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#30DaySongChallenge DAY19

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DAY19
人生について考えさせられる曲



PENGUIN RESEARCH / ゴールド・フィラメント

DAY1に続いて2回目の登場です。

PENGUIN RESEARCHが自分の人生に深く関わりすぎているので、やっぱりここでペンギンの曲を挙げなきゃ嘘になるかなと思いました。詳しくは明日のテーマとリンクしてるので明日書こうかな。

PENGUIN RESEARCHは『負け甲斐のある人生を謳うバンド』を自称していることもあり、敗北を経験したことのある人たちの背中を押してくれる楽曲がとても多いです。ゴールド・フィラメントもまた暗闇の中から細い光に向かって走っていくような曲なのですが、生きてさえいればまた会えるさという歌詞が図らずも今の世情とぴったりマッチしていてもう少し頑張ってみようかなという気持ちになります。辛いときも音楽で傍にいてくれてありがとうなPENGUIN RESEARCH……

歌詞の中に『”our name" is GOLD』という一節があります。
流れ的に『"My name" is GOLD』『”Your name” is GOLD』でも全然よかった部分をあえて”私たち”としてくれる作詞・堀江さんの優しさがめちゃくちゃ好きです。ある日、堀江さんが楽器店でベース販促のイベントに参加された際「楽器って何歳からでも始めていいんですよ」っておっしゃったことにめちゃめちゃ感銘を受けて、後日サイン会で「先日のお話感動しました!ベース始めてみたいです!」とお伝えしたところ「そうです、何歳からでもいいんですよ。一緒に頑張りましょう」と言ってくださいました。
まさかの「頑張ってね」じゃなくて「一緒に頑張りましょう」が返ってきて、そのときに何で堀江さんがゴールド・フィラメントの歌詞を『”our name" is GOLD』にしたのかちょっとわかった気がしました。すごいな、歌詞だからじゃなくてこの人自身がたとえ見ず知らずの他人であろうとも蚊帳の外にはしない人なんだな……人間ができてる……
みんなもCDを買ってサイン会に行こう。寿命が延びるぞ。


・amazarashi / 風に流離い

初めてamazarashiの音楽に出会ったとき、本能的に拒否してしまったのを覚えています。私はよく人生に躓くのですが、それがちょうどアルバム『爆弾の作り方』が話題になった頃で「聞いたらきっとダメになってしまう、この人はなんでこんなにもあけすけに人生を謳うのだろう」ってものすごく怖かったです。曲の全部が生々しくて耐えられなかった。

しばらくしてから生活も落ち着いてやっとamazarashiの音楽を普通に聞けるようになったころ、友達に「これ、あんたみたい」って教えてもらったのが『風に流離い』です。

「彼女に振られたんですよ」と
心療内科の先生に相談したら
「自業自得だ」と説教されて帰された

小説か映画みたいな始まりですが、秋田さんの書かれる詞は頭の中に映像が鮮明に浮かぶからすごい。それで言うとワンルーム叙事詩も好きです。私に才能と権力があったなら死ぬほど火薬使って河川敷一帯を全部焼くようなMV撮りたい。

夢なんて無い 期待してない 無気力のまるで生きてる死体
必死な奴に 後ろ指差し 嘲笑った奴を見返したい
ってのは建前 認められたい が目的のしがない唄うたい
勝ちなんてない 負けなんてない 死ぬまで続く無様な戦い

勝ちも負けもない醜くもがくだけの姿をそれでも戦いと呼んでくれているのが好きです。私にこの曲を教えてくれた子は早世してしまいましたが、これを聞くたび当時外面だけはちゃんとしていたはず私に「あんたみたい」と言おうと思った理由をちゃんと聞いておけばよかったなあと思います。

しかしむちゃくちゃ韻を踏んでますね。気持ち良い。



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