181202 木村昴リサイタル2018〜年末SP〜@渋谷LOFT HEAVEN

声優・木村昴さんのリサイタルにお邪魔してきました。
生まれて初めての声優さんの現場だったのですが、シークレットゲストとしてヒプノシスマイクで共演中の山田二郎役・石谷春貴さん、有栖川帝統役・野津山幸宏さんもいらして、大変豪華な初体験をさせて頂きました。
渋谷LOFT HEAVENは通路挟んで横は4・4の8席、縦は10列ちょっとの非常にコンパクトな会場でした。

ステージ横にはヒプノシスマイク神宮寺寂雷役・速水奨さんからお花が届いていました。まさかこれがゲストの伏線だったとは想像もしてませんでした。

木村昴さんのことはヒプノシスマイクを通して知り、そのヒプノシスマイク自体も11月に転げ落ちた超超超にわか新規のため、木村昴さんのこれまでの活動は15歳でジャイアン役を獲得したこと、石谷さん・野津山さんとの関係性についても「一緒にラップ頑張ってる」程度のしぬほど浅い認識しかありません。

声優さんのインタビュー記事や雑誌・ニコ生・ラジオ、ライブレポなどを読んで、ヒプノシスマイク界の推しは木村昴さんだな、と思い立ち脊髄反射で現場を確保し、超絶にわか新規+ヒップホップもまったく通ってこなかったためにセトリの大半知らない曲だったのですが、とっても素敵な時間を過ごさせて貰いました。
ライブで感じた木村昴さん、まず歌がとても上手い。ジャイアンめっちゃ歌上手かった。そして、本当にヒップホップが好きなんだということ。大好きなヒップホップをもっとみんなに知って貰いたい、気軽に楽しんで貰いたい、そのために自分がたくさん動く責任と行動力に、文字で見て感じた気持ちが間違いではなかったことを確信し、そのまっすぐな愛に強く心を撃たれました。

セトリは詳しい人にお任せするとして、見てきたものを忘れないように覚書させて頂きます。メモも何も取ってない正確性に欠けまくりなレポなので、他のレポと照らし合わせつつニュアンスでお楽しみください。

本編

・客席後方からパッツパツに膨らんだどう見てもごうださんちのたけしんくんが着てるオレンジTシャツで登場。客席の間を割って通路に出てそのままステージへ上がりパッツパツの服のまま歌い出す。
・1人じゃ脱げないので最前列の人に脱ぐのを手伝って貰う。脱ぐと顔が汗と綿でケバケバしちゃう
・昴「チャーリーブラウンのコスプレでした」
・オレンジTシャツの下にはジャイアンの横顔がプリントされたTシャツを着て、その上にモデルを務めているKAVANEの新作ジャンパーを羽織る。キャップも同ブランド。ツイッターの写真ではジャンパーのファスナーを閉めていたことで事を察する。
・マイクスタンドにかけていた赤字に白文字ロゴのコカコーラタオルで汗を拭くも、すぐ床に落下するタオル
・昴「俺の汗は汚くない、ミネラルウォーター源泉掛け流し」
・昴「歌いますよ、リサイタルですからね。リサイタルって他では聞かないでしょ?俺かジャイアンくらい」

(ジャニオタだから載せずにはいられなくてごめん…)

・セプテンバーで英語詞がわかんなくなるもノリで誤魔化すドイツ生まれクラシック育ちのヒップホップ野郎木村昴さん(エマ・ワトソン世代)
・アメリカから来たお客さんがいらして「やべ、ばれた?」と焦るもお客さんの「大丈夫だった!」のフォローが優しい
・昴「英語っていいですよね、誤魔化せる」
・昴「音楽ってノリですよね…って音楽やってる人に聞かれたら怒られちゃうな」木村、後ろにめっちゃバンドおるぞ
・昴「何月歌ってるのかわかんなくなっちゃった」かわいい

・昴「俺の青春。いまは解散してしまったんですけど…」RIP SLYMEの曲と共にステージ後ろの扉から石谷さん、野津山さんの登場。歓声で割れる客席。
・野津山さんのニットがボロッッッボロすぎて動揺
・曲が終わると汗だくの木村昴さんに顔拭いた方がいいですよ、とタオルを指差してあげたり渡してあげたり甲斐甲斐しい石谷さん
・えびちゃん
昴「(イルマリ曲振り)RIP SLYMEのメンバーで、えびちゃん…(思考停止)」
石「えびちゃん(の旦那さん)で合ってますよ(フォロー)」
昴「いま頭の中でザリガニの姿が…」
形は似てるね

3人MC

・自己紹介
昴「改めて紹介します?今更かな?2人が誰かわからない人いる?」
客席で1人挙手
皆「いた!!」
昴「そこは知らなくても知ってる振りしよ!!」
昴「じゃああの人1人に向かってご挨拶して」
石「(キャップを取って)プロフィットから参りました、ヒプノシスマイク山田二郎役の石谷春貴と申します(お辞儀)」
石谷さんの礼儀正しさに客席が湧いて野津山さんの紹介あんま聞こえなかったけど事務所は言ってなかった
・石谷さんを「春ちゃん」呼びする木村昴(阿部真央世代)
・木村昴の人望
昴「ゲストすごいよね、これはもう……人望!!(どどん!)」
客席拍手
昴「人望とか自分で言っちゃいけないね(照)(反省)」
石・野「人望ですよ、人望!」
仲良しか?かわいい

・どうしてもシークレット
昴「昼のお客さん、約束守って黙っててくれてありがとう!どうしてもバレたくなかったから2人には朝からずっと楽屋にこもって貰ってました」
石「今日は一度も陽を浴びてません」
野「それきっつ(笑)」
昴「おかげで皆さんに驚いて貰えました(嬉しそう)(かわいい)」
昴「今ヒプノシスマイクはバトルシーズンですけど、この3人は初戦敗退組なのでめっちゃ気楽です。おかげでこんなこと(リサイタル)も出来ちゃいます」

質問コーナー

**Q.皆さんお肌綺麗ですが何かされてますか? **
昴「え~みんな何かしてるぅ~~?(オネエ口調)」
マイクを下の方で持って女子トークを始める3人
昴「アタシはココ(眉あたり)にボトックス入れてるぅ」
リアルな昴子。
・「若さ……」
野「何もしてない」
この回答のとき客席からすごい感情の籠った声で「若さ……」って聞こえてきて笑った
・サウナ大好き木村昴
昴「何もしてない。ミューズで顔洗うくらい。サウナが好きなので良く汗をかくから代謝がいい」
昴「サウナおすすめですよ!でも女性はどうなのかな?あんまりいかない?最近の女性のお風呂事情に詳しくなくて…」
石「最近どころか一生詳しくないと思いますよ」甲斐甲斐しい石谷さんシリーズ③
・マメな石谷さん
石「二十歳の頃からお風呂上りの化粧水・乳液は欠かさない。二十代後半から違いが出てくると聞くので」
昴「今共感したお客さんは結構な……ゲフンッ!!」
昴「石谷くん料理もして偉いよね」
石「します、料理。冷蔵庫買い替えたくて、今家にあるのが80Lくらいしかなくて」
昴「80Lがどれくらいなのかもわかんない!」
石「(ジャイアンTシャツを抱え持って)これくらいです!」
石「ビック・ヤマダ・ヨドバシハシゴして、それぞれで見積もり出して貰って、“向こうのお店ではこれくらいの値段だったんですけど…”って交渉して大幅に値引きして貰いました!」
お買い物上手な石谷さんに会場拍手
昴「買った冷蔵庫に一番最初に何入れる?」
石「コーラですね」
昴「それ大正解!(うれしそう)」

Q.今日のファッションのポイント
・ボロッッッボロのアーガイルのニットを着た野津山さん
野「衣装は好きなものを着て下さいって言われたんですけど、何着ようかな~と思って古着屋に入ったらこれがあって」
昴・石「それ古着屋で買ったの?!」
野「いくらなんでもこれはボロボロ過ぎでしょ、と思った」
皆ニットがボロボロって気付いててよかったです安心しました
昴「ちょっと後ろ向いて。ほら見て、背中」
背中の半分から下が全部見えてる野津山さん
昴「中にシャツ着ててよかった~」
野「着てなかったらやばいです(笑)」
野「ボロボロニットを安全ピンで留めるっていう…(前面に無数の安全ピン)。着てみたらサイズも大きかった」
萌え袖にして袖の穴から親指出して着てた野津山さん。個人的にはニットもそうですがズボンの裾から見えた靴下が蛍光オレンジだったことも気になって仕方ありませんでした。ジャイアンの色に合わせてくれたのかな…?靴は焦げ茶っぽいレースシューズみたいなやつ。
・黒キャップ黒パーカースキニーパンツ黒スニーカー全身真っ黒な石谷さん
石「僕はキャップですね。初めてキャップ買いました!」
昴「似合ってるよ、かっこいい」
石「昴さんよく被ってますよね」
昴「キャップいいよ!俺くらい被ってるとラジオに“ハゲてるんですか?”ってメールがくるから、時々外すくらいがいい」
木村昴さんは上で記載したようにKAVANEのジャンパーとキャップ、中にジャイアンTシャツにゆるめのパンツにスニーカー。
汗かき過ぎてズボンのお尻まで濡れててTシャツ(紺色)の色も変わってた
昴「代謝がいいんですよ。ちょっと血糖値は高いけど」

Q.青春ソングは?
野「GReeeeNのキセキが中学生の頃流行ってました」
客席(中学生…ざわ……)
昴「いくつなんだっけ?」
野「21歳です」
客席(若い……ざわざわ………)
石「僕はBUMP OF CHICKENみたいな、歌詞が物語になっているような曲が流行ってました」
昴「ケツメイシとかレミオロメンとか。いくつだっけ?」
石「僕は26歳です」
昴「僕はエマ・ワトソン、阿部真央世代です」

Q.今年の反省と抱負
客席\チケット!/
昴「ああ~……(弱る)」
木村昴さん。6月の生誕祭でチケットの売り方を間違えて半分しかお客さんを入れられなかったので、来年こそは満員にする!
石谷さん。部屋の掃除をしたい。今全然手を掛けられてない。引っ越しもしたくて、そのついでに冷蔵庫を買い替えたい。
野津山さん。反省はラップしすぎたこと。昴さんは声優スタートでラップを始めたけど自分は逆で、ここのラップ野津山さんお願いします~みたいな感じになってる。
昴「今までそういうことが出来る人がいなかったからね。いいね、俺たちで切り拓いてるね!」
野「なので来年の抱負は、もっとラップすること!」
昴「(うれしそうな顔~~~~)」
ディビジョンバトルで勝つこと!みたいな話もしてたけど前後の件忘れちゃった…確かその流れで
・野津山さん(帝統)はシブヤディビジョン
昴「待って、一緒にいすぎて普通に(野津山さんが)同じチームだと思ってた」
石「山田四郎だ(笑)」
野「(たぶん3rdライブの)山田兄弟超怖くて、路地裏のチンピラみたいだった。顔こんな近付けて(おそらくvsヨコハマ)、あれ袖から見てて爆笑してました」
そのときポッセ2人が何してたのかは語られず…(気になってしまった)

Q.ジャイアンの服はどうしたのか
OPで着ていたチャーリーブラウンではなくジャイアンの服は、木村昴さんが去年のハロウィンでTシャツ二枚を縫い合わせて中に綿を詰め込んだ手作り。
昴「Tシャツ、綿、Tシャツ、その下に(ジャイアン)Tシャツ。そして肉」

汗がすごい木村昴さん、マイクスタンドにかけていたコカコーラのタオルは照明のせいもあってか埃っぽくなってしまい、こんなこともあろうかと予備タオルを用意していたと広げて見せてくれたのはBuster Bros!!!山田三兄弟のイラストがプリントされたバスタオル。隣で野津山さんがコカコーラタオルも一緒に広げて見せてくれたのですが、赤&赤。
昴「でもこれ、タオルだと思ってたらブランケットなんですよね…」
汗を拭くと起毛がついちゃうバスブロブランケットは電車で寒いときに膝にかけるといいそうです。使う駅間違えないようにしないとね。
結局稽古でもいつも使っている(by石谷さん)タオルで汗を拭いていました。でもそれすぐ床に放り捨ててたよね…そのあとまた顔拭いてたよね…大丈夫だったのかな…と勝手に心配してました。

この後二人が退場して、木村昴さん一人でまた歌って、C&R交えつつまた二人が登場しておしまい。
順番ごちゃごちゃだと思うんですけど、大体こんな感じでした。

伏線。


リサイタル中の木村昴さん、とにかくお客さんを楽しませようと曲の終わりに変な顔と変なポーズつけたり、ノリ方教えてくれたり、揺れても振っても歌ってもいいよ!って言ってくれたりと、こちらが置いてけぼりにならないように細かく気を配ってくださいました。
「俺はやっぱり声優なんだなって」と自分の原点を改めて言葉にするのも格好良かった。それと同じくらい「ラッパーの夢も捨てきれない」と漏らした言葉も間違いなく本音で。とにかく自分はヒップホップが大好き過ぎるやつでしかないんだよ~~と自分の内側で立場と感情が掻き乱される姿には好感しかなく、終始愛が溢れまくりでした。
このリサイタルに参加するときも、私は声優に会いに行くのかアーティストのライブに参加するのかヒプマイ人気に便乗しまくっていいのか、何もかもがほぼ初めましてなのでどんなスタンスで参加したらいいのか迷っていたんですけど、結果として、どこからでもよかったんだと思えました。
木村昴さんは声優で、音楽が好きで、歌がうまくて、ヒップホップを愛していて、ヒプノシスマイクも大きな活動の一つで、モデルもやって劇団もあって。楽しんで貰えるならどこを入口にしてもいい。どんな人でも気軽に来て大丈夫、こちらがしっかり楽しませるよ、って態度で接してくれて、とーーーーっても懐が広い。二次元に疎い私がヒプマイに気軽に手を出せたのも、木村昴さんのそういう懐の広さからだったから、本当にその通りの人なんだな、って答え合わせできて嬉しかったです。

ちょっと言い方が悪いかもしれないですが、ファッションでいいから1回着てみてほしいんですよね。とりあえず「ヒプノシスマイク」を1回羽織ってみて?って。羽織ってみて「ヤバい」と思ったら袖通してみて、みたいな(笑)。

「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」特集、木村昴(山田一郎役)×服部昇大対談 - コミックナタリー 特集・インタビュー

お言葉に甘えて気軽に羽織ってみたら思いの外楽しくて、いけんじゃん?みたいな。どこに?って話ですけど、ひとまず私の行った場所はこのすばサイタルでした。そして、疎外感を感じることなくしっかり楽しんで帰ってこれて、また4月も行きたいなあと思っています。

2018年の最後の滑り込みに、新しい扉が開けてよかったです。今一度、私は音楽が好きなんだなあと噛み締めることが出来たいい年末でした。

木村昴さんの更なるご活躍を応援しております!





【追記】
この記事書いた後にこんな記事を見つけてしまった……( ˘ω˘)あああ………
“ジャイアンデビュー”から13年…木村昴、声優キャリアを振り返る「最初は記念受験のつもりだった」


【追記②】
インターネット調べの歌われた曲たち。
順不同。
move on」/自作
September」/Earth,Wind & Fire
Man In the Mirror」/Michael Jackson
ゆれる」/田我流
「逃避行」/Rickie-G
「Fake Orginality」/自作?
俺が一郎」(バンドver.)/山田一郎(cv.木村昴)
One」/RIP SLYME (+石・野)
「春夏秋冬」STEDY&CO. (+石・野)


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