おやさしいファミリー

nagiの戯言です

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最近の記事

  先月、父が他界した。 父は8年前から闘病生活を送っていた。 その病気の5年生存率は80%と言われていたくらいなので、なんだかんだ生きていくんだろうな~と勝手に想像していたけどそう甘くはなかったらしい。 わたしは看護師をしていて、その病院で2番目に亡くなる人が多い科がある病棟に属していたので、ある程度ひとはどういう亡くなり方をするかとか こうなると死期が近いという予兆も知っていた 自分の中で悲しい気持ちがありながらも少しはひとよりも慣れてしまっている部分があるから、わ

    • にっき、のような

      忘れたくないから、日記のように書きます 駄文ですがお許しください(いつものこと) じぶんが企画してイベントをするのは2回目で、前回はみんなに会える場をつくりたかったから企画したんだけれども 今回はみんなに感謝を伝えたいなと思ったのと、つくったものたちを見てもらえたらなと思っていろいろ準備をしておりました なんだかわたしはじぶんをあまり大事にできていないと思うのですけれど、わたしを想ってくれるひとのことは本当に大事にしたくて よく、じぶんを大切にできないのに他人のことを大切

      • 歳月の轍

        この1年、自分の中で目まぐるしく状況が変わった 気絶やかけもちしていた仕事をやめ、実家もやっと出られた この1年で出会えたご縁もあった わたし自身は相変わらずで、でも少しずつ変われていって 自分の生み出すものがもっとすきでいられるようになったし、自分がひとりのメイドであることを素敵なことだと思い隠さないようになったし、自分の想いを少しずつ言えるようにもなった(と思う) 周りの人たちのおかげで自分を少しずつ受け入れられるようになっている あまりにもバタバタしすぎてこの1年の出

        • 少女のままでしぬ

          幾つになってもすきな服を着て すきな靴を履いて歩いていたい  すきな髪型とすきなメイクをして ときめきをわすれないで その瞬間いちばんすきな自分を纏いたい 少女という年齢には程遠くなってしまったけれど いつ居なくなるとしても、最期までじぶんのすきは失いたくないと 死の淵を見てから思いました わたしのすき、はおそらく実年齢と乖離している 周りと比べられたり年齢相応であれと言われることが多いけど、すきなものまでわたしから奪ってしまったらわたしは本当になにもなくなってしまうので

          すきなひとたちと会ってバイバイしてさてどうしようかと思ったときにふと自分がどこに帰ったらいいかわからなくなってしまい虚無感と不安感に襲われる、自分の居場所なんか自分でつくるしかないと思い家を出たけれどいまの精神でひとりでいたらいつしんでも本当におかしくないなと思って、実家に帰ってみたりひとがいるときにいつもの家に帰ってみたりはたまた外で時間を潰したり ひとりはすきだけどこういう、マジでしにかねんなってとき本当にどうしたらいいんだろうわたしの帰る場所ってどこなの、 朝の出勤ラ

          2023

          2023年3月、気絶ともうひとつの掛け持ち先をやめた。そこからいまの勤め先一本で働いていた働きながら絵を描いたり自分の好きなことをした もちろんうまくいかないこともあったし出会いも別れもたくさんあったけど、ことしはずっとずっと楽しかったんだ、本当に それは周りの人のおかげなんだなによりも、消えたくてもネガティブでも頑固でいろいろ爆発させても見限らないで見守ってくれてたり連絡をくれるひとたちもいたからだと思う 大切にしたいしわたしにできることがあればなんでもするし、全身全霊か

          得体のしれない不安がずっと身体に纏っていて、なにがなにをたらしめて僕はこうなっているのかと考えることすら諦める ずっとひとりになりたくて、でもこころがずっとからっぽのまま 大切なものをつくりたくない増やしたくない そもそも自分に大切なものがあることも烏滸がましいしそういう人間じゃない 自分のすきなことやポリシーはあれど他人の人生を巻き込んではだめだよ早く、早くここから抜け出したい 自分の、完成されない一方的な想いだけあればそれで 少し遠くから貴方のしあわせを願うそれだけ

          陽だまりのような

          言葉は呪いだ、といつからか思いこんでいた わたしは嫌に記憶力が良いときがあるので、棘のある言葉をずっと永遠に脳内再生させてしまう 何度も言われたわけではないのに何度も言われたような気がしたり、複数人に言われたような気になってしまう まぁこれが自分で自分をうつ状態に追い込んでしまう原因のひとつなのだが。 同時に、言葉はひとを救うものでも、ある 大学の卒業時、4年間共にしていた友人たちと手紙を書きあった 誰かがそうしようと言ったわけでもなく、各々が自発的に、しかもわたしたちは

          大人の文化祭

          わたしは気絶というメイドカフェで少しの間働いていたのですが、その気絶が「大人の文化祭」と題して定期的に催しをしておりそちらに参加してまいりました 今回で3回目、お客さんの期待も高まる中での開催 わたしが気絶に所属したばかりのときに第1回目が開催されて、そのときは気絶フェスとはなんぞ、と思っていたままに終わってしまっていました あとから出演者様の動画を見て、面白い企画だな~と思うなどしていました 気絶ってメイドカフェの枠に留まらずにいろんな企画をいつもやっていて、おもしれー

          魔物

          7月には魔物が住んでいる、と常々思っていた それはわたしの誕生月であるのもそうなんだけど 夏の始まりを予感させるからだった どうしたって受け入れられなくて、息ができなくて、眩しいあの光が、地面を揺れる蜃気楼が堪らなく不快だった。 誕生日が苦手なのは、わたしを知っている人は知っていると思うが、自分が生きていることに罪悪感をずっと感じている上に自分が注目されてしまうのが嫌で 申し訳ないのと生きていることを一番実感してしまう日であるから、という理由 だけれど去年くらいかな、自分

          9ヶ月と14日

          わたしが気絶にいた期間 人それぞれだろうけど、わたしにはとっても長くて濃い時間でした それだけの重みと愛があの場所にはありました あの空間がすき、メイド服が好き ほぼそれだけで入りました。メイドさんになるときに志望理由みたいな作文をいろいろ書いたんだけれども結局一番はそれだった。なんでそんなにあの場所にこだわりがあったのか、それは同じもの好きの皆さんなら伝わると思うんですけれども なんでメイドさんになったの?人見知りで話すの苦手なのに?可愛くもなければおもしろくもないのに 

          もうすぐ目が覚める

          ここ最近また季節の変わり目になって、自分のこころの弱さ、身体の動かなさに絶望する日々です もっと頑張りたいのに、悔しいな なんでだめなんだろうとか、振り出しに戻ってしまった気がして気分が落ち込みがちですが、これは季節柄だしわたしのせいではない!と言い聞かせ奮い立たせています 初めていまの職場で息が苦しくなってしまって、昨日ちょっとくらってしまったことがあって、少し気分が落ち気味になってしまったんですけど 今日は少し、お散歩したりお絵描きしたり 自分を労ろうかなって 早く家か

          もうすぐ目が覚める

          理由

          わたしがnoteを書く理由、自分を晒すということ 自分の病気だったり体験を書いている媒体があるのですが そこでは自分と同じ思いをしている人たちにこういう人もいるということを晒して一種の生きるための選択肢を提示してみるだとか少しでも勇気や希望をを与えられるように、または病気のことを知らない人たちにこんな人がいるんだこんな病気があるんだということを伝え思いやりややさしさの輪を広げられたらという思いで書いていた。 自分が絵を描くのは一種の愛情表現で、絵を描くことであたたかさを感

          群青

          夏ってなぜこんなにも脳裏にこびり付いて離れないのか。離してくれないのか。僕はずっとここから離れたかったのに 君のことなんか嫌いだと胸に秘めた思いを吐き出す もうすぐ秋が来る 日が短くなるのが目に見えてわかって、ときどき秋の風の匂いがしたりして 少しホッとした 夏が終わるのもそうだけど、時間がちゃんと過ぎているのがわかったからだった 季節を跨げること、生きていられること、君と目を合わせられること、あの日の約束に近づいていること こんなにも嬉しいなんて知らなかった、いや、久

          承認欲求、そんなものとうの昔に何処かに忘れてきてしまった、と思う 誰かに認められることや肯定されること、それがなくても自分だと思えるくらいに強くならざるを得なかった それがいいこと、なのかはわからない 自分に注目されるのが怖くて、人前に出たり人から一度に視線を浴びると冷や汗が止まらなくなり倒れそうになる その延長線、なのかチヤホヤしてもらえたり褒められるのがとても苦手になってしまった髪切った?と言われるのも、お誕生日おめでとうといろんな人から言われるのでさえ怖い 自分に気

          夢と現実の狭間を彷徨っている 自分がどこにいるのか、何が現実で何が嘘なのか時々わからなくなる 実はいまこれを書いている世界が虚構で、真実は別のところにあるのかもしれないね。今年は桜を見られてないのもそのせいかな 行ってみたい場所がある。キラキラ光る水面のような碧い世界、夜のような深く蒼い世界 僕は青の世界の住人になりたいのだった。僕を構成するその色は、どこか冷たくて儚げで闇があって どうしようもなくきみに恋い焦がれるのだった。 つぎにすきなのは山吹色。やさしさを感じる