180128 フレンズ グランパーティー@Zepp Diver City Tokyo

1月28日、Zepp Diver City Tokyoにてフレンズのグランパーティーに行ってきました。
昨年春にYouTubeでたまたま出会った「夜にダンス」のMVを見てから、いつかライブに行ってみたいなと思いつつもなかなかタイミングが合わず、年明け1月にようやく初めて!フレンズのライブに行くことが出来ました。
学生時代の頃から周りに音楽好きな子が誰かしらいたので、何度かフェスに足を運んだり個人主催のイベントに遊びに行ったことがあるものの、バンドの単独ライブは中学生の時に友達に誘って貰って行ったポルノグラフィティの74ersぶりで、自分の意思でチケットを取って足を運んだライブは今回が初めてです。

いつもコンサートのチケットといえば6000〜8000円台だったので、まずチケットが安くてびっくり。先行指定で3500円。当落もすぐ出るし発券もコンビニで出来てお手軽〜!
いつも見ているコンサートみたいに、頻繁に衣装が変わったりレーザービームが出たりフライングしたりポップアップで飛び出てきたりはなく、視覚的な演出は月面をモチーフにしたセットと映像と照明というすごくシンプルな構成。いつも自分は派手なものを見てきたなんだな、と改めて気付かされました。趣味が読書・映画・舞台・ジャニーズと視覚情報に偏ったものばかりだから、絵変わりなくて楽しめるのかな〜という心配は杞憂に終わりました。たーのしかったぁ!!

周りにフレンズ好きな友達がいないので、フレンズのライブがどんなものなのか、なんの曲が人気なのかも知らないまま「ベビー誕生!」「プチタウン」「夜にダンス」をひたすら聴きまくっていたのですが、その中でそれぞれ好きな曲たち、「夜明けのメモリー」「NIGHT TOWN」「夜にダンス」が続けて聴けたのが嬉しかったなぁ。
夜メドレー(“夜メドレー”ってえみそん呼んでたっけ?私が勝手にそう解釈しただけかな?!)の間にえみそんが「フレンズは“夜”に纏わる名曲が多い」みたいなことを話していたけど、自分一人でいいなと思っていた曲がファンやバンドのそれと合致していたのが嬉しかったし、信じていいんだなって思えました。

結成から3年と若いバンドだけど、演奏力は高いしメンバーもライブ慣れしてて、お客さんには常連さんも多いだろうけど決して閉鎖的な雰囲気はなくて、バンド界隈自体が不慣れでふらりと一人で来てしまった私でも、自分の家みたいに寛いで楽しむことが出来ました。お酒を飲みながら座って見れるのさいこーう!

アーティストの曲やライブって、ボーカルが決まっているから歌声に飽きちゃったりするんですけど、ひとつのバンドにえみそん、ひろせ、太郎くんとそれぞれ違う魅力のボーカルが揃っているのもいいなあ。しかもみんなうまい。CDと全然変わらない。
2階指定席だったこともあってか音が割れて歌詞が聞き取れないときもあったんですけど、ライブってそうじゃないんだな、視覚や聴覚を研ぎ澄ませるんじゃなくて、もっと解像度を下げてもいい。振動に身を委ねて、その瞬間の空間や体感を楽しめたらそれでいいんだな〜〜。思ってるより雑でもいいっていうか、真剣じゃなくてもいいんだなって思えたのが新鮮でした。アイドルのコンサートは好きなアイドルの一挙一動を見逃したくなくて必死になりがちだし、舞台はストーリー以外にも演者の演技や演出意図を整理しながら観たりしてたので、視野を広く持ってフラットに楽しむ世界が新鮮でした。それはそれで楽しいので何も問題ないんですけど、私にとってバンドのライブは、これくらいゆるく楽しむのが丁度いいのかも。

楽曲の良さ、演奏力の高さ、MCのゆるさとバランスが絶妙で、加えてそこにひと匙のエモさを振り掛けられて。
「東京ドームでやろうよ」と語尾に(笑)をつけることなく話して結成された、渋谷の神泉のバンド・フレンズ。
物語大好きなのでそういうの弱いです…。
ライブの良さは上に挙げた要素もそうなんですけど、なによりも現場に漂う多幸感がすごかったです。
バンド全体や客席との関係が馴れ合ってるのでも狂信的でもなく、適度な距離を保ちつつも、それぞれが楽しもうとする気持ちをもってちょっとずつ熱を灯していく。その先頭にはちゃんとバンドがいて、音楽がありました。フレンズとフレンズの音楽が、会場の空間を繋いでいました。

グランパーティーではフレンズの始まりの曲、「ベッドサイドミュージック」のリリースが発表されました。ライブが初めてだったのでこの曲も初めて聞いたんですけど、フレンズの始まりの曲も“夜”に纏わる曲だったんですね。夜と縁の深いバンドなんですね。東京に住んで東京で働く自分にとって、曲と距離を近くに感じる理由はそこにあるのかもな。
MCで「前略プロフィール」と聞いた瞬間バンドとの距離は実質ゼロになりました。同世代、だと…?!

日程が合えばまた是非ライブに足を運ぼうと思います。いつか誰かと一緒に入れたらいいな〜!あの多幸感をまた味わいたいです。「東京ドームに連れて行ってあげるからね」とのえみそんの言葉を胸に、フレンズの今後の更なる活躍を応援しております!

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