散歩論27,28 壁打ち

仮原稿そのままブッコミですw

最近パフォーマンスだだ落ちっす。

ウェブサイトを参考にすると、壁打ちとは答えのない問いに対して答え を得ようとするもの、であるようです。 (​https://tap-biz.jp/business/business-terms/1031130​)  それは壁のようにレスポンスがない相手に言葉をぶつけたり、ただ自分 の考えを膨らませようとメモ書きしたり、SNSに独り言のように書き込ん だり、そしてスポーツで行う壁打ちのようなものも含まれます。また、も ちろん人のようにレスポンスのある相手に行う壁打ちも含まれるようで す。そして壁打ちのゴールとは答えを得「る」ことではなく答えを得「よ う」とすることなので、自分一人で行う壁打ちでも、他人を使って行う壁 打ちでも、答えを得ることに対する道そのものがゴールなのではないかと 思いました。アリストテレスの言う、「​ 快 楽 は 本 来 、 活 動 に ほ か な ら ず 、 そ れ 自 身 目 的 な の で あ る ​ 」(ニコマコス倫理学より)ということに似ている 気がします。ここで改めて僕の壁打ちの定義をします。それは物事を良い 悪い、正解不正解というような二極化した判断基準でとらえるのではな く、良くも悪くも現状の僕らの(僕の)知識においてこれが最善という道を 見付けることであるということです(イメージで言うと、2次元に見えるモ ノには実は見方を変えたら奥行きがあって3次元だった的な感じです)。  壁打ち力とは、上記の定義に基づいて言い換えると、​ 新 し い 道 を 創 造 す る 力​ となります。


以下補足 壁打ち力を高めるにはどうすればいいのかについて。レスポンスのある相 手に行う壁打ちとレスポンスのない相手に対する壁打ちに分けて考察しま す。レスポンスのある相手に行う壁打ちにおいてよりよい壁打ちとは、二 極化の先に道を創造することなので、相手の考えを否定しないことと相手 に自分の考えを否定されないことことだと考えます。自分が否定しないこ とは意外とすぐできそうです。まず、相手の意見を受け入れてなぜそうい う風に言うのかを考えれば良いのです。では、相手に否定されないとはど
ういうことか。それは相手の言語で話すことです。自分の言葉を相手の経 験や物語、言葉で伝えるということです。そうすることで良い悪いの判断 が取り払われて、両者をかけ算した新しい道に歩みを進めることができる と思います。例えば、僕トマト嫌いなんですけど、健康に良いから食え よ!って言われても絶対に食べません。健康に良いのは知ってるんです。 でも味とにおいがいやなんです。でも甘いものは好きです。そこで、その 僕が甘いものが好きってことを知っていれば、じゃあ、ケチャップなら食 べれるんじゃないかって発想が生まれる気がします。これが相手の言葉や 経験で話して、道を見つけるってことです。  一方、一人の場合は否定されない、が前提ですからそれを否定します。 つまり一人壁打ちは、自分を否定して懐疑的に見て、「なぜ」を追求する と新しい道を見つけることができると思います。  上記のレスポンスのある相手との壁打ち、レスポンスのない相手との壁 打ちに対する考察を通して、他者理解、自己理解に努めることによって壁 打ち力があがると僕は思います。  最後に、自分の世界を広げるための言語力であったり相手の世界に踏み 込む言語力を鍛えること、そしていろんな人と壁打ちをして、最初一人の 世界で生まれた問いに対して二人の言語で抽象化し、そして次に二人の中 で生まれた問い三人の言語で抽象化するという壁打ちを繰り返して一般化 することで自分と万人が納得するような「答え」というものに近づけるの ではないかと、思いました。

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