理想の家族


おばあちゃんに歳の離れた妹がいる。

方言がかわいくって、優しくって、
旦那さんにも娘家族にも愛されて、
幸せなが溢れてるたくさんの人が憧れるような理想な家族って感じ。

けど、おばちゃんは幼い頃に両親を亡くして、
歳の離れたお姉ちゃん夫婦(私のおばあちゃんとおじいちゃん)が親代わりだったそう。

その当時の記憶とかおばちゃんはあるかわかんないけど、
そんな経験があったからこそ
幸せな家庭に人一倍憧れがあったのかもしれない。

それなのに不幸は突然やってきて、
私が幼稚園だった頃、
結婚を目前に控えたおばちゃんの長女が交通事故で亡くなった。
計り知れない悲しみだと思う。

残された次女は、
お姉ちゃんを亡くした悲しみと、
両親がお姉ちゃんのことで頭がいっぱいで
それもまた辛く一旦実家を離れたそう。

何年か経って次女も結婚して、
優しいお婿さんと、優しい男のコ2人の孫に恵まれて、
また幸せが溢れてた。

去年、おじちゃんは亡くなってしまったけど、
80代、最後まで元気で苦しまずに安らかに亡くなってよかったよ〜
また落ち着いたら遊びにおいでね!
って元気そうで、
孫の彼女の話も幸せそうにしてた。

そんな優しいおばちゃん、
このまま幸せが続いても誰も恨まないのに、
突然おばちゃんの娘の次女が亡くなった。

大腸がんで、5年前に見つかってレベル4。
あと2年って言われてたらしいけど、
おばちゃんが病気のこと知ったのは先月だったそう。

私も2年前大腸がんだった。
有難いことに元気に過ごしてるけど、
なんでなんにも悪いことしてないし、
優しい人がこんな辛いことになるんだろう。

幸せが凝縮されてたら、
長く続いちゃダメなのかな?
そんなことないよね?

お母さんいつまでも元気で長生きしてね。
私が幸せな家族作るのは見届けてね。

って、改めて思う。

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