それでもどうしようもなく愛おしい世界のこと
由比ヶ浜まで徒歩数分の宿を取った。
なんとなく、このタイミングで朝日を見に行くことに意味がありそうな予感はしていた。
太陽におはようを言われる前にベッドから抜け出して、やわらかな朝焼けと潮の香りがする風を感じながらしみじみ思った。
わたしは本当に「自然になりたいなぁ」って。
光とか風とか、自然がどうしようもなく愛おしくて幸せでいっぱいに満たされて。だけど、どうしてわたしは一体になれないんだろうって切なくて。泣いてしまう。
今まで「写真が趣味です」と言うときに何となく違和