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隣の他人を守るということ

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新型コロナが中国で猛威をふるい始めて約 2 ヶ月が経過する頃、3 月早々に「自分を守る」から「他人を守る」に切り替えた理由を紹介しようと思う。
詳しい情報を書き留めることで何が大切なのか再認識できるし、何より安心材料になるかなと思いつつ。(偉そうに)
そう、切り替えた根本はこれ。
【どんなウイルスでもそうだけど、発症するか否かは「曝露量 vs 免疫力」次第】
健康な人にとっての毒性で言えばインフルエンザのほうが断然強烈。でも、covid-19 はウイルス曝露量が多かったり、一定量が血流に乗ってしまうと結構危険。これも「曝露量 vs 免疫力」の問題。
健康オタ且つ、調査と対策ができている自分と家族は感染しても発症しないと確信している。
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◆曝露量の話

TV や感染症関連の論文では「空気感染」やら「エアロゾル感染」やら「飛沫はこんなに飛ぶ」だの「落下したウイルスが舞う」だの、可能性ある限りの危険要素を挙げ連ねているけど、秀逸な論文ほど「曝露量」についてはガン無視しているという現状。
これは個人差が大きすぎて実証実験がほぼ不可能なことが理由で、曝露量と感染についての正確な情報は何十年かかっても出てこないだろう。
これらをネタに必要以上に恐怖を煽る報道機関は本当に狂っていると思う。

そもそも 3 つの「密」の危険にはそれぞれ違う意味がある。

● 換気の悪い密閉空間:エアロゾル環境の発生(空気感染に近くマスク効果半減)
● 多数が集まる密集場所:人が多いため感染の確率が非常に上がる
● 間近で会話や発声をする密接場面:飛沫により確実に曝露する

これらには曝露量、滞在時間も関与するのに、それには一切触れてない報道。(根拠を出せないため)

人によるので一概には言えないけど、接触にしても飛沫にしても、ウイルス曝露量が少なければ&免疫力が高ければ、日本人にとってはcovid-19 は風邪以下の感染症と思われます。

◆無症状者からの感染

健康な人は感染してもほとんど発症しない。でも免疫力が落ちていたり持病のある人にとってはとてつもない脅威。

感染者は無症状のうちに、例えば舌などでもウイルスが増殖し、会話の飛沫ですら人に移してしまう。舌から分離した粘膜上皮ですら増殖するウイルスなので免疫が届きにくく、唾液に乗りやすいからだ。
また、若い人のほうが舌の粘膜上皮が厚く唾液量も多いので、高齢者より若者のほうが気づかず人に移しやすい。

人に移しにくいことを証明するためにはPCR 検査は喉ではなくて舌や唾液から検体を採らなくてはダメ。しかしピンポイント検体のため偽陰性が出やすいので1回そこらでは陰性とは証明できない。
そしてこのウイルスは多くの研究で、発症2日前から感染力を持っているとされている。しかし、発症を予知できる人はおらず、結局誰がウイルスを保有しているかを検査なしに知ることはできない。

こうなるともう、誰もが「自分もウイルスを持っているかも」と思って行動するしか無いのです。
体の弱い人が重症化するのは間違いない。でも自分が大丈夫だからといって、症状無くて気付かなかったからといって拡散防止措置もせず人に移して身近に重症者や死者が出てしまったら、きっとこの上なく後悔すると思う。

つまり、無症状で超健康体の人も、「公共空間で大きな飛沫を飛ばさないこと」が超重要なんです。

◆エアロゾル(マイクロ飛沫)感染について

幸いなことに日本語は破裂音も少なく、アクセントも弱く平坦なトーンで話すことができるため、会話で飛沫が飛ぶ量も距離もかなり少ない。(しかも日本人は唾液量自体が少ない)

なので、小声だったりマスクや布カバーなどしていれば、会話では空間にほとんど飛沫は漂わず、密室でも一定時間の換気で感染リスクがかなり落ちる。(密室での大声は避けたい)

エアロゾル感染が起こるのは基本的には密閉空間だけ。そして、エアロゾルに含まれるウイルスは普通の飛沫に比べてとても少量なので、短時間に大量に喰らわなければ感染する可能性は低い。(極小エアロゾルはマスクを通り抜けて直接肺に届くので閉鎖空間での深呼吸もやめときましょう)
つまり、3 密のうち「密閉空間」は換気されていたり、長居しなければ感染リスクは低いんです。(健康な人の話)
ただ、冬場は夏のエアコンシーズン以上にどこも換気不足となってしまいエアロゾル環境ができやすいので、大騒ぎしている客のいる店ではなるべく早く食ってささっと店を出ましょう。

・換気の悪い閉鎖空間 → 【エアロゾル環境】 → 空間飛沫量に留意

また、日本の満員電車は会話している人がほぼおらず、空間飛沫量がとても少なく駅ごとに換気されるので、目の前でノーマスクくしゃみをされるなど運が悪くなければ感染確率はとても低いと思われます。
そして屋外ではエアロゾルやマイクロ飛沫はすぐに散ってしまうので、何時間も感染者のすぐ後ろを走るなどしなければ喰らうことは無いはず。屋外なら至近距離での対面会話時以外はマスク(布カバー)不要と思います。

屋外でもマスクしろ!という声が散見されますが、酸素不足で免疫力も下がるので、なるべく外しておきたいですよね。
対面会話時閉鎖空間での発声時は必ずマスク着用。飛沫とエアロゾルを想像しながら臨機応変に着脱を。
他人に飛沫を飛ばさないのは当然として、屋内でウイルス入りのエアロゾルを発生させない努力をしましょう。

◆重症化について

covid-19 が恐れられている原因がこれ。症状が出て数日で死んでしまう可能性があること。(志村けん氏のように)
covid-19 はウイルスが血流に乗ってからが危険です。

通常の感染からウイルスが増加する以外の主な経路は以下。(曝露量が多くなる可能性の順に)

【SARS-CoV-2血管移行の経路(細胞内増殖以外で)
・ 目の毛細血管
(受容体発現量は少ないが露出度が高いため)
・ 口腔の炎症箇所
・ 肺胞付近の毛細血管
・ 胃腸などの炎症箇所
・ 体表面の傷口(これのケースはほぼ無いと思う)

これも曝露量と免疫力に関係する。

健康な人でも、目などに感染者の唾が入ったりするとまず間違いなく結膜炎になる。免疫が負けると増殖して血流に乗り、至る箇所に血栓を作ろうとし、免疫系統を狂わせ始める。
SARS-CoV-2は心血管系と免疫系を攻撃するウイルスです。

免疫が追いつかなくなって血中のウイルス量が増えてくると、肺、心臓、脳、肝臓、あと腎臓や精巣、子宮など、受容体の多い臓器をやられます。到達する先が肺胞なら肺炎、脳なら脳卒中、心臓なら心不全を引き起こすことも。
それとほぼ同時に免疫暴走が起こり、自己免疫(リンパ球)が体中を壊し始める。さらに、一度暴走した自己免疫は、ウイルスが居なくなっても長い期間の後遺症を起こす。

目に唾を喰らうことなんて普通の生活ではありえないので、そこまで恐れることはないけれど、結膜炎に加え、手足指先や頭皮などに腫れやしもやけのような皮膚症状まで出てきた時は covid-19 感染を疑ったほうがいい。
熱も咳もなくても、目からの感染ではここまで起こり得ます。

こればかりは運なので、大きな飛沫を直接喰らわないことと、日々バランス良く食って運動して早く寝て免疫を高め、且つ正常化しておくことが重要。血栓を作らせない健康な体で居よう。

◆クラスター(集団感染)という概念

まず医療崩壊を起こさないため、クラスターを発生させない事はとても重要で、世間ではクラスターばかりがピックアップされている現状。しかし喰らう当事者にとってはクラスターであろうと単発であろうと全く同じ地獄が待っている。

目に見えないウイルスで、ネットや TV の向こうで起こっている災害と思いがちだが、何県何市で感染爆発していようと関係ない。喰らうタイミングはある日突然やってくる。
どちらにせよ喰らったら同居親族全員に移ると思わなければならない。
健康体にとっては風邪以下のように過ぎていくとは言え、曝露量が多かったり、免疫力が落ちていたりすると誰でも重症化の可能性がある。しかもとてつもない短期間で。

当事者になって初めて気付く地獄。愛すべき親族が、友人が突然居なくなる地獄。
さぁどうする?

” とりあえず守ろう、隣の他人を ”


◆やること(結局ここに到達する)

・手洗いうがい
・咳くしゃみは布切れか肘に
(ノーマスク時は特に注意)
・近距離対面会話時は小声かマスクか布カバー
・閉鎖空間では大声を出さない(ノーマスク時は特に)
・やたらと触らない


◆(オマケ)後遺症について


◆あとがき

日本はマスク文化で、特に covid-19 が騒ぎになってからは早々にほとんどの人がマスクをしていた。諸外国も途中からマスク着用を義務付けるなど、「飛沫を飛ばさない」ことの重要性が重視されるようになった。日本はもともと他人への気遣いができる人が多いので、その国民性にかなり救われているのではないかと思う。それに加えて東アジア人、なかでも日本人の腸内細菌叢は免疫正常化に特化している。
日本人は様々な幸運に助けられている。
だからこそ、健康な人達は、高齢者や免疫弱者たちを守っていかなくちゃならない。隣の他人をこれまで以上に気遣う時代が始まったということ。

近距離対面会話時のマスク(布カバー)着用は本当に重要だと思うけど、かと言ってマスクしていない(できない)人を責めるのは極力避けたい。できれば、そういう人たちに対しても飛沫を飛ばさないようにしていきたい。こういった人に優しい考え方が良いかなと思います。

飲食店やライブハウス等はこの先大変だけど、なんらか無理のない程度に対策を施して広告し、あとは客が判断すればいいと思う。むしろ、どんなアイデアが出てくるのか楽しみ。変える店が増えてくれば変わる店も増えてくるので、自分も客目線の意見をどんどん提案していきたいと思います。(それはウザいか)

※ 以上、なるべく多くの研究論文&プレ論文を読んで素人が独断で精査した内容を、素人目線で書きなぐってみました。この素人記事をどう捉えるかはあなた次第。エビデンスを求めるのは面倒なのでご容赦ください。

2020 年 6 月 3 日 - hiro -


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