2024.4.14 「フジファブリック20th anniversary SPECIAL LIVE at LINE CUBE SHIBUYA 2024 『NOW IS』」
※このライブはあまりにも慌ただしい時期に行ったがために、記事を書きあげることが全然できなかったものです。結構記憶も薄れてしまった&無理やり終わらせるために頑張って書いているので内容薄めだと思われます。それでも読んでくださる優しい方々、ありがとうございます…。
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寒さによって開花が遅れた桜もここ数日の暖かさ(もはや暑さ)で一気に咲いて、あっという間に散り始めている様子を見て"やるせない"と思うのは、きっと20年前の4月14日に世に放たれたあの曲の影響なのだろうと思っています。
フジファブリックの20周年記念ライブに行ってきました。
タイムラインを見た感じ、かなり倍率が高かったライブだったのだろうなと思います。一発で当ててくれた友人に感謝しかないです。
やっぱり好きなバンドのお祝い事は、できれば現地で一緒にお祝いしたいですからね。
(一発目で当てたのに2階席だったことに関してはなんとも言えない気持ちになりましたが…苦笑)
この日の渋谷、非常に賑わっていてびっくりしました。ME:Iのイベントと被っていたんですな。推しの団扇をもって楽しそうに歩くファンの人たちを見て、微笑ましいなと思いましたよ。
まあ私も負けずにペンラ2つ持ってましたけどね。
LINE CUBE SHIBUYA、2021年振り2度目でした。何故かそんな気がしない。良いハコですよね。
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ライブの感想を書いていくぅ。
・アルバム発売記念ライブの時に、「ショウ・タイム」から始まったというレポを見て、良いなあと思っていたので、今回も同じように始まって嬉しかった。
"上演だ"で終わるアルバム、未来しか見据えていなくて泣けてくるんだよな。
そしてこの曲で始まるライブは非常に希望に満ち溢れている気がしたんだ。
・続く「プラネタリア」、ダイちゃんのキーボードが輝く1曲だと感じる。
この曲のMVの描写もそうだし、体感的にペンライトの色を青や水色にしている人が多いように見えたこともあり、水中に差込む光を見つめているようだった。
・「虹」のイントロでテンションが爆上がりした私、ペンラ2本持ち発動。
15周年の時のやつ、色が次々に変わる仕様があったため、それに設定してブンブン振ってやった。虹っぽいじゃん?
ラスサビをみんなで一緒に歌ったのも幸せだったなあ。
この日のライブのセットリストがどうなるのか、当日まで本当に読めなくて、もしかすると志村さんの時の曲を全くやらなくなってしまうのではないかとか少し不安に思っていたのだけれども、そんなことはなくて安心した。ライブ終盤の総くんの言葉がすべてだったな(後述する)。
・「Particle Dreams」ってもっと評価されて良くないですか?????
そんなこと言いつつ、最初この曲を聴いた時にはあまりピンと来ていなかったんだけれども。聴けば聴くほど大好きになっていった曲。
"行き詰まる瞬間は 過ぎていくものだから 置いておきな"
この歌詞にだいぶ助けられている自分がいる。
・MC。総くんの「フジファブリックです!」あいさつで「おめでとう!」の言葉が飛び交う温かい空間。
20周年を迎えたという実感がわかないと言っていた。なんだかフワフワしていた。いつもフワフワしているところがあるけど、いつも以上に?笑。
そんなに長く話す部分ではないのに、メンバー紹介&メンバーからのあいさつが始まる緩さ。これぞフジファブリックである。
ダイちゃん、なんか緊張してた?なんかずっとソワソワしているように見えた。
そんなダイちゃんが話したエピソードが非常に良かった。
「今でも志村のお母さんと連絡取ったりするんですけど。志村がデビューの3ヶ月前くらいに電話をかけてきて『俺、デビューすることになったから』とだけ言って、じゃあって電話を切ったらしい。」
志村さんっぽいわ〜と思ってたらダイちゃんも同じようなことを言っていた。だよね。
かとをさん、いつもの如く仏のような笑顔。かとをさんはいつも通りのかとをさんで安心する(?)。
この日のサポートドラマーは玉田豊夢さん。15周年の時もそうだし、大事な節目で毎回サポートをしてくださるなあと思った。
・この日にやらねばいつやるのだ、と思っていたあの曲。フジファブリックがメジャーの世界に飛び込んだ曲。「桜の季節」。
私はこの曲を含む"四季盤"が好きだ。音楽を通して四季を感じられる、そんな素敵な作品たちを遺してくれた志村さんがずっとずっと大好きだ。
会場はピンクのペンライトで埋めつくされていた。1階部分では最初チラホラ違う色が見えたんだけど、私がいた2階席は本当に真っピンクで感動した。(その後1階もピンクに染まった。団結力。)
・続く「東京」。この曲の時だったかと思うんだけれども、総くんが上手側へ行き、膝をつきながらギターを弾いていたのがくっっっそ色っぽくて、これはR指定にしなくて大丈夫なんですか???になった。あれを間近で見ていたら倒れていたので2階席で良かった。
・「ミラクルレボリューションNo.9」、最初タイトルを知った時はなんじゃそりゃ?と思ったけど、今思うとこれ以外ピッタリなタイトル無いよなと思う。ミラクルレボリューションだよ、これは(?)。
結構終盤にやるイメージだったから、ここでもうやっちゃうのね?なんだかもったいないね??(めちゃくちゃ楽しいから)と思ったり。
・からの「ブルー」。急に落ち着かせに来ておもろい。会場が青に染まったよ〜。青が大好きな私はテンション上がった。曲のアウトロがライブ毎にちょっと違う気がして、プロってすごいなあと素人は素人らしい感想を抱くのである。
・2度目のMC。
総くん「みんな優しいね〜。『桜の季節』の時はピンク、『ブルー』の時は青でペンライトが揃ってて…。"ひとつになろうぜー!"って言わなくてもひとつになってるね!」
このタイミングだったか忘れてしまったのだけれど、かとをさんが話していた志村さんとのエピソードがとてもとても良かった。2人はバンド内唯一の同級生だから、学生みたいなみたいなノリで週刊漫画の貸し借りをしたり、ライブ中水分を極限まで控えてライブ後にビールをグッと飲むという酒カスムーブをかましたり、聞いててほっこりするような話だった。
総くん「嬉しい、楽しいだけじゃなくて、悲しいとか寂しいとか侘しいとか切ないとか…そういう感情を感じられるのが生きるってことだと思うんです。」
私はなんでもかんでも前向きな曲よりかは、"そうだよね、大変だよね"みたいな感じで、寄り添ってくれるような曲が好きで、フジファブリックの曲はそういう曲が多いから救われるんだよなあと、上記の総くんの言葉を聞きながら考えていた。
・そんなMCの流れで演奏された「月見草」。
"人生は 嗚呼どうして こんなにこんなに 淋しさを連れる"
生きていればそんな日なんてざらにある。
・「音楽」、初めて聴いた時にすごく生々しく感じた曲。総くんの頭の中を覗いたかのような。
私も"届けたい人"の一部になれているだろうか。
・「音の庭」のアコギの音が好き。前にも綴った気がするけれど、みんなのうた繋がりで「月のワルツ」のようで好き。歌詞の中にもワルツが登場するのが良い。狙って…はないよな…?
・ROCK or LIVE!で聴いて、その気持ち悪さ(褒めてる)にガッツポーズが出た「KARAKURI」。やっっっぱり気持ち悪い(最大級の褒め言葉)。
アルバムの構成が、この曲から始まって「ショウ・タイム」で終わるの、最高!ってずっと思ってる。
・「バタアシParty Night」を最近割と聴ける(気がする)の、嬉しい。昨年の今頃は本格的なダンサー出てきたっけなって思い出した。(解散が惜しいですな)
・「Feverman」はもはや有酸素運動です(?)。
皆が頭を空っぽにして踊り狂う姿は、圧巻である。
・「星降る夜になったら」、ペンライトが星空のように輝く会場にピッタリな曲だった。
・アルバムタイトルにもなっている「Portrait」。
フジファブリックにとっての"青春"を詰め込んだ曲だと色々な媒体で語られていたけれど、青春最高〜!いぇーい☆って感じではなく、ゆっくりなテンポで語りかけるように歌っているあたりが、フジファブリックらしいなと感じる。
青春って、もしかすると1人でできることもあるのだろうけど、誰かと過ごすことで経験できることが多くて、歌詞を読んでも"誰か"を感じるんだよな。
"自分のためだよと 思ったことが いつしか誰かのためになりたいと"
ここの一文が、優しくて温かくて、もしかするとフジファブリックを愛しているファンに向けてくれているのかもしれないな、なんて思ったりもして。
・アンコール1曲目は「若者のすべて」。
総くんが「この20年は、志村くんの曲に導いてもらった20年でもある」と言っていて、いつまでも志村さんのことをメンバーとして大切に思ってくれているその気持ちに毎度毎度泣かされるのだ。
・総くんがいきなり「あっ!」と言うもんだから何かと思ったら
「ダイちゃん!20周年おめでとう!」
「かとをさん!20周年おめでとう!」
「豊夢くん!ありがとう!」
「志村くん!おめでとう!」
と言い始めて。
私はこの時、総くんがたくさんの人に支えられ、愛される理由がここに詰まっていると思った。この人に着いていけば間違いない、とも。
かと思いきや、メンバーとファンの関係性を「持ちつ持たれつ」と言い表してしまう天然さも、私は大好きだ。(あの時会場の空気がポカーンとなったのが、今でも忘れられない。笑)
・最後は「LIFE」で〆。いつものボヤき(笑)もありつつ、気づかずに通り過ぎて戻らない日々にみんなで手を振って、温かい空気を纏ったまま20周年記念ライブは終演したのだった。
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総くんが「ありがとう!」という度に、それを言いたいのはこちらだよ…と思うような、そんな1日でした。重ね重ね、現地で観ることが出来て良かったです。
今まで何度も何度も思ってきたことだけど、フジファブリックと出会えて良かった。それに尽きます。
久しぶりに会うフォロワーさんとお話できたことも含め、多幸感に溢れた1日を過ごすことができましたとさ。