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【読書】SDGs入門

基本的には自分のためのメモ書きです。でも、何かのお役に立つようでしたら嬉しいです。

https://www.amazon.co.jp/dp/453211408X

SDGsとは何か

SDGsとはSustainableDevelopmentGoalsの略。
訳は持続可能な開発目標

17の目標が定められている。また、この17の目標をもとに169のターゲット(細目)が作られている。

17の目標の例

<2>飢餓を終わらせ、食料安全保障および栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。

169のターゲットの例

<2・b>ドーハ開発ラウンドの決議に従い、すべての農産物輸出補助金及び同等の効果を持つすべての輸出措置の平行的撤廃などを通じて、世界の農産物市場における貿易制限や歪みを是正及び防止する。

169のターゲット番号は2・2のように後に数字が続くものと、例示した2・bのようにアルファベットが続くものがある。前者はゴールの中身に関するターゲット、後者は実現方法に関するターゲットである。読んでわかるように2・bは企業にとっては役割を見いだせない(出番がない)内容になっている。

なお持続可能な開発とは、最初の定義によると下記の意味である。

将来の世代の欲求を満たしつつ、現代の世代の欲求も満足させるような開発

企業はなぜSDGsに取り組むのか

もしSDGsが達成されなかったとしても、個々の企業が責任を問われる話ではない。とはいえSDGsが達成されない世の中は、企業にとって喜ばしい世界ではないはずだ。だからこそSDGsを自分ごととして捉えることが大切。多くの経営者が下記の理由でSDGsに関心を抱いている。

・新規事業開発や既存事業の拡大につながりそうだ
・新たな人材獲得のための武器になりそうだ
・コミュニケーションツールとして有効だ

どのようにSDGsにビジネスで貢献するか

ロジックモデルを使ってSDGsに貢献する具体策を考える方法が紹介されている。

興味関心から始めて、「よい方向に転ぶ話」(こんなことが起こるかも!)のストーリーを描く。それが最終的にどのようなインパクト(SDGsのターゲット)に行きつくかを考える。
SDGsのゴールやターゲットを設定し、そこから必要な条件を考え、自社のアクションに結びつける(バックキャスティング)

***
最後の5章「SDGsの取り組みテーマを選ぼう」では、日本で注目される9つのテーマ(「女性の活躍」「教育と職業訓練」など)について、テーマの背景や現状、関連するゴール、ターゲットが事例とともに説明されています。

SDGsのために明日から〇〇をしよう!
・・・といきなり自分化するのは難しいですが、まずは第一歩として、身の回りの企業が何をやっているのか、調べてみようと思います。

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