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お誕生日おめでとうの意味

2024年1月13日、23時59分。
携帯を閉じ、目を瞑る布団の中。
1年間を振り帰り、去年の今と何が変わったか考える。
1分して目を開ける、携帯で時間を確認する。

2024年1月14日、0時0分。私の26歳の誕生日。
今年も誕生日を迎えれたことに自分を労い、
来年も祝えますようにと懇願する。

高校生の頃は、0時ぴったりに
「お誕生日おめでとう!」と通知が来るものの、
この歳になるとそんな通知は一つも来ない。
私も、大親友にすら誕生日の0時ぴったりに
お祝いすることは今じゃ有り得なくなった。

今年は少し嫌な夢を見た。
パッと目が覚める、時計は5時26分。
私が産まれた時間ぴったりで少しゾッとした。

今日は、1年の中で通知が1番多い日。
ある友人から、
「26歳、ぼちぼちいこうな」と送られてきた。
そして、
「産まれてきてくれてありがとう、今年も祝えて嬉しい。来年も絶対祝うからね。」と。

「お誕生日おめでとう」の文章って本当に簡単で、
すぐに送れる文章。なのに、
ここまで丁寧に「お誕生日おめでとう」の意味を
教えてくれる、そんな友人が本当に愛くるしく感じた。
もちろん、おめでとうで充分なのに。
メッセージをくれる手間だけで、本当に充分なのに。

日付が変わる、23時59分まで起きている日。
自分をとことん甘やかす日。
お昼は鰻を食べ、夜はいちごタルトケーキを食べた。
大丈夫、今日も生きている。


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