ったはずだったので、リビングに続く扉を開けると……

私のベッドで裸で寝ている彼と見知らぬ女。

何がなんだかわかりませんでした。

とりあえず女性には服を着させ、帰ってもらいましたがもう何も考えられませんでした。


そこからはあまり記憶がありません。

何度か話し合いもしたし、謝られたけど、どうしても彼を信じ直すことは難しいと思ってしまいました。

でも、それでも私は結婚しようとしていました。

両家の顔合わせの予定も決まっていたし、入籍の日も決めていた。
親にも何て伝えればいいか分からなかったし、職場にも、友達にも。

「私が我慢すればいい」
「一度くらい許せばいい」
と、自分に言い聞かせていました。


ある日、唯一このことを知っている友人からこう言われました。

お前は誰の為に結婚しようとしてるんだ?

そう言われて目が覚めました。
結婚は自分の為にするものだと。

今このまま結婚しても、あの時のことは絶対に一生忘れないし、許すことも絶対にない。

気持ちがすっと晴れて、彼に別れを告げました。

慰謝料請求もしませんでした。
お金なんて要らないし、これで貰ったお金で何も得られるものもないし、とにかく早く縁を切りたかったから。


それから、私は今も結婚していません。
男性不信になっている部分は少なからずあると思います。

過去に縛られてしまってるのは、それはそうかもしれません。

男は浮気をする生き物だってよく言うけど、別に浮気するしないは自由だと思っています。
女だって浮気をすることもあるし。

でも、バレないようにするのがせめてもの礼儀だし、バレて開き直るのはお門違いだと思います。
私が彼を信じられなくなった原因は、浮気そのものというよりは、バレた時の対処にあったのではないかなと。

浮気がバレたときに変な言い訳をしたり、私を責めたり。
「この人って、仕事とかでイレギュラーな事があっても臨機応変に対応出来ないんだろうな」
と、思ってしまったのです。尊敬できなくなってしまった。

これが、私が婚約破棄をした時の話です。

ちょっと重めになってしまったけど、私は至って元気です。笑
あくまで過去の話なので。

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