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【2023年01月クール】ドラマ感想

今更ですが1月クール完走したドラマ7作品の感想をまとめました。

『罠の戦争』

 めちゃくちゃ面白かった。草彅剛やばい。1話から草彅剛とその一家がめちゃくちゃ不憫で周りの政治家はクズばっかり出てきてわたしが秘書だったら毎日ゲボ吐いちゃうと思った。「鷲津」って名前が何回も何回も何人にも呼ばれるけど毎回みんな呼びにくそうだった。幹事長悪いやつすぎてほんとにこんなことしてたら地獄行くぞと思った。ラスト2話の草彅剛がマジ別人でちょーーーーー怖かった。欲とか恨みとか権力がこんなに人間を変えてしまうの結構やばいし妻と部下めちゃくちゃ可哀想だったから美味しいお菓子とかたくさん食べて幸せになってほしいと思った。


『女神の教室』

 高橋文哉がアイドル人生を引退してロウスクールに入る話。高橋文哉、絶対もっと悪いやつかと思ってたら割とすぐいいやつになった。南沙良はずっと反抗期だったけど阿部寛と東大目指してた時とはまた違う感じでめちゃくちゃいいキャラだった。序盤、生徒一人一人の葛藤とか成長を見ていく感じだったのに、中盤からカラスの嫌がらせとかストーカー行為とか人死んだりとかし始めて司法試験に合格したいがために学校通ってただけなのに生徒が不憫すぎてやめてやれと思った。だんだん生徒に愛着が湧いてきて、はじめはこんな奴らに裁かれたり弁護されたりだけは御免だと思っていたのに気づいたらみんな合格しますようにって願ってた。思うようにいかない前田旺志郎くんが最後報われて良かった。

『星降る夜に』

 見終わってムロツヨシの記憶しかないくらいムロツヨシのドラマだったのでめちゃくちゃ良かった。中盤から私は産婦人科医では無いのに明日職場にムロツヨシが来たらどうしようとか家の窓をムロツヨシに破られたらどうしようとか怯えながら観た。生命の誕生に立ち会う産婦人科には死も付き纏うし、死んだ後の遺品整理は残された人の生きる糧になることもあるんだなと思った。ムロツヨシの子どもが泣くシーンと佐々木先生の遺品整理が辛くてもうこれ以上泣かせるのはやめてくれと思った。あとデリバリーでチゲ鍋運んできたピンク髪の人をずっとEXITの兼近だと思ってたけど全然違った。


『夕暮れに、手をつなぐ』

 北川悅吏子腳本、広瀬すず・永瀬廉主演の時點で期待大で観たけど結果めちゃくちゃ良かった。2階の窓辺にいる音と庭のそら豆が話すシーン見て「でた!北川悅吏子得意のロミジュリオマージュ!」って思った。1話から終始そら豆が可哀想なやつで「こんなに可愛い顔してても婚約破棄されるし親に捨てられるんだな」って辛くなった。観ていくうちに感情移入しすぎて遠藤憲一がデザイン奪った時そら豆よりムカついてテレビかち割るところだった。あと全然聞いたことないヨルシカがちょっと好きになった。それまでヨルシカのボーカルは緑黃色社會の長屋晴子だと思っていたけど全然違った。

『警視庁アウトサイダー』

 木村ひさし演出のテンポとカット割りが最高だった。私にとってドラマを見続けるかどうかはこういう無駄なやり取りがあるかにかかっている気がした。当麻が出てきたり、瀬文から茶封筒拳銃受け取ったり他局なのにどストレートにSPECが盛り込まれてて沸いた。Twitterのドラマ実況者たちも沸いてた。そして最後犯人がわかった時めちゃくちゃでかい声で「いやそっちかい!」って言った。たぶんTwitterのドラマ実況者たちも言ってた。しらんけど。

『リエゾン』

 もうほんとに毎週いい話すぎてめちゃくちゃ泣いた。子役の演技が凄すぎてこの世の中の子役は誰も信じるなと自分に言い聞かせたくなった。松本穂香が自分の障がいについて打ち明けるシーンは、もし自分が打ち明けられる側だったら同じような発言をしてしまう気がして自分は本当に無知だと思った。当事者やその家族だけにしかわからない辛さが伝わってきて世の中の人間みんな頑張って生きてるんだよって叫びそうになった。佐山先生が言ってくれた「痛みを抱えているからこそ人に寄り添えることもあるはずだ」って言葉がとっても響いて孫とかができたら我が物顔で伝えたい言葉ランキング1位にランクインした。おめでとうございます。

『ブラッシュアップライフ』

 私のドラマアカデミー賞 最優秀作品賞に選ばせていただきました。これはマジでおめでとうございます。みんな口を揃えて言ってたけどずーーっとおもしろかった。そして後半にかけての恐ろしい伏線回収祭り。演者も豪華でこのちょい役にこの人を!!?が30回くらいあってびっくりした。この間、仕事帰りマックに寄ったら隣に座っていた普段YouTubeしか観てなさそうな女子大生2人組(偏見)が来世はオオアリクイがいいか、人間がいいかの討論を真剣にしていてなぜか私がすごく嬉しくなった。そしてドラマが終わってから「Hello Agai」を聴くと泣くスイッチが入るようになった。フワちゃんがラジオで佐藤栞里に「ウチら何周目でもズッ友」って言ってたの聞いてそれでも泣きそうになった。一緒に平成を生き抜いた全人類が愛おしくなったのでバカリズムもフワちゃんもありがとう。



『どうする家康』

 『舞いあがれ!』は離脱したけどこちらは視聴継続中。




4月クールは10作完走目標。

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