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就活を終えてやっとスタートライン

はじめまして!

地方国公立大学に通う3年生のmauiです。23卒として3年生の5月頃から就活を始め、12月末に内定をいただき、就活を終了しました。

就活を始めた時は「内定=ゴール」だと思っていた私ですが、今は内定をいただけてやっとスタートラインに立てたと感じています。

就活を通して変化した価値観や描いた自分の将来像を振り返り、今後の自分がどのようになっていきたいのか再度確認する場として、また誰かの役に立つ場となったら嬉しいです。

漠然と。

私は大学で「まちづくり」を学びたいと思い、地方におけるまちづくりを学べる大学に入学しました。1,2年生で広く浅く様々な分野からの「まちづくり」を学ぶ中で「観光」に非常に興味を持ち、将来はパッケージ旅行の企画をしたいと考え「旅行業会」に就職したいと思い、資格も取っていました。

しかし大学2年生の時にコロナウイルスが蔓延し、観光業が大打撃を受けたことで、旅行業界では新卒採用を行わないという状況が発生していまいした。

そこで私は「旅行業界」への就職を諦め、他の業界を調べ始めたのですが、びっくりするほど興味が湧かない!どの業界も興味がなさすぎて、就職できるのか不安になるほどでした笑

そんななかふと思い出した先輩の就職先である「コンサル業界」。調べてみると「企業が抱える様々な課題解決を行う仕事」と書いてありました。

 そこにリンクしたのが大学で学ぶ地域のまちづくり。「進学や就職のタイミングで若年層が流出してしまう」「高齢者ばかりで活気がない」「交流人口が増やすには」…等々。各々の地域が抱える課題に対してどのような取り組みが有効なのか、そのためには何が必要なのかを考え、仲間と話し合う機会がたくさんありました。その話し合いの過程や実行・改善が自分にとって楽しく有意義で、非常にモチベーションを高く持っていました。

だからこそ、企業の課題解決を行う「コンサルタント」というものに非常に惹かれ、この業界で働きたいと感じました。


5月から7月

やるべきこと・その方法が多すぎて何からやればいいのかわからなかった私はエージェントの方に頼ることにしました。担当してくださった方に掘り下げていただいた自己PRやガクチカが最後まで私のベースになっていました。

それと同時に6月から情報公開された夏のインターンシップに向けて説明会への参加やエントリーシートの記入、GDの参加を行なっていました。全部で10社ほどの選考を受けたのですが、全て一次選考落ちしました…笑

今となってはそりゃ落ちるよなぁという感じなのですが、当時は全ての会社で、しかも一次選考で、ということが非常にショックでした。まるで社会から「不必要」の烙印を押されたような気持ちになり、でも就活をしなければいけない状況に毎日憂鬱でした。

そんな中、7月中旬頃にある会社の夏休み限定の長期インターンの話をいただきました。内容としてはキャッシュレス等の商材の新規営業でした。視野を広げ、力をつけたいと思い、8,9月のバイトを全て休みにして東京に行く準備をしていました。

しかし当時コロナウイルスの第5波が来ており、東京で1日の感染者が1万人を超えるだろうと言われていました。業務内容的にも電車等を使っての移動が多かったためあえなく断念しました。

丸々空いた2ヶ月間だけ残ったわけですが、私はこの期間を就活と自動車学校に費やすことにしました。

8,9月

選考なしのインターンや説明会に申し込み、毎日少なくとも1社、多くて3社見ていました。多くの会社を見る中で、自分がコンサル業界の中でもどの分野に興味を持つのか、逆に全く興味を持たないのかを探っていきました。

8月時点では惹かれる会社の共通点として、「BtoBのビジネスモデルが新しい会社」だということがわかりました。経営学に興味があり、ゼミでビジネス全般について基礎的な部分を学んでいたのですが、初めて聞くビジネスモデルやそれを生み出した社長等の想いを聞くことが非常に好きだったのです。

そのため

・BtoBであること

・ビジネスモデルが魅力的・新しい・ワクワクすること

・社長の想いや理念に共感できること

を重要視することにしました。そして更に、

・多くの業界の下支えがしたい

・自分をより高められる環境がいい

など、どのように社会貢献したいか、どんな将来にしたいのかも少しずつ方向が決まってきました。

そんな中、お世話になっていたエージェントの方が抱える学生が増え、なかなか面談ができなくなっていました。どうしようかと悩んでいいたときにインスタの広告で流れてきたエージェントさんがあり、説明会に参加してそちらでお世話になることにしました。

面談では、子供を産んだ後も会社から求められる人材であるためにどのように自分を高めていく必要があるのかについて話しました。この時の「欲張りでいい」という言葉は、今後自身のキャリアを考える上で大事にしていこうと思っている言葉です。

少しずつ自分のキャリアや求めるものが明確になってくる中で、どのように社会の下支えとなっていきたいのかという課題を残し、就活後半戦に入っていきました。

就活後半戦

10月にある会社の説明会でQ12に出会いました。日本で熱意を持って働いている人はわずか6%。そしてそれは残業時間が減ってもさして変わらない、すなわち熱意を持って働くかは時間ではないということでした。当時は2要因理論を知らなかったのでより「熱意を持って働くためには?」ということに惹かれたのだと思います。

ここから9月まで見つからなかった私の社会軸が「熱意を持って働ける人を増やす」というものになりました。自分軸も、自身が熱意を持って働くために譲れないポイントであった「選択できる人間になる」というものに繋がっていきました。

社会軸達成のために、理念や会社立ち上げの経緯、その浸透性などを重視していました。自分軸達成のためには成長し、権限と責任を持ち、企業から求められる人材である必要があると考え、評価制度が納得でき、成長につなげられるか、評価と給料の連動などを重視していました。

社会軸・自分軸が共に具体化していったことで企業の見方も変わりました。漠然と「コンサル」で見ていたものが、業種問わず「働く人にアプローチできる会社」という観点で見れるようになり、圧倒的に質が向上しました。

そんな中IT業界の魅力にきづき、エンジニアとしてのキャリアに魅力が湧いてきました。きっかけは、顧客のヒアリング、課題抽出からモックアップを作成するというインターンでした。この時は「楽しい」というのが1番でしたが、ここからエンジニアを知っていく中で「こういうことやってみたい、作ってみたい」というものが次第に強まっていきました。

総合職かエンジニアか

総合職かエンジニアか、本格的に悩み始めたのは11月中旬ころからでした。第1志望郡の非常に魅力的な2社が、片方は総合職(A社)として、片方はエンジニア職(B社)として選考が進んでいました。選考が進み双方の会社をより深く知っていくほど、会社のDNAや社員、これからの展開など様々な魅力があるA社に対し、未経験スタートのエンジニアとしてのキャリアが非常に魅力的だったB社をなかなか決められずにいました。

座談会や双方と関わりがない社会人の方とお話しする中で、私はエンジニアとしてのキャリアを歩んでいきたいと強く考えるようになりました。しかしそう考えていた矢先、B社が最終選考で落ちてしまいました。数日後に控えていたA社の最終選考まで、エンジニアに魅力を感じたまま総合職で入社した場合後悔は残らないだろうかと悩んでいました。

A社の最終選考を終えかかってきた電話は面接の合否ではなく、エンジニア職の選考としてもう1度面接を受けてみないか、というお話でした。A社にはエンジニア職としてもう1社と非常に迷っている旨をお伝えしており、最終面接ではどのようなサービスを作りたいのか細かく聞かれていました。私はぜひお願いしますとお伝えし、もう1度面接を受け内定をいただけました。

その後

内定をいただいた後に聞いた話では、私が各々にこのような魅力があり迷っている、とお伝えした時から「うちでエンジニアやれば完璧なのでは?」と考えていただいていたとのことでした。私は本当に素晴らしい会社だなと改めて感じ、そのように対応していただいて内定を頂けたこと、その会社のDNAを自分の中に入れることができて本当に幸せだなと強く感じています。

これからインターンを通してより深く関わっていきますが、ワクワクしかありません!会社のため、社会のため、自分のためにも頑張っていきたいなと思っています。

最後に

今就活を頑張られている方も大勢いるかと思いますが、私自身やってよかったなと思うことの1つは、様々な価値観を吸収することです。素敵だと思った言葉や考え方をメモしておく、自分とは違うと思った考え方をなぜそう思うのか考えてみるなど、今は必要なくても、絶対どこかのタイミングで助けてくれる時があると思います。

もう1つは自分を偽らないことです。嘘ついた自分で内定もらっても、入社後きっとキツくなると思います。「内定はゴールではなくスタートライン」、私が素敵だなと感じた言葉です。素の自分を欲しいと思ってくれる会社を探して、それで落ちたところは「自分とは合わない会社だったんだ、入社前に気づけてよかった!」と思って、前向きに就活をしていってください。私の軸である「熱意を持って働ける人を増やす」のためにもお願いします!笑

振り返ると非常に長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!皆さんが納得して就活を終えられることを願っております。


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