衝動的に手を挙げる効用

ライブにやたら行ってる話


1年ちょっと前までいわゆるライブにいったことが全然なかったのが、最近やたらと(音楽の)ライブに行くようになった。11-1月は毎月行っている。先週と今週は2週連続で行った。

大体違うアーティストのものに行っているが、それぞれに作られた世界観があって、2-3時間それにどっぷり浸れるのは新鮮。値段はものによるがだいたい8千-1万円くらいなので、飲み会1-1.5回分で新鮮な体験ができるならいいなァと今は思っている。酒売ってない会場が殆どだけどね。

行き始めたきっかけはなんか応募してみたら当たったというのが大きい。チケットぴあってちょっとアホそうな名前だな(失礼)くらいに思ってたし、まぁ有名な人だと当たらんやろと思っているのだが、意外と当たるしシステムもちゃんとしてる(失礼2)。年末に紅白を見ていていいなと思ってその場で応募した3つは全部当たった。それぞれ確率はよくわからないが、当選という文字だけでなんだか気分がいい。もはや応募することが目的になっているんじゃないかという気もしてくる。

当たったものに相方を連れ回しているのだが、お前そんなに行くんかいと言いつつ 今の所渋々全部付いてきてくれて、そして互いに結構その都度感銘を受けている。何回もいくとそこそこに出費もかさむのだが、今のところは結構感銘を受けているので、行ってよかったねェという感想を言い合っている。

私は中高生の頃はオリコンの1-10位、ストリーミング時代になってからは”Top 50 - Japan”をとりあえず無思考に聞くいわゆるミーハーを自負してるので(なお最近はTeen Cultureを聞いて、自分若いな?って言い聞かせてる)、胸を張って「推してます」と言えるほど詳しいわけではない。ので、毎回応募する時も、このレベルで行ってもいいんだろうか.. とか そこまで払うか.. みたいな思いはよぎる。でも(システムも良く出来てるので)大体無思考にポチポチしてると応募が完了する。そして忘れた頃に当選通知がきて、当日にいそいそとでかけていく。そして毎度何かしらの刺激を受けて帰ってくる。無思考ポチポチも案外悪くないなって思っている。

新卒の就活の話


新卒の就活はBCF(ボストンキャリアフォーラム)という、コロナ以前はボストンにその時期だけ日本人の黒スーツが1万人近く集まり近くのアメリカ人から「なにか事件でも起きているのか?」と大抵問い合わせが来るイベントで行った。来ているのは日系・外資あるが基本的に日本でのポジションなので、大体企業側も日本人の方が殆ど。

対象は海外に留学している日本人や日本語が堪能な外国人がメインで、事前にレジュメを提出して面談を組まれる場合もあるが、当日のウォークインといってパッとレジュメを出してその場で面接が開始するものもある。私は事前エントリーが多く、全3日のうち1,2日は面接がぎゅうぎゅうだった。3日目になって特に予定もなくなっていたので、ふらふら歩いてる際に、ある会社の前を通った。外資系の日本支社なもののほぼ情報が英語でしかない&直近半年卒業の人のみ受付というスタンス(注: 日本だとだいたい卒業1年〜1年半前に就活が始まることが多いが、海外だと早くても半年前 or 卒業後というケースも多い)だったので特に縁がないと思っていた。

だが3日目になって先方も暇になったのか、とりあえずレジュメ受け付けます的なことが書いてあった。まぁ出して損は無いだろうということでアンケート用紙を出す感覚で箱にレジュメを差し込んだ。そのときにたまたま当時の代表の一人がヒマだったようで、立ち話をした。あんまり大した話をした記憶はないが、「いいね、インターンおいでよインターン」と言われてインターンが何たるかもよくわからず「はぁ」と答えてその日は終わった。名刺をもらったので、一応あざますという二言くらいのメールをしておいた。そしたら返事がきて、なんでも聞いてくださいという話だったので、立ち話で聞いた経歴に興味があったので これまでのキャリアについて教えて下さいと聞いた(今思えば、お前ググれよという感じである)。

そしたら意外にもかなり丁寧な返事をくれて、テンションがあがってそういえばインターンって仰ってましたがどんな感じでしょうと聞いたら、面談が組まれ、一応何名かの方と話(ほぼ雑談)をして2ヶ月のインターンが決まった。仕事が全部英語なのは超大変だったけど、純ジャパながら「とりあえずグローバルっしょ」と浅い考えを持っていた自分にはピッタリで、オファーもらって即入ることにした。ボストンでの立ち話もその後の面接も主に雑談だったし、ケース面接(よくあるコンサルの日本電柱何本?みたいなやつ)なしで入ったやつはお前しか聞いたことないと入社後笑いながら先輩にも言われた(一応インターンはやったけどね)。英語も余裕で最底辺だったし、言語を抜きにしても同期や先輩みんな優秀だなァと思ってた。

今振り返っても、新卒の会社での経験は自分の人生に結構色々な影響を与えている(一番良かったのは、海外オフィスの人含めて友達が沢山できたこと)のだが、その機会に巡り合ったきっかけは、意外にもあの時(あざますっていう)メールを一本打ったことだなと思う。立ち話はそこそこ盛り上がったものの、その3日間のイベントの中では学生側も企業側も接点が無数にあるので、色々と流れてしまうものはある。かつ、そんなにメール上で書くこともないな.. それくらいなら打つのやめとくか..という思いもあった気がする。まぁでも失うもんもないしなと思ってポイッと打ったメールから、その後のものに色々つながった。まぁあまり深く考えすぎず色々やってみるもんだなと思う。

最近の仕事の話


閑話休題。自分の今の会社での本職は経営企画なのだけど、最近はある案件のフロント(=営業の前線みたいなニュアンス)に立って、それが自分の業務の時間と脳内の7割くらいを占めている。普通に電話して、リサーチもして、提案書作って、ということをしている。案件化できないと元も子もないし、そうなるまでは楽しいかもよくわからないが、とりあえず日々は結構充実している感がある。

職務的にはちょっと(だいぶ?)違うのだが、たまたま変化球的な案件の引き合いが来て、社内で誰がやるかなってきたときに、「〜〜みたいなことしたいんすよね〜〜」と(おそらく酔っ払いながら)言っていたお陰か、「udonやる?」と話をもらった。正直スタートアップにおける経営企画は(良い意味で)やることに恵まれているので、冷静に稼働とかリソース・・とかを考えるとちょっと厳しいという答えが導かれた可能性もある。が、ほぼ即答で「あ、やります」と答えた。

色々としわ寄せもあるし、モレてしまってることも正直あると思う。「いいですね、GoGo」と送り出してくれた上司とチームメンバーのお陰様様でなんとかなってる感じである(いつもありがとう)。結果、足元充実感を持って仕事に取り組んでいる。自己満ではなくちゃんとインパクトを生めるかはこれからで、労力やリソースが水の泡となるのかはまだよくわからない。それでもきっと骨なのか残り汁なのかを周りのメンバーが拾ってくれると思うので、突っ走りたいと思う。

おわりに


相方の査読を経て、「衝動的に動くのが大事」って10文字を3,000文字に膨らませたんだねと言われた。

文字数だけじゃなく、300xくらいの価値を生んでいきたいものである。


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