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ダート

関係のない写真


さて、
唐突に

私は1日に何度も手を洗ってしまいます

何かを触った後、手を洗わずにはいられないんですね

家の中で言うと窓とかリモコンとか新聞とかハンガーとか調味料とか家族とか
外で言うと電車のつり革とか階段の手すりとか大学の机とか友達とか

汚い というと本当に失礼ですが、触った後に手を洗わないと嫌な感じがして苦しいんです

これは触りたくない、触ってしまったのであれば早急に手を洗いたい
そんな衝動のようなものに駆られます

コロナだからとかじゃなく、中学3年生くらいからずっとそうでした



昔はリモコンも平気でした でも今は家族からの「リモコン取って」が苦痛で苦痛で仕方がないんです

(尚、今はリモコンを取るように頼まれたら基本無視するようにしています)


あとパンを食べるのは控えるようになりましたね
パンは素手で持って食べるでしょう
何かを触ったらその都度手を洗いに行かなきゃいけないのでパンを食べるのが億劫になってしまいました


出かけるとトイレを探し…(きつくなったら手を洗えるから)
なるべく物を触らないように注意し…(手をいちいち洗いに行くと周りの人に迷惑をかけるから)



しかし、流石の私もわかります
無意味なことだと

ええ、わかりますとも 無意味でしょう
でもやらずにはいられない そんな自分が情けなく、また自己嫌悪の日々が続きました(この葛藤を中学3年生の頃から永遠に続けていました)

さて
コロナのこともあって困り感が増し、ストレスで気がおかしくなりそうになったとき、流石に私の異常に気づいてくれた母親が、病院を勧めてくれました
そして知り合いの精神科の看護師さんに教えてもらった精神科に行くことになりました

水木しげるの漫画に出てきそうな飄々とした面持ちの先生に、不潔恐怖の強迫性障害だということを診断されました

曲がりなりにも心理学科に所属していますので、「何その障害!」というより「ああやはり…」ってなりました


強迫観念は不潔恐怖、まさしくそれです
改めて診断されると意外と気分はすっきりするものです

母親は嫌がりましたが私はすぐさまなんとかしたくて、あるSSRI(抗うつ薬のやつ)を処方してもらいました


それが地獄の始まりでした……

なんて
その後の話はまたいつか

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