静寂と喧騒

日暮里から上野まで歩いた。

午前中の谷中霊園は木々のさざめきだけが聞こえて、休日の東京とは思えないくらい静かだった。

自分が死ぬときのことを考えて、誰も泣かないでほしいなと思った。


上野まで出て、アメ横で少しお酒を飲んだ。

十数分歩いただけで、生きている人間がガヤガヤとうるさく、霊園を歩いたのがずっと前のことのように感じた。

今日はたまたま何かの祭りがあったのか、法被姿の男性が通りを歩いているのを気持ちよく思った。


明日は朝から病院で、しかも大雨だというので気が思いやられるが何とか乗り切りたい。

ではまた。

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