見出し画像

新型コロナ【帯状疱疹の話】感染?ワクチン?ターボ癌?

 書こう書こうと思いつつ、ずっと伏せていた話があります。
→「帯状疱疹発症」(私ではありませんが)


 その家は高齢者同居の3世代家族。
 今年の1月初旬、子どもたちが鼻水やくしゃみなど、風邪症状が出ていたようで、熱はまったくなくとても元気なので、そのまま様子を見たとのこと。すぐに治ったようで、「よかったねー」とやり過ごすも、数日後、高齢者の首周りに発疹が。

 本人は、「なんだろうこれ。」と思いながらも、そのうち治ると思っていたようで、2週間ほど放置してしまったそう。
 2週間後、顎付近まで広がっていた発疹に家族が気付き、「え?なにそれ?湿疹?」と問うたところ「首にでき始めて今ちょっとひどくなってるんだよねぇ」と。
 「それ帯状疱疹ちゃうん??今すぐ病院行きな!手遅れになるよ!」との声に焦って病院に行くと、やはり「帯状疱疹」との診断。「もっと早く来ないと、、、」と言われたそう。


 さて、いまどき「帯状疱疹になった」話をすると、必ず「ワクチン打った?」と返してくる人たちが居ます。そう、「体内に過去の感染時から潜むウイルスが、免疫が弱ったタイミングで帯状疱疹を起こす」とされているから。
 その高齢者がワクチンを接種したのは半年前(2回目)、3回目の予約を済ませてまもなく接種というタイミングでの帯状疱疹発症だった。この状態でワクチンを疑うというのもナンセンス。それまで超健康だったそうなので。


 さてここで、最近のワクチン&帯状疱疹にまつわる記事を紹介します。

 ちなみに元論文はこちら


 帯状疱疹を発症した高齢者、実は孫の風邪疑惑の頃に「ちょっと喉の違和感があった」とのことで、これって、もしかしてcovid-19感染してたんちゃう?というのが私の見立て。
 免疫が弱っている時に帯状疱疹を発症する確率は高いようなので、ワクチン打ったとき(副反応ほぼゼロ)には出ず、風邪ひいたかも?のタイミングで出るというのはとても納得できます。

 ワクチンのせいにしたい気持ちはわからなくもないです。実際ワクチン死されている方も何名かは国に承認されているわけですし、ワクチンによる健康への影響を否定することはできません。
 でも、やはりここは今現在公表されている科学的根拠に準ずるのが良いかな。


 ちょいとおまけで「ターボ癌」の話を。

 巷ではワクチン接種後の癌がとても流行っているようです。たまたまなのか、ワクチンのせいなのかは私にはわかりません。ただ、思うところは多々あり、ワクチンのせいでは無いだろうなと思っています。

 少し私の父の話をします。

 父の会社では年2回の健康診断があり、年始めの1回目何も出ず健康体でした。しかし、半年後に行った健康診断では要精密検査との結果。バリウム検査で怪しい影が見つかり、CTを撮ったところ「胃がん」が発覚。他の臓器への転移も多数認められ、「余命3ヶ月」との診断が下されました。
 そして、実際に3ヶ月で他界というあっと言う間の半年間。

 これ、もし私の情報リテラシーが足りなかったら、「#ターボ癌!」とか騒いでいたかも?

 これほど早すぎる癌の進行で、知識のある方はすぐ気付くと思いますが、父は「スキルス胃がん」でした。胃の粘膜の中で進行する癌のため、発見が遅れる事が多いんですよね。
(※スキルス胃がんは胃カメラよりもバリウム検査の方が発見しやすい)


 ネット上で様々な情報が行き交っており、切羽詰まった方はそこに見える怪しい情報に飛びついてしまうことも多々あると思います。でも、やはり何にでも根拠は必要ですし、その根拠は世界的に認められた論文等が情報源であることが望ましいですね。
 簡単に手に入る情報は、まず疑ってかかるよう心がけたいですね。



※ なお、父の他界はウン十年以上前の話ですw


以下おすすめ記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?