040 ここに何を書けばあなたを傷付けずに済んだだろう



考えたら駄目なので委ねている  聴いている音楽へ意識を預けてなるべく脳味噌が眠るように  快い書き心地を呼び出せるように    音量ばかりが馬鹿上がる  これが正しい方法であったのならば年末には僕の耳はぶち壊れていることだろう  本末転倒もいいところだ  音楽がために生きているなかでの書くという一手段によって音楽を聴くことができなくなるだなんて事があって正気でいられる人間がどこに在ろうか

音楽がためとか随分とまあ  壮大な表現をしたもんだなあ  塞いだ六面が作った黒のおかげで感知された白の呼称が音楽といったらしいというだけのことだ  何度でもいいます僕は音楽が好きだというわけではないしそれに救われたり助けられたりをしたわけでもないしまあそれに関しては間接的にはそうなのかもしれないけれど  それはさ  舌捥げるくらい美味しいステーキを食べさせてもらって咀嚼嚥下開口一番のお礼をガス会社さんへ向けるみたいな事だよ  間違ってはいない  間違ってはいないけれど  絶対に飛ばしてはならない点たちを幾つも飛ばしているでしょうそれは  もうお礼も恩返しも全部し尽くして人生余っちゃったどうしようとなってからでも遅くはない  それは言い過ぎ  定年くらいかな  さあひとつ落ち着いてまた拾い逸れたものたちを拾い直す暮らしをしようかという頃とかでいいと思う  一応若人の端くれであるうちからそんなに広大な愛をしなくてもいいのではなかろうかと思うよ  特に僕は森羅万象を概念でしかないと考えながら一としてでしか捉えられずにいているのだからってこれはあまり理解しなくていい  要はキャパが馬鹿ちっせえというのでいい  要ではないけれどそれでいい  幼い頃から音楽が傍に在る人生だったのなら今くらいの年齢でその広さになるのもわかるけれど僕はその対極みたいな十数年だったからさあ  中一あたりの僕を取っ捕まえて今の暮らしを見せたら泡吹いて倒れるんじゃないかな  仰向けがいいですね  それかこんな風になるなんてって失望されるかな  見縊っていたと思う  知らなかった  聞こえる音楽に出逢ったことがなかったんだな  出逢う前にトラウマを覚えて可能性の全部が恐怖だもん無理ないさ  植えてくれた人が読む時があったらどうしよう何回もこの話書いてごめんね  あなたのおかげで濃淡が極まっているので感謝を思っているんですよこれは本当に  皮肉だったらこんなところに書いたりしないです  あといまと繋がる線の始点も恐らくですがわかっていてさ  人生、、と思う  誰にも追体験させられないのが堪らないです幾つかの意味で  こんなに素晴らしい人生を貰っているのだから生きないととかそういうのを思えるほど綺麗な頭は持っていなくて代わりに世界は此世は生はこんなにも素晴らしいんだな大丈夫なんだな死にてえとなるからほらな終わってんだろこういうことだよ  なんか  怒っちゃった  なんで  憤ってはいない  一人で抱えていることに限界が来たというかもう飽きたから別のものを抱えたいからそろそろ手放したくて機会を見付け次第ほーーらよっと投げ飛ばしていく予感ですこれはいま考えた  言葉  難しいね  言葉も優しさも愛も微笑みも運だと思ってしまうこういうのが駄目なのかなあ  なんなんだろうな  何にも変わっていないんだなと思うことがある  根本はずっとなのかなあ  嫌いじゃないからいいんだけれどさ  本当  嫌いじゃないんだよなこれも駄目なんだと思うけれど  目立ちづらいから気付き合えないのは逢ったうえにあと二つ三つ要素が重なれば何かしらを壊しても何ら不思議ではないからかなとか思っているのは寂しさを助走だと思いたいからだろうけれど本当にそうだったら面白いじゃんね  逢っちゃだめだったねえ~~と真ん中のしあわせを眺めながら穏やかに破壊してゆきたいですね  内に向いてりゃなんでもいいだろう  んで外に向いても別にいいだろうっていうのが駄目ポイント幾つか目  しないよ  しないけれど  暗記が苦手でした  大学へ行ったらわかるよって沢山言われるけれどその大学へ行くために必要な学力を身に付けるための勉強中に生まれたこの疑問を投げ掛けて返って来るのがそれでどうしてそれをクリアしろと  無茶過ぎ  理解しないと丸ごと抜け落ちちゃうから一旦呑み込んでとか無理だし頑張れば出来たのかもしれないけれど特に目標があるわけでもなければ別に楽しくもないしそもそも明日死んでも悲しくないんだぞ無理だって単順に動機が無い  普通とかべきとか無音と一緒なんですよね卒業できればいいんで帰ります手伝いですかやります予定とか無いんで進路ですかまあ専門とかなんかってなんでそんなに大丈夫だと思ってくれるんですか  友達とバイトで忙しい先輩方の髪色とピアスと少々のやんちゃを叱る必要がわからない僕には僕みたいな奴を大丈夫枠へ入れられる先生方がわからないと気付いた頃には卒業式が先々月でした  親だけは諦めていると言葉にしてくれているだけ良かったなと思う  言っても聞かないのは事実だし  ううん  聞こえるまで話してほしかったし聞こえるまで聞いてほしかったな  そっかあ  遅過ぎちゃった  そうかな  まだ覚えているよ  じゃあ君はぼくの話を聞いてくれるの  ぼくの声を出してくれるの  変な音で叫ばなくても手を止めて目を合わせてくれるの  言葉が遅くても喋らないで急かさないで待っていてくれるの  片付けないで手伝ってくれるの  ぼく無かったことにするの得意だよ  理屈で納得させるの上手になったよ  みんなしんじゃうからぜんぶいいよ  くやしいとかはしらない  さびしいってわからない  お姉ちゃんはぼくをどうしようとしてるの  ぼくわかるよ  皆が見てるのぼくじゃないのわかるよ  名前がある子のほうが好きなのわかるよ  出来ないことがおおくて分かりやすくみんなとちがう子のほうがね先生うれしそうなの  ぼくのときはみんな困っていて  ちょっと迷うの  いつも  変な距離  先生もおしごとだから来なきゃいけなくて  でも深入りしたくないから  だから  優しい  やさしいね  みんな  みんなやさしいね  ねえやさしいってどういうのなのかな  ぼくもよく言われる  興味無いだけなのにな  うん  なんかね  これかなっていうのしてたら優しいねって  いい子だってぼく  そうかあ最低だな  ええぼく最低なの  わるものなの  かっこいいね !  最低だよ  僕と同じ  だから一緒だから大丈夫だよ多分  そうやって  最低なことをして  楽な方を選んで  で  お前のことだから上手になるだろ  誰にも気付かれないくらい上手になって  誰も助けに来ないくらい低い低いところにいて  でもお前は弱いから  弱いだろ  お前弱いんだよ  そうやってうんって言えないのが証拠だしそれでいいんだよお前くらいの時はな  弱い弱いって買ってもらいに尻尾振って三回回ってお手おかわりわんわん撫で撫でしてって出来なかったおかげで僕がいましあわせだからな  有難う  強がって拒んで睨んで塞いで殺して無視して閉じ籠って独りまっしぐらしてくれて くれてっていうか僕のためなんかじゃねえのわかっているけれどさ  選択肢なんか無かっただろ  わかるよお前選べるような賢さ持ってねえもん  強いふりして賢いふりして見抜かれてるかもって思ったらもっと爪を磨いで逆立てた毛が針で限界見えたら死んだふりだろ全部知ってるよだから諦めろ  僕には諦めろ  馬鹿にゃせんし泣く場所はあるしお前が選ぶしかなかったものたち全部一欠片残らず布石で宝石だったってほら証明してやるから  してくれた人が居るから  居るよ  居るんだよ信じらんないだろ僕もだよでも居るんだよなんでこんなキモいタイミングで虚しい嘘吐かなきゃなんねえんだよ居るんだってば  わかるけどさ  僕だっていまも信じらんねえよなあと思うよだから時々崩壊を想うしそろそろ覚めねえかなあと思うし後悔もするし年末が怖い  でもよ  逆にな  それだけのことだってことだよ  お前はまあ難いかもしれんしそれでも信じろとはいわないよどっちでもいいよ  どっちでもいいけれどな  僕の方はこの身で信じざるを得ないわけだ  年末が怖い  文章を辞め難い  貯金無えのにたっけえイヤホン買ってでっかい箱買って昨日も届いたよアルバムが  再生して十秒で無理だと思ってどうしようもなくなったときの最終兵器がまたひとつ増えました  増え過ぎ  最終の意味  そうやって延ばしていることも証拠だろ絶対にどう考えたって何度考えたって死んだ方が良いし死んでほしいし死んでいいけれど生きたいんだって  生きたいんだってよ  お前がよ  もう何言っても信じないと思うから言えること全部言うから聞くな  聞こえる言葉がありました  掬った声がありました  煌めく音がありました  こうして途端止まる指は文字にすることへの抵抗の証でそうして輪郭を与えずに仕舞っておきたい日々の記憶の長いこと尊いこと  だからまあ  ほら  な  そのまま選ばされていたらいいよ  大丈夫だ  そりゃこれからのことは僕だってわかんないよ  わかんないけれど  まあ大丈夫だろ  お前がいま編み始めた思想は癒着して舵を奪い合うまでに成長するからしあわせにしかなれないし曝される度に歪んだ解釈を深める自由と溜め過ぎた勇気でそのときは羽  みんなしぬんだろ  なにをかなしむことがある  あそべ  よろこべ  いたみもくるしさもみたくなかったものもききたくなかったはなしも寝惚けた味にならないためのスパイスです旨いぞ~~  まじまじ  苦労を買う通貨が無い時は降って来てるから大丈夫  通貨じゃねえな苦労の方がな  通貨だったらよかったのにな  飛びたかったよな  走って脱け出してどっか知らない場所で知らない人と知らない方法で生きてみたかったよな  残念お前の人生そこまでドラマティックではありませんでした~~  ざんね~~ん  それでいいと思うよ  それだから届く鼓膜があるよきっと  それだから独りじゃないよまだ遇っていないだけで  或いは  ぶつかってこそいないが届き合ってはいる  とか  な  冗談だよ  そうでもしないと正気みたいな顔していらんねえんだ此方は此方で必死なんですそんな呆れた顔すんな  なりたくなけりゃそこで終わればいいがここにいたらぎゅってされるよ  っていうと終わるよな  そう言われると行かれねえよな  かわいいねえ  全部とはいわんが弱点まあ半分くらいは知っているつもりです隙あらば突いてそのプライドズタズタに壊してやる  遠慮も躊躇もしません精一杯拒め蔑め耐えろ諦めんなよほら  僕は諦めないからな



凄いの書いちったなあ、、
外から見たこれってどんななんだろう  明日以降の僕が見たら何を思うんだろう  読めるかな  無理だろうなあ  遠目でスクロールして朦朧としたことを思い出してぞっとして閉じる  ぞぞっとして有料にする  でもこんなものをと思って無料に戻す  後悔を含まない爽快なキツさだけが残る  何かしら  生とか種とか  を言い聞かせて新しい方へ視線を向けようと頭部を両手で掴んで必要の五十倍くらいの力でグンッてする  とか  ですか  こういう未来向けみたいなのが一番苦手だよな知ってるようえ~~い  ざまあ見やがれ~~い  お前は何も悪くないごめんなって謝られるのが一番キツいのもわかっているので謝りませ~~ん  全部許せ~~  ぎりぎりです  わかんねえよ全部  辞めたい  辞めたくないけれど辞めたいって言いたい  辞めたいのが辛いのでも辞めたいほど辛いのでもなく辞めたいと言えないのが辛い  なんかそういうさ  ポップに捉えていいしポップじゃない事態になってもポップに扱うことだけが掟の拠点が欲しいなって思う  五人くらいで  本名聞かないの暗黙で  いっぱい喧嘩して  いっぱい許すの  おはようとおかえりとおやすみが飛び交うの  混沌とした生活たちのせいで  四六時中  お金は  どうしよっかな  悪いことするか  悪いことしよっか  悪いことしたかったなあ叱られるだけで済むうちに  悟ったふりしてんじゃねえよって言いたいけれど本当だったからなあ何も言えないや  関係あるかわからないけれど思い出したから書いておくね  子供の癇癪  過度な公園呑み  明らかに暴力を受けた騒音指摘看板  あと何かな  そういうの  とか  救われています  ありがとう

眠くなってきたな  時間を掛ければ掛けるほど御蔵の可能性が上がるのでもうこれでいいってことにしよう  読むのも楽しくなかったでしょう  ごめんね  読んでくれて有難う  あなたが僕を存在にするから僕もあなたを存在にしています  それくらいしかできないけれど  さ  また  どうでもよくなったらおいでよ  一人だよ  一人のままだけれど  一人と一人はできるよ  んでどっかで偶然会ってさ  ここで会っていたって誰も知らないまま  そういう  面白事実  一個くらいなら作れるからきっと  遺してってやろ  無自覚無発覚の悪戯  わくわくすんじゃんね  じゃあね  有難う





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