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ヌナ、ソウルコンへ行く

こんにちは〜

突然ですが、先日
NCT DREAM TOUR ‘THE DREAM SHOW 2 : In YOUR DREAM’、俗に言うドリショ(アンコン)に行ってきました。

KPOP好きになって約5年経つのですが、特に具体的な理由はないけど、ずっと夢に見ていたソウルコン。

ヒンドゥー教徒の方が人生に1度ガンジス川に沐浴しに行くのと同じように、私もKPOPの聖地で開催されるライブに行きたかった。大袈裟に言うなら、ソウルコン行かずしてKPOPファンやめれねぇ!とまで思っていました。

ということで、一念発起ソウルコンへ行くことを決めました。あ、ちなみに一人で。

もう行ってから1ヶ月経つのですが、今日はそんな人生最大の冒険であるソウルコンに行った話を書きたいと思います。

▪︎常にスマホと睨めっこの準備編

4月26日午前10時、アンコンの開催が発表されました。この通知を手元のApple Watchで見た私は全ての業務を放棄してTwitterを開きました。仕事?そんなもの知りません。

「ソウルコン!行きたい!行く!!」って決めたはいいものの、実際にどうすればいいか何も知らないじゃないか。

学生時代に貯めてた貯金は既に底が見えてる状態だけど総額いくら必要なんだろ、しかも入社早々に有休申請なんて無理だろ…などなど、不安たちが私を襲ってきて早速意識朦朧。

でも、やっぱり行きたいという欲求には勝てず、昼は仕事して夜はドリショ準備という24時間脳フル稼働の毎日が始まります。

本格的に準備編に突入していきたいと思います。

①ホテル

アンコンが発表されて、まずキャンセルが可能なホテルを確保しました。心に決めたくせに、まだソウルコンに行く金銭的覚悟が出来ていなかったので、後戻りできるホテルから予約しました。場所はコチョクから地下鉄乗り換え1回で、かつ30分ほどで着くホテルにしました。

ここで私が実際にソウルコンに行って思ったことなのですが、ライブ目的でソウルに行くなら絶対に会場から近いホテルの方がいいです…

②航空券

海外行く時に覚悟を決める私的ポイントは航空券の予約です。普通のキャリアでもキャンセル料がかかったり、LCCだとそもそもキャンセルできない(返金なし)というパターンが多いので、簡単に引き返せないのがその理由なのですが…

今回はまだチケット販売前だった上に、もしチケットが取れなかったとしても旅行すればいいや〜と思うには短い1泊2日だったので悩みました。しかし、海を渡らないと始まらないので、勢いで予約完了。

③チケット

ソウルコンに行くためには「チケッティング」という戦いに勝つ必要があります。正直これが1番の山場。そのための手段も色々あるわけですが…主な手段とされるものを3つ書きます。


①自力でチケッティング

⭕️メリット
 ・何と言っても定価で行ける
 ・不正を疑われて入場不可みたいなことにならない

デメリット
 ・韓国の超速い回線とそれを操る代行や本国のオンニ達と張り合って勝利しなければならない(=チケット確保のリスク)
 ・正直、自力で良席は本当に玄人しか無理だと思う

②代行に頼む

⭕️メリット
 ・楽!
 ・アカウント情報を教えれば自分の名義でチケット取ってくれる。
 ・良席狙うならベターな手段
 ・代行業者の在庫があればチケットが完売していても入手可能なことがある(ただしリスクあり)

デメリット
 ・高い!!!
 ・最悪詐欺
 ・良い代行がどうかを見分ける手間
 ・お金振り込む瞬間、超震える

③パッケージツアーを利用

パッケージツアーとはグローバルパッケージ(以下、グロパ)や日本の旅行会社なとが開催するチケット+ホテルが一緒になったツアー(航空券が付く場合も)

⭕️メリット
 ・ホテルとチケットがセットになってるので楽
 ・会場までの送迎やグッズが付いてくる
 ・運によっては良い席に入れる可能性が高いらしい
 ・公式という安心感

デメリット
 ・案外高い
 ・グロパは外国人しか申し込めないとはいえ、先着順なため予約できないこともざらにある(そのためグロパの代行業者もあるらしい?)


超心配性のISFJ野郎な私的には「代行?信用ならん!!」(ちゃぶ台をひっくり返す仕草)ということで、出来れば自力で何とかしたかったのですが、
①仕事の都合上、土曜日以外の日は参戦不可 
②既に払った高い飛行機代を無駄にしたくない 

という2点の理由から、多少高くついても確実にチケット確保したいということで、不本意ながら代行を選びました。

この選択が正解だったのか、今でも正直何とも言えません。詳しくは、Twitterで「ドリショ アンコン Yes24 強制キャンセル」と調べてみてください。もしかしたら当時の私の叫びが出てくるかもしれません。
ちなみに、私のチケットに対するモチベーションは「入れればいい」だったので、欲張らずにおとなしくスタンド席を選びました。
(Twitterで見るような激近席を代行から買おうとすると、だいぶいい値がします。とても私には縁の遠い話でした。)

▪︎渡韓直前に襲ってきた”アイツ”

まさしくアイツとは「台風」です。
約1週間前に母から「来週に台風来るけど大丈夫?」と言われ、基本的に今日の天気は見ても明日の天気を見ない私は驚きました。台風?そんなの聞いてない。

先述のYes24の強制キャンセル騒ぎ等でチケットのことに気を取られすぎていて、そもそも韓国に行けるかという根本的な問題が発生していることに気づかなかったのです。

当初の計画は土曜日に韓国へ行って、そのままライブに入って一泊。日曜日の夕方に帰るというものでした。そして、月曜日の9時には絶対会社にいなければならない… さもなければオタクの前に社会人として終わる… なので気象庁の台風進路図とずっと睨めっこしてました。
私の性格上「じっと状況を見て待つ。」みたいなことができないので、その間に多少お金かかってもいいから日曜日中に帰る方法を模索したりもしました。朝一の便に帰るとか、一旦福岡まで飛んで、あとは新幹線で帰ってくるとか…

自然相手だし、私は天気予報士じゃないし、どうなるかわからないストレスはなかなかのものでしたが、新卒の貴重な給料を注ぎ込んでいるのでもう意地です。

話が逸れますが、関西空港を台風接近時に利用される方は連絡橋が封鎖していないかと代替手段も確認しておくことをお勧めします。電車は案外すぐ運休したりするので、その際はバスを使うとか。飛行機が通常通り飛んでいても空港に着けないと意味がないので…

寝る時以外の全ての時間を使って、狂いそうなくらい色々調べていましたが、運良く台風が私的最悪のパターンの進路を避けてくれたおかげで、当初の予定を変更することなく出発の日を迎えました。めでたし。

▪︎やっと着いたよ!韓国!

めでたし、めでたし…と終わりたくなるのですが、まだ始まってもいません。ここからは現地編です。

仁川空港からソウル駅までの直通空港鉄道で移動し、その足でホテルまで向かいました。ですが、昼ごはんを食べていなかったので、ホテル近くのお店でカルグクスを食べました。しかし、空腹なのに急に食べたからか若干胃もたれしてしまい、早速胃薬を飲む羽目に。

そして胃もたれしながらホテルにチェックイン。
荷物を整理して会場に向かいました。

会場に向かう間で「あれ…この人もライブ…?」という人を見かけるのは万国共通のようです。そんなこんなで途中で乗る電車を間違えたりしながら、開演2時間前に会場に到着。

会場の周りは中華バーやマスターが出している広告があちこちにあり、写真撮影するオタクで大賑わいでした。大声で「冷たい水ありますよ〜」と叫んで売り込んでいるおじさんやおばさんもいました。一見怒ってるようにしか見えないけど、よく聞いたら水売っていました。

「ロンジュナ 世界を照らそう」
「コンサートが上手くいきますように」って
なんか暖かいメッセージで感動した

一人なので撮る写真も特にないし、人多いし、暑いしで、吸い込まれるように会場に入りました。
(もっと色々会場周りを楽しめばよかった…)

1時間半も前に会場に入ってしまってから気づきました。とてもお腹が空いていることに。会場の中の売店で何か買って食べればいいやと思ったのですが、なんと売店にスナック菓子が売ってるのみ。何故スナック菓子。せめてキンパかホットクぐらい売っていて欲しかった。スナック菓子のラインナップは、かっぱえびせんとかおさつとか。私はおさつを選びました。しかも食べ物は座席に持ち込み出来ないようで、通路で食べることを余儀なくされました。

立ちながらスナック菓子を食う日本人女性、普通に変。

皆さん、何か食べ物を持ち込むか、入場前に食べて行く方がいいです。スナックでお腹を膨らませる羽目になります。

▪︎ついに始まったDREAM SHOW

始まる前にファンのスローガンをカメラで抜いてスクリーンに映し出す時間があるのですが、ネタ線高すぎてびっくりしました。ネイティブでしかなし得ない、あの言葉遊び… 韓国語の学習意欲が掻き立てられる時間でした。

そんなこんなで19時を迎え、公演が始まりました。

始まって1番に思ったことは「みんな携帯で写真撮るんだ〜」です。噂には聞いていたけど、本当にカメラで撮っていいんだという驚き。残したい!という思いからついつい写真を撮ることに集中してしまいました。次行くなら撮る用の携帯を買うなり対策練らないとなと思いました。

ですが、会場のスタッフや案内曰く写真撮影は禁止らしい。そのせいか一眼カメラで撮っていた人はスタッフに見つかって連れて行かれてました。そのとばっちり(?)で携帯で撮っていても注意されたり…

公演の内容的には、やっぱり7人のdrippinとgraduationを生で見れたのが個人的に感動でした。ドリショの時よりアンコンの方が何か大人っぽい感じがして、いつこんなに大きくなったんだ(泣)と私は完全に親戚のおばちゃんと化していました。このまま話を続けると永遠書き終わらない感じがするので割愛します…
とりあえず7人が可愛かった!!(薄い)

19時に始まった公演が終わったのは22時過ぎでした。
始まるのが遅いというのもありますが、終演が想像以上に遅い!終演後はみんな余韻に浸る間も無く、ダッシュで帰って行きます。ちなみにスクリーンに終電の案内が映し出されていました。これはメンバーのアイデアだそう(笑)

そして、コチョクドームの最寄りは九一駅というところなのですが、流れる人についていったら最寄駅に向かう道とは違う道に出てしまい、その結果、九老駅という少し離れた駅まで歩くことに。韓国とは言えども海外だし、夜だし、一人だし、知らない道だし、なんか怖くて大体1kmちょいを競歩レベルで爆走しました。

※구일역(九一駅) 구로역(九老駅)

結果的には問題なく帰ることができたのですが、海外コンの時は会場から近いホテルに越したことはないなと身をもって実感しました。

▪︎最後に

憧れに憧れたソウルコンに行った感想としては、費やした労力以上の「達成感」と「満足感」を得れた冒険だったなと。

日本では見れない、本国のコンサートならではのメンバーののびのびとした表情やファンとのやり取りが見れて幸せでした。

そして最後に会場で半泣きになった我が推しチソンのエンディングコメントを…

「KWANGYA CLUBってあるじゃないですか、そこである文章を見ました。『自分の時間を他人に使うことは、自分の人生の一部を差し出すこと』だそうです。その文章を見てから、この瞬間を迎えたので、今この瞬間がとても特別に感じます。その分、時間を無駄したら勿体無いのに、みなさんが勿体ないと思っていたらどうしよう。幸せでいないといけないのに…と沢山心配したのですが、今日はどうでしたか?みなさんと永遠…とはいかないかもしれないけど、それでも僕は死ぬ時までみなさんと幸せになりたいという考えが最近ずっとよぎっていました。みなさんずっと僕と一緒にいてください。僕もみなさんに人生の一部を差し上げます。」

『自分の時間を他人に使うことは、自分の人生の一部を差し出すこと』
この言葉がソウルまでチソンに会いに来ている私にはとても刺さりました。

そして『僕もみなさんに人生の一部を差し上げます。』
この言葉を聞いて、私が差し出した人生の一部は決して一方的で虚しいものではなかったんだと思いました。

というかありがたいですよね。リップサービスかもしれないけど、こうやってアイドルという仕事を大切にしてくれていることが。さらにそれを言葉にしてくれることが応援している身としては1番嬉しい。チソンは別に私のことなんか知らないだろうし、これからも私は会場で光る緑の灯りの1つでしかないけど、それでも君を応援できて幸せだなと。

なんだか激重ポエマーみたいになりましたが、
とりあえず!色々準備は大変だったけど行ってよかったし、変わらずチソン愛してるぞ!ということで締めたいと思います(笑)

 またソウルコンに行きたいな〜〜
 あ、お金が貯まったら…


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