映画で泣く理由

前に『最高の人生の見つけ方』という映画を観ていて思ったことがある。なぜ人は映画や小説、音楽、アニメなどで泣くのだろうか。

私はこの映画に限らず、人が作品中で死んだり、いわゆる感動作品を観ると泣いてしまうことが多い。

自分の好きな、応援していた有名人が亡くなって泣いてしまう人もいるのではないだろうか。これは、家族や親しい人が亡くなったときと同じで、自分にとって大切な存在であるために、悲しみを感じ泣くのであろうと予想ができる。

しかし、映画や小説の登場人物はその作品を観るまでは知らなかった存在であり、映画であればその人物を知って2時間足らずであろうから、その登場人物が自分にとって大切な存在とまではなっていないと考えられる。それでも人は映画や小説で感動し、泣くことがある。

自分に起きた出来事に感動し泣くことはある。近しい人に起きた出来事に共感し泣くこともある。映画に出てきた人に起きた出来事が自分や近しい人と同じくらいの感動を引き起こすのはなんだか不思議である。

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