気になるけど、そんなに関わりたくない。どうしたらいい？
SNSや会社で、「この人が気になる…」でもポジティブな感情でもない気がする…という時はありませんか？
私はたまにあります（笑）
大学生の時、サークルで好き勝手主張するようにしていたら、ある日先輩に「出る杭は打たれるんだからな」と釘を刺されたことがあります。
そうです、やはり声が大きくて主張の強い人はどうしても目立ってしまうし、なぜかスルーできない。本当に嫌ならスルーできてしまうのに、そうでもなくてつい見てしまったり、自分から関わろうとしてしまっていませんか？
私は学生時代に、自分に自信のない子の相談役や遊び役（？）になるということが結構な頻度であって、「正直利用されているだけだから、その子と付き合うのやめなよ」と何度か姉に指摘されたことがあります（苦笑）
本当に不思議なのは、なぜ自分がその子の誘いを断れなかったかなんですね。遊びに行っても愚痴ばかりで、スクールカーストの上の方にいる他のグループの子に誘われたら私とは一切遊ばなくなり、忘れ去られる。そしてやっぱり学生時代以降も連絡は一切取っていない。
正直、私にとっても大事な相手ではなかったんです。
なのになんで断ることができずに関わっていたのか？
それはその子の中に自分を見ていたからなんですね。
これ、ちゃんと言語化して理解できるようになったのが大人になってからでした。学生時代はどうしてもわからなかった。
明日こそ断るぞ…と思っていながら、相手を目の前にするとなぜか断れないんですよ。それは、その子の中にいる自分を見捨てることになるからでした。
「学校がつまらない」「〇〇ちゃんって△△と付き合っているらしいよ、あんまり可愛くないのにね〜」「□□ちゃんって最近痩せたらしいね、運動しているように見えないけど」「最近ストパーかけて私って可愛くなったと思わない？」みたいな相手の言葉をずっと黙って受け取っていました。
まるで私は相手の鏡になって、全部を跳ね返しているみたいな存在だったんです。
最後は「いつまでこういう話を聞いてなきゃいけないんだろう…卒業まであと〇〇日」のようなことを考えるまでに…（笑）
でも離れ難かったのは、私が心の底で思っていたことを相手が代弁してくれていたからではないか？と今は思うんですね。
私が言葉にできなかったことを相手がちゃんと言葉にしてくれたから、スッキリしていたというメリットが私にもあったんだと思います。
今、SNSや会社、コミュニティの中で、なぜか気になるんだけどすごく好き！というわけでもない…ということがある場合は、きっと相手の中に自分に近しいものを見ているという現象が起きているんです。
悪い方に捉えればすごく煩わしく感じるかもしれないけど、ああ自分ってこんなことが気になっているんだと自分を深く知ることにもなり得ます。
私はキリスト教徒じゃないんでよくわからないんですが、キリスト教の隣人愛ってそういうことなのかなって思ったりもします。
相手の中にあるもので、気になることは必ず自分にも通じている。その部分を愛してあげると、自分にも返ってきます。
ものの見方は何通りもあることを、忘れないでいたいですね。
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