確かに星が綺麗だった

4月始まりのアニメやドラマがいくつも延期となる中、アニメ『波よ聞いてくれ』が最終回を迎えました。

北海道札幌市を舞台にスープカレー屋で働く鼓田(こだ)ミナレがひょんなことからローカルラジオ局のパーソナリティーになるお話です。

生まれも育ちも北海道なので1話からなんとなく見続けていたのですが、最終回でまさか地震が扱われるとは夢にも思いませんでした。
しかも時間や震源から見るにモデルは胆振東部地震。あれからまだ2年も経っていません。

2年も経っていないのに取り上げるのか!といった憤りなどはなく、
2年も経っていないのに取り入れた作品があったのか!という関心です。
私が住んでいる地域は被害が少なかったのでこう思えるのかもしれません。

あの日、停電しても水道とガスは使えたし、備蓄の食料もあったので気持ちには余裕がありました。

それでも日が落ちると真っ暗です。
本を読もうにも明かりは懐中電灯とろうそくしかなく、スマホのバッテリーも減らしたくない。
となれば寝るしかないんですよね。
寝ようとして初めて、家の中が静まり返っていることに気付きました。給湯器の音も冷蔵庫の音もない。耳がおかしくなったのかと思うほどの静寂が家に充満していました。

静かすぎるとかえって眠れなくなってしまいラジオをつけました。いつ買ったのかもわからないポータブルラジオでもしっかり電波を拾ってくれて、その日はラジオを流しながら寝ました。本当に人の声って聞こえるだけで安心するんですね。

そんな停電中のことを思い出した最終回でした。

ちなみに洞爺から北見までの距離約400kmは東京~大阪の直線距離に相当するみたいです。

平時のドライブだとしても進んで運転したくはない距離ですね。

お気に入りのパン屋に行きます