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2024.2.17 「ROCK or LIVE!-ロックお笑い部-Extra」 @ 豊洲PIT

フジファブリックが出演するうえに、実は一度も触れたことがなかったアジカン、更にはミキとかが屋という売れっ子お笑い芸人まで観れてしまうということで、参加を決めたROCK or LIVE。
音楽ライブとお笑いライブの融合。一体どんな内容になるのか想像も出来ないまま当日を迎えました。

まさかあんなにもカオスな内容になるとは………。

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・会場付近に到着してすぐ、周囲で良い匂いが充満していることに気付く。事前に発表があった、エスビー食品とのコラボメニューのキッチンカーがその正体だった。事前物販と共にキッチンカーもオープンしたのですが、オープン前から結構な行列が出来ており(しかもキッチンカーが1台しかないものだから、回転率もそんなに良くないのかな〜と考えた)、こりゃあフードは諦めるしかないかなあと思った。


・オフィシャルグッズの絵柄が可愛くて、まんまと購入してしまう。また我がタンスにTシャツが増えた。


・開場時間になり入場したら、意外と前が空いており(柵前を取る人が多かったみたい)、なんやかんやで上手側5列目くらいに行くことが出来てしまった。めちゃくちゃ近くてビビる。

・開場BGMがゲスの極み乙女だったりBase Ball Bearだったりした。この2組に関しては、ロックお笑い部の前2公演に出ていたバンドだったと途中で気が付く。

・舞台上のセット的に、トップバッターはフジファブリックか…?と思っていたら、その前にお笑いでよく見るセンターマイクが出てきた。私本当に今からお笑い見るんだ…と謎にドキドキする。


・いよいよ開演。ユーミンの「ルージュの伝言」を出囃子に登場したのは、トップバッターのミキ。テレビでよく見る芸能人だ!!"と思った。この日舞台上にいた人みんな芸能人なんだけどね。

お笑いライブを見るのはたぶん初めてだったと思うんだけど、お笑いのプロってすげぇや…ってなった。プロは体調管理が大事と言いつつ、亜生さん2回昴生さん3回(全株コンプリート)、兄弟で5回コロナに罹ったと言っていたけれども。笑

ミキは普段から出囃子にフジファブリックの曲を使っているらしく、特に亜生さんが大好きっぽいようなことを言っていた。嬉しい。
昴生さんが「フジファブリックのどの歌が好きなのか」と聞いた後に、亜生さんが"どーしてーきみはー♪"と「君を見つけてしまったから」の出だしを歌い始めて、歌わなくてええねん!とツッコミを入れた時のパシーン!という音(頭を叩く音ね)が、豊洲PITの素晴らしい音響を通して高度に響き渡るものだから、思わずびっくりして笑ってしまった。遠くの方から「ひゃー…」と言うお客さんの声が聞こえて、ミキの2人も思わず笑っていたっけ。
アジカンの好きな曲を聞かれた亜生さんが、ゴッチさんの歌い方を真似しながら"つんないでぇー♪"と歌い始めた時、袖からゴッチさんが覗いているのが見えてウケた。舞台上の2人は怯えていた。

"朝ご飯みたいな夜ご飯、夜ご飯みたいな朝ごはん"から始まった昴生さんの怒涛の長文ツッコミが面白いのと、純粋に噛まずに言えるのが凄かったのとで、会場で拍手と歓声が巻き起こる様が、これまた面白くて笑う。

その長文ツッコミシリーズの中で、
昴生さん「フジファブリックで好きな曲は」
亜生さん「Beat it」
昴生さん「アジカンで好きな曲は」
亜生さん「スリラー」
昴生さん「いや、マイケルジャクソンみたいなフジファブリックでマイケルジャクソンみたいなASIAN KUNG-FU GENERATIONやないかい!!!」
的なものがあり、このやり取りが後のライブに影響してくるんですねぇ…。

普段のお笑いライブの様子がわからないから、いつものライブMCとかのノリで笑ったり、フゥー!って声をあげたりしてましたけれど、2人的にはそれが新鮮だったみたいです。序盤、ちょっと緊張していたっぽいのが伝わってきました。最終的には「1つになろうぜ〜!」とか煽っていた。笑

音楽ライブの前なのに既に身体が暑くなってしまって、笑うってなかなかカロリー使うんだなと。本当に面白かった。

・転換を挟み、お馴染みのSE「LOVE YOU」と共に登場したのは、フジファブリック。今年初!

ミキの漫才でも出てきた「徒然モノクローム」からスタート。先にも述べた通り、下手側5列目に居たものだから、かとをさんが近い近い。ノリノリイケイケだった。ギターソロでは目の前に総くんが来て、なんという贅沢…と自分(というよりチケットを当ててくれた友人かもしれない)の運の良さに感謝した。

続く「楽園」が披露された後にMCがあり、そこで総くんがマイケルジャクソンの「Beat it」のリフを弾き始めて、粋…!と思う。ミキが漫才を終えた後、楽屋?で練習しているのを目撃したらしい。それですぐに弾けちゃうあたりやはりプロ。

MCの最中だったかな?3人の衣装がリンクコーデっぽくなっていることに気が付く。
総くんは白、ダイちゃんは濃い青、かとをさんは薄い青のデニムセットアップを着ていた。可愛かった。

総くんによって呼び出され、再び登場するミキの2人。総くんを間に挟んで立つものだから、総くん含めたトリオ漫才師に見えて仕方がなかった。
調子に乗って客席を煽り始める亜生さんを見て昴生さんが「うちの弟がほんまにすみません!」と恐縮し始める。そこに笑顔で抱きついていく総くん。人たらしすぎる。

総くん「よくフジファブリックの曲を出囃子に使ってくれているみたいですけど…なんで今日はユーミンなんですか?」←急に厳しい
(吉本の舞台では普段からユーミンであるのと、ライブより先に聞かせてしまうのはいかがなものかと…ということだった。)

総くんからミキの2人にコラボしませんか?とオファーをしたらしく、連絡を貰った昴生さんが亜生さんに何でコラボをしたいかと聞いたところ、20曲くらいリストアップされてきたらしい。そのリストの中身が非常に気になる。

で、最終的に選ばれたのは「LIFE」。
ミキの2人が歌っていた!兄弟だからかな、なんだか声質が似ている気がして、KinKi Kidsみたいに2人で歌っているのに1人が歌っているかのように聴こえた。そして上手い。
"ひとりきりでいればそれでいいか"でいつも通り一度音がやんだ…かと思ったら「ひとりはやだよねぇ」って総くんの漫談(漫談)が始まって、ミキの2人がテレビでよく見るズッコケをする流れが面白かった。そこから漫才が始まってしまい、ダイちゃんがドラムの大地さんに巻きの合図を送るところを見てしまい、さらに笑う。
そして話の途中で強制的に曲再開。事前にそういうネタ合わせをしていたのではないかというくらいに良い流れ。
今まで何度も「LIFE」を観て聴いてきたけれど、ミキの2人の楽しそうな様子も相まって、これまでのトップ3には入るレベルで多幸感に溢れた「LIFE」だったような気がする。すごく良かった。

ミキの2人が帰って行った後、総くん今月末にアルバムが出るという話をし始めた時、これはもしや…と思っていたら、やはり新曲を初披露します!となり
\パン/ヨッシャwwwキタァァァァァァァアアアアアwwwwwwwwwww(高い声で)ウワヤッタァァァァァァアアアアアア
と1人興奮。もちろん内心だよ。

披露した新曲は「KARAKURI」。
あの、めっっっっっっっちゃくちゃキモくて変態(爆褒めの意)。
曲の展開が意味わからなすぎて、つ、着いて行けねぇ〜!ってなった(爆褒めの意)。
なんつー曲を作ってんだ(爆褒めの意)。
曲が始まる前、総くんが「難しいから気合いを入れないといけない」と、手のストレッチをしていたけれど、演奏する側も迷子になるんじゃないかってくらい難しい構成だった。
実際の音源がどうなっているのかわからないんだけれども、かとをさんがラップをし始めて"アッ、エッ、エッ?!?!?!?!?!"ってなった。
歌詞もなんか普段とは違う感じで(聞き取るのが苦手だから自信が無いんだけど、怒りがどうのこうのみたいなことを言っていた気がする)、早く歌詞カードを見たい。
これがアルバムの1曲目って…末恐ろしいって……楽しみすぎる………。

新曲の余韻でザワつく会場をよそに、「FEVERMAN」に進もうとするフジファブリックさん。総くんの「新曲良いでしょ〜?」の一言で、現実に引き戻される。いや、本当に良かったっす…。
「FEVERMAN」の振付でまあまあな量の汗をかく。これってダイエットになりませんか?FEVERMANダイエット。

「まだまだまだまだ踊りたいんじゃないですか〜?!」的な総くんの煽りで始まる「ミラクルレボリューションNo.9」。隣の方がアジカンファンだったんだけど、振付を一生懸命見様見真似でやってくれていて愛おしくてたまらなかった。ありがとう。

ラストは「SUPER!!」。これまでたくさんのトキメキをフジファブリックから貰ってきたけど、今年はさらにたくさん貰えたら嬉しいし、フジファブリックに対してもどうにかこうにかトキメキを届けたいなあと感じた時間だった。

やっぱりフジファブリックが大好きだ!


・舞台から楽器がはけていき、そういえばかが屋はコント師だから、センターマイクはいらないもんね〜と思っていたら、スクリーンに映し出されたのは「加藤慎一のトークコーナー」。
失念しておりました。失礼しました。

3,000人規模のライブハウスの舞台上に、たった1人で立つかとをさん。かっけぇっす。

かとをさんが言っていたことで、確かに!と思ったのは、かとをさんがイベントまで行っている"怪談"は、怖い話ではなく不思議な話のことを指すのだということ。この日は2つの話をしていたけれど、ちょっぴり怖さはありつつも、それでも不思議という点に重きを置いた?話だった気がする。特に「Do you remember」の話最高だったな。笑

2つ目の話が終わったタイミングでスンッ…と帰っていくかとをさん。客席が明るくなり、あ、終わった?!と開場に笑いが起きる。かとをさんらしい。


・さあこの後こそかが屋のコント…かと思いきや、運ばれてきたテーブルの上には、調味料の数々。もしや…と、ある考えが頭をよぎる。

そしてスクリーンに映し出される「お料理コーナー」の字。やっぱり。事前予告なしの完全サプライズ。サプライズの料理コーナーってなんやねん。

豊洲PITって舞台で料理して良いんだ…と思うのと同時に、あれ、こういう風に思ったのは初めてじゃないよな…?と過去の記憶を思い起こす。
あの伝説の金澤ダイスケ生誕祭でしたわ。

舞台上に現れたのは、ダイちゃん、アジカンの伊地知さん、かが屋の2人。テレビドラマの「だが、情熱はある」を観ていた私にとっては、かが屋を生で観れるなんて…!と超感激(Creepy Nutsならぬクリー・ピーナッツ役として出演していた)。

卓上に置かれていた調味料はエスビー食品のもので、その調味料を使って鶏肉を焼いたり、ガパオライスを作ったりしていた。美味しそうだったし、良い匂いがしてお腹が空いた。そして生誕祭の時もそうだったなと思い出した。

鶏肉の調理は普段料理をしないという賀屋さんが行い、ひとつひとつ行程をクリアする度に客席から歓声があがって面白かった。保護者より甘い。そしていちいちドヤ顔をする賀屋さん。

焼き上がりを待つ1分間でかが屋にネタを無茶振りする伊地知さん。そしてそれに見事に答えるかが屋。いや、本当に面白かった。

ダイちゃんはというと、カメラマンに徹したり(加賀さんが誰にやらせてるんだよ!とツッコんでいた)、目玉焼きを焼いたり、出来上がった料理を食べて自分にカメラを向けて「うまかなざわ〜!」と言っていた(賀屋さんの発した"うまかや〜!"のパクリ)。

思い起こせば、生誕祭の時に伊地知さんがアジカンのステージで料理をさせてもらえるわけがない的なことを言っていたような気がする。ちょっと特殊な場だったけど、出来たね!

コーナーの最後だったかな?
まさかの来場者全員にエスビー食品の調味料プレゼントが予告され、なんだかフジのライブ行く度に食べ物貰う率多くて草って感じだった。

・まさかの料理コーナーの後は、かが屋のコント。
最初椅子を使う予定だったみたいだけれど、後ろの人見えないですよね?って急遽立ったままできるコントに変更していた。予定していたコントがほぼ出来なくなった的なことを言っていたけど、適応力がすごくて持ち時間きっちり乗り越えていた。

ボイストレーニングのネタがあって、普段は違う曲の練習をするところを、この日のために「ソラニン」に変更していた。途中ゴッチさんに似た歌い方で歌っていて、地味にゴッチさんが弄られまくっているなあと思った。後にゴッチさん自身もそう振り返っていた。笑

曲名決めのコントでは「東京」と「虹」は名曲が出尽くしているというくだりがあって、フジにもしっかり触れてくれて嬉しかった。
"「東京」は人生で1度しか出せないし、アルバムに「東京」という曲名を見つけたら良い曲であれ〜!と思う"という発言は、マジでその通りだと思うのと同時に、言い間違えから出来たフジは一体…?と考えてしまう。名曲であり、ある意味迷曲。

電車のコント(唯一座ってやるコントで本人たちは申し訳なさそうにしていた)で出てきたなぞなぞ
「新しいノコギリよりも錆びたノコギリの方が早く切れるものってなーんだ」
結構ちゃんと考えたけど、わからなくて少し悔しかった。なぞなぞとか好きだからね。

コントの内容、2人のキャラクター性、更には客席への配慮。どれもが素敵で、あっという間にファンになってしまったな〜。

ミキもそうだけど、この公演が無ければ生でネタを観ることなんて出来なかったかもしれないから、貴重な体験が出来たような気がする。

・トリはASIAN KUNG-FU GENERATION。
SEが「スリラー」で笑う。こちらも粋だった。
(料理コーナーの途中で謎にスリラーが流れたタイミングがあったんだけど、この準備で間違えて流しちゃったのかな?笑)

冒頭にも書いた通り、私はアジカンに触れたことが実はなかった私。
後々ファンの人たちのツイートを見て知ったんだけど、ゴッチさんあの日喉の調子悪かったっぽい?全然気付かなかった。

1曲目はかが屋に散々ネタにされまくった「ソラニン」。笑いそうになったけど我慢した。
ちなみにかが屋はセットリストを見て絶望したらしい。ネタで使うから入ってないと良いなと思っていたのに、ド頭にあったからね。笑

アジカン本当に全然知らないと思っていたんだけれど、聴いたことある!っていう曲がチラホラ。後で調べたら、「ブラックアウト」と「今を生きて」だった。いつの間にか自分の中に染み付いていたんだな。
「ブラックアウト」は久しぶりにやった?らしく、聴けてラッキーだったのかも。

あとはなんと言っても「リライト」!
消してぇぇぇぇぇぇ!!!!!!を生で聴けたの嬉しかった。笑
途中でかが屋が登場し、"好きなアーティストの前で緊張する人"的なコントを披露。

加賀さん「アジカンが改名。どんな名前?」
賀屋さん「サバ缶」
アジカン山田さん「あ゛?」
ゴッチさん「消してぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
賀屋さん(ホワイトボードに書いた「サバ缶」を勢い良く消し始める)
↑この流れ最高だった

賀屋さん、舞台からはけた後もずっと袖でアジカンのステージをノリノリで観ていて、本当にアジカンが大好きなんだなってわかった。

先述した通り、ゴッチさんの喉の調子が悪かったっぽいから、歌えなかった部分(だったのだとあとから知った)をファンの人たちが代わりに歌ったり、曲の入りや間奏でものすごく盛り上がっていたり、アジカンファンはアツい人たちが多いんだなって思った。客席の人たちもアジカンが大好きなんだという気持ちがすごく伝わってきた。

ゴッチさんのMCで印象に残っているのが、
「フジファブリック、かっこいいよね。色々あったけど、色々ありすぎたけど。俺らがぶっ壊れそうになった時、ダイちゃんが助けてくれたんだよね。」
というようなことを言っていたこと。

私はその頃まだフジファブリックを知らなかったんだけど、アジカンのサポートをダイちゃんが務めていた頃の話なんだってね。
その頃はフジも大きな悲しい出来事があって、一度歩みが止まりそうな時期だったから、きっとお互い救いあっていたんだろうなあ。

あとは、伊地知さんとダイちゃんが一緒に料理してるのを見て嫉妬してたんだってさ。可愛いね。

初アジカンは、ステージ上、袖、客席、全ての人たちのおかげで温かい気持ちで観ることができて良かった。これを機にちゃんと聴いてみようかな。

最後にゴッチさんが投げたピックを片手でキャッチ出来た方、めちゃくちゃラッキーすぎん?

・4時間以上(!)にも及ぶイベントもいよいよフィナーレ。ミキは次の仕事に向かってしまったため不在だったけど、出演者が一斉にステージにいる光景は圧巻だったな。

アジカンの喜多さんがいらっしゃらないな?どうしたんだ?と思っていたら、サプライズで賀屋さんのバースデーケーキを運んできた。賀屋さんめちゃくちゃ泣きそうになっていたし、ものすごく幸せそうでこっちが泣けた。大好きなアーティストとたくさんの人たちの前で祝われる誕生日、きっと最高という言葉じゃ足りないよな…。

記念撮影をして、公演終了。
ものすごく楽しかった!!!!!!!!!!

・マジで調味料貰った。

おもろすぎ



・諦めていたキッチンカー、公演後も残っていてくれたので、無事にコラボメニューを食べることが出来た。

撮影協力:友人

美味しかった〜。思い残すことなし。


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今年、これ以上に楽しいライブあるか?って不安になるくらい、たくさん笑って、たまに泣けて、やっぱり笑顔になれて、素敵な良質ライブでした。行って良かった〜〜〜!!!!!

またこういうライブがあったら良いな〜。

次のフジファブリックはデビュー記念日の4月14日。
少し先だけど、デビュー20周年を現地でお祝いできる幸せを噛み締めながら日々過ごして行こうと思います。

年度末年度始めの多忙期をなんとか乗り切るぞ〜(白目)。