俺の尿道を過大評価するな
おばちゃんの看護師に尿道カテーテルを抜いてもらったとき、衝撃的な痛みに目がまんまるになってしまった。直後30秒ほどは激痛で息すら出来なかった。
尿道カテーテルとは何かというと、尿道にゴム管をぶっこんで膀胱に到達させたのち、そのゴムを膀胱内で膨らませて尿の出口を拡張したのちにポンプで強制的に排尿させる道具だ。
西洋の拷問器具でこんなの無かったか?
↓イメージ図
おばちゃんに尿カテをぶち抜かれてから2日は痛すぎて排尿すら不可能であった。辛い記憶である。
しかも担当医は、術前に俺に対して尿道カテーテルの使用など一言も伝えてくれなかったのだ。
全身麻酔下で失禁してしまう恐れがあるなら、オムツを履かせてくれればいいじゃないか。
全身麻酔から覚醒し、ふと自らの股間に感じた違和感、そして布団をおそるおそるめくると自らの最もデリケートな部分にぶっとい管がぶち込まれていた時のショックを想像してみてほしい。そういう凌辱系漫画があってもおかしくないだろうという凄惨さである。
しかし、尿道カテーテル抜去後の痛みを訴える患者は少なくないが、みな排尿できないほどではないという。
この悲劇を引き起こしてしまったのは、ひとえにオペレーションチームが俺の尿道に対して過大評価してしまったことが原因だろう。
尿道の太さは千差万別であるから、尿道カテーテルの太さもいろいろあるだろうと察する。
俺の華奢な尿道に図太い尿カテをメリメリと無理やりねじ込んでしまったオペチームはこれを機に、患者の尿道に最もマッチしたカテーテルを丁寧に選ぶことを気を付けてほしい。
切に願います。かしこ。
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