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「メリー・ポピンズ」の魔法にかかる

この時期にぴったりの華やかなミュージカル💐
お子さんはもちろん、かつて"子どもだった"大人にこそ刺さる作品だなぁと思います。

2018年の日本版初演も観劇していましたが、
今回もやっぱり凄かった…!

1910年のロンドン、チェリー・ツリー・レーンに住むバンクス家。

一向に子守が居つかないこの家に、メリー・ポピンズが舞い降りてくる。

魔法で部屋を片付けたり、カバンから何でも取り出したり不思議な力を持つメリーと、煙突掃除屋のバートと過ごす素敵な毎日に、子供たちは大喜び。

一方、父ジョージは銀行でのある融資をきっかけに、苦境に立たされてしまう。

しかしこの出来事をきっかけに、バンクス家は家族の幸せを見つけ、それを見届けたメリーは、また空へ帰っていくのだった
https://marypoppins2022.jp/story.html

以下ネタバレ含みます⚠️


まず特筆すべきは、【舞台装置】のすばらしさ。

飛び出す絵本のようなバンクス家や
色づいていく公園🎨  天まで届きそうな銀行🏦
そして、空を飛ぶメリー・ポピンズ!!!!

小道具や背景、細部に至るまでこだわりと技術が詰まっているのを感じました。
どの場面も仕掛けが巧妙、かつスムーズな転換。
カラフルでマジカルでワンダフル!!

これを"魔法"と言わずして何と言おうか!!

目に映る何もかもが"魔法"に満ちていて
驚きと楽しさで胸がいっぱいになりました❤️‍🔥


そして、
メリー・ポピンズと言えば、あの【楽曲】たち

「何もかもパーフェクト」で
一瞬にしてメリーの虜になり、

「最高のホリディ」と「お砂糖ひとさじで」で
メリーの魔法に目を奪われ、心を奪われ。

「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」では、手拍子も入り大盛り上がり🙌🏻 
コロナ禍で薄れざるを得なかった客席の熱量を久しぶりに感じられて、何だかうれしかったです。

「ステップインタイム」は
バートの"天井歩き"も 見どころ👀 
一糸乱れぬタップダンスと、バンクス家に着いてからのドタバタ感が最高に楽しい!

「どんなことでもできる」では
星空が美しく、歌詞は心にすっと入ってきて、
思わず涙がこぼれました。


前回見たときより歳をとったこともあり、
見方が180°変わって響くセリフも変わってて🫢

家族の在り方、お金の価値、教育の必要性。

楽しい魔法の中に散りばめられた現実が、
大人になったから痛いほど分かって。

だけど、メリーはジョージ・バンクスと私達に日々失われていく童心を思い出させてくれます。

きっとそれが、明日への活力になるはず。

Au revoir!!

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