見出し画像

中年の危機、生き直しするには今

35歳〜50代前半は「中年の危機」というのがやってくる時期と言われています。自分のセルフアイデンティティが曖昧になる。今まで頑張っていたことが同じように頑張れなくなる。生きる意味が不明確になってくる、そんな感じです。

母として妻として娘としてを超えて、「自分として」のアイデンティティがぼやけてきて不安を感じる。
もしくは「仕事で成果を出していた」自分が昔みたいに常に右肩上がりを目指すには疲れてしまって、自分の不調を感じる時。体も頭もうまく働かず、後輩や同僚の出世や変化を横目に、常にぼんやりとした焦りや不安を感じ続ける時ということです。

この「中年の危機」をずっと感じ続ける人とそうでない人の差は、それ以前の自分との関わりがキーポイントになります。
今までの自分の在り方に固執し続けると抜け出せなくなる。周りに自分を溶け込ませて同調し続けてきた人は、同じように周りに同調しようと思っても辛いと感じるばかり。過去の栄光にしがみ続けてきた人も同様です。
逆に今までの自分とはもう違う自分であると執着をやめ、今の自分ができることで生きていこうとすると思わぬ飛躍をすると言われています。

これは精神的な話だけではなく、脳の方にも変化があるそうです。
35歳くらいからは、今まで培ってきた経験を生かして再編集し、人に伝える力が高まると言われているそうです。なので、新しい言語を覚えるのも実はこの時期からの方が覚えやすいとか。
経験や持っているボキャブラリーを生かして、さらに複雑なことを伝える能力が高まっているということですね。

「中年の危機」とは言葉こそ恐怖を煽るような状況ですが、いわば生き直しのチャンスということなのではないか、と私は思うのです。
今までのことを一旦忘れ(でも体や脳にはしっかり経験は刻まれている状態で)、今の自分でもう一度ラフに人生を楽しんでみようと言われているということなんじゃないかな〜と思います。
これはもはや、「中年の危機」じゃなくて「中年のラッキー」なんじゃないか?とも思うのですね(笑)

与えられた状況をどう捉えるかはいつも自分次第。
まさしく、日日是好日なのですよね。
いつだって、やり直せるし、生き直せる。

ただ、やるかやらないかは自分次第。
それだけのシンプルなことです。


よろしければサポートお願いします! いただいたサポートは、今後の活動費としてクライアントさんと一緒に使っていけたらと思います。